メガロポリスのレビュー・感想・評価
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ひたすら睡魔との戦い
アメリカの大都市ニューローマでは、貧富の格差が社会問題化していた。新都市メガロポリスの開発を進めようとする天才建築家カエサルは利権に固執する新市長キケロと対立し、さらに・・・そんな話。
全く面白くない。
IMAXで鑑賞したが、IMAXの素晴らしい映像や音は必要ないと感じた。
ストーリーが陳腐。あの服装はいつの時代を想定してだのだろう?古代ローマやギリシャをイメージしてた?
そして、天才建築家カエサル役のアダム・ドライバーがピンと来ない。ベッドシーンも似合ってなかった。
もっとエロくてイケメンな俳優はたくさんいるだろうに。
キケロの娘ジュリア役のナタリー・エマニュエルが魅力的だなぁ、と思ったくらい。
少年に狙撃されるシーンだけはドキッとしたが。
面白くなくて、眠くて眠くて、とにかく合わなかった。
70点ぐらい。全編IMAX画角
難しいな…けっこう(笑)
世界観が…独特(笑)
賛否わかれてるらしいけど、僕は否じゃないです。
でも、面白いとも言い切れない(笑)
微妙だな…(笑)
けっこう退屈で眠くなったし(笑)
終わってから気付いたんだけど、クラッススを演じたのは『真夜中のカーボーイ』のカーボーイだと知って驚いた(笑)
IMAX(レーザー)で観たんですが、画角は最初から最後までIMAX画角でした。
フルサイズのIMAXだと特定のシーンでフルサイズになるらしく、フルサイズのIMAXでも観たいですね。
綺麗に光る物質?が出てきて、それがスゴく印象的だったんだけど、IMAXでもレーザーだったから(4Kで明るいため)綺麗だったのかなと思いました。
レーザーじゃないIMAXだったら、そこまで綺麗じゃないかも…
これから劇場で観る方は参考にして下さい。
セックス、ドラッグ、そしてメガロン
アメリカの大都市ニューローマの新都市メガロポリスを舞台に、革新的な市計画局長カエサルと、保守的な悪徳市長キケロと、その他富を得ようとする輩や貧困層の人たちのドロっとした話。
時間止めた?からのそれに気づいた?と良くわからない始まりから、カエサルとキケロの舌戦となり、なぜかカエサルのもとに12歳がやって来て巻き起こっていく。
VRだか幻視だか良くわからないみえるヤツに、これまた良くわからない新素材メガロンに、やっぱり良くわからないザ・ワールドにとSF要素は結構盛り込まれてはいるものの、それが見せどころに繋がっているかといえばそうでもないし、話しはドロドロだけど実は単純な話しを回りくどくて判り難くしているだけだし。
余計なことしないで普通の現代or近代劇で作った方がよかったんじゃないかなと感じてしまった。
メガロン VS モノリス
怪獣対決ではない。映画人がこぞって描く未来絵図。その象徴がメガロン。主人公の妻が亡くなったことが契機で生み出された万能素材なのだが形も色もなく、イメージしにくい。一方、キューブリックのモノリス(2001年宇宙の旅)。これに触れたことで人類の進化が起こったという説明は受け入れやすく、“謎の黒石板“は半世紀以上前のチープな映像ながら多くの信望者を生み出した。改めてキューブリックのセンスに敬服する。
そしてコッポラの不運というか誤算なのは現政権下、アメリカ国民の25%がキリスト教福音派だということ。彼らは、冗談抜きで教育現場、図書館から“進化論“を排除している。人類の祖は猿に非ずである。従って本作は上映当初から既に多くの指示を失っていることになる。興収面で、もし迎合するならば(あり得ないと思うが)主人公がユートピアを語るくだりの“人類の進化“部分を割愛する必要があるだろう。
都市がニュー“ローマ“、主人公が“カエサル“、そして“キケロ“……のっけからハムレットの台詞。おいおいだいじょぶか〜と学芸会に出てる子供の保護者のような気分。
塩野七生あたりから、ユリウス・カエサルに表記が変わっちゃったけど、英語読みに親しんだ世代としてはやっぱりシーザーだよね。出し物のソビエトCCCPの人工衛星も良いし、シトロエンも実にカッコいい!
ふんだんな予算をジャブジャブ使えてるのは、よーく分かるけど、中盤、退屈です。はい!
後半は、かなわぬ恋の行く末と銀行乗っ取りに収斂するので、ありきたりながらも見易くなりましたー。
シーザーの演説に仮託しているコッポラ。毎回、メインディッシュをタップリ盛り付けてる料理みたいで、辟易させられる。私財をなげうった個人映画なので、タガがはずれてしまうと暴走を招く。やはり配給会社側の規制とか、保険会社のダメ出しはあったほうが……
そして、あの大団円。古い!臭い!なんという凡庸さ! でも、これがやりたかったんだよねー カンヌの初公開時、10分間のスタンディングオベーション! だってぇ、あんびりーばぼー……
アダム・ドライバー目当てで観た
IMAX視聴。古代ローマ風の陰謀劇と現代アメリカ(ニューヨーク)の状況が二重写しになったストーリーは難解…というより破綻気味?かなり眠気に襲われながら観たので見逃した可能性もあるが、ヒロインの出生あたりの伏線が途中で消失してる?今時アイリスアウトはともかく、悪役陣が勝手に潰しあって何故かハッピーエンドぽくなるオチも首を捻る。半面、壮大な都市風景と役者の演技は一貫して素晴らしい。常にぼんやり輝いているような画面と、衒学味溢れる引用の数々は、ちょっと押井守「イノセンス」を思い起こしたりも。
ゴッドファーザーの美しさも地獄の黙示録の熱さもない
公開初日の朝9時の回を鑑賞。つまり日本で最初の上映に立ち会ったのだが、客の入りは2割。その程度の期待度、その程度の感想だった。
見せ場はどこ?登場人物達の長々とした哲学的な演説か?眠くなる。それに主人公の時を止めると言う超能力が結局どこにも繋がらない。
ジョンボイトとダスティン・ホフマンの無駄使い。それ以上に1億ドルと40年間が無駄だったか。
シトロエンDSは時を超えて美しい
映画評論家の松崎健夫氏が「莫大な私財を投げ打って作られた壮大なインディペンデント映画」と表現していて、この説明がとても腑に落ちた。
コッポラ監督、もう80過ぎて富も借金もあの世には持ってけないんだからやりたいことをやり切ったモンが勝ちですよ。商業的成功なんてどうでもいいでしょ。
しかしシトロエンDS(主人公の愛車)ってホント絵になる美しいクルマだなあ。とても70年前に世に出たとは思えん。
良くも悪くも
コッポラ監督らしいやりたい事をやりきった感がある超大作。ストーリーは破綻しコロシアムの見世物シーンがやたらと長くダラダラ。ローマ帝国とアメリカの今を重ね合わせた寓話とある様にリアルさはハナから放棄し監督のメッセージだけはクライマックスがあるのかどうかラストに凝縮。
説教臭さは無いので、自分はコッポラ監督を観に来たんだと思えばワイナリーの権利まで売り払ってしまった超大作を観る贅沢さを味わう楽しい時間。
壮大な自主映画
世紀の大駄作となるのか??(あたしは好き💜)
先行上映でかなり酷評されてる本作が本日の公開以降どんな風に化けるのか、化けるまでに何年も要するのか、それとも結局化けないまんま巨匠の駄作のレッテルを貼られて終わるのか、そこが一番知りたいところ🌀
“パフォーマンス付き”かつコッポラワインを振る舞う先行上映にて観賞。映画は好きだった。でもあたしの頭では一度では消化し切れない。アレコレとっ散らかってる中でも感覚的には腹落ちみたいなものはある。それが監督の意図と合ってるのかはわからないけど。
以下、感じたことの羅列。
(雑感)
・いずれこの世を去る(←すぐにとは言ってない)コッポラ御大の『遺言状』みたいな印象を受けた本作。
・人類の本質の普遍性と、便利な時代の副産物としてヒトの怠惰性の助長、それをわかりやすく描くための“性”を利用して表現してるように感じた。
・去りゆく自分のメッセージとして今の世を憂いながらも、次世代・次次世代に『頑張れよ!若者たち!!』といった励まし。
・アダム・ドライバーはコッポラ自身の苦悩と喜びのメタファー、かな。(←でも個人的にはアダム・ドライバーがミスキャストに感じてしまった……)
とにかくもう一回観てさらに何か感じられるのか試したい!それにしても公開日から上映回数やら時間帯やら厳しい仕打ちを受けてるなー💦💦💦こんなんでお替り行けるのかしら😅
そして例の“パフォーマンス付き”と謳われた演出はコッポラが考える映画のあるべき形(らしい)を試験的に取り入れた“ライブインタールード”と呼ばれるもの。
それ自体がどーこーというよりも事前のアナウンス不足によってみんな『???』となってしまってた気が……。とゎいぇ公開後には絶対にできない貴重な体験をさせて頂きました💜
破綻した物語と美しいショット。
ギルデッド・エイジのニューヨークを思わせる巨大都市ニューローマ。格差の拡大、ポピュリスト政治家の跳梁と道徳の退廃で、誰もが行き詰まりを感じている鋼鉄の摩天楼。天才技術者カエサル・カタリナ(アダム・ドライバー)は自ら発見した超物質メガロドンを使って新たな再開発をもくろむが、腐敗した市長キケロの陰謀にまきこまれてゆく。
『ブレードランナー』風の近未来SFらしいガジェットと空想を期待すると、肩透かしをくらうはず。キャメロンやノーランの映画をみなれた今の観客には、どうってことありません。というかほとんど現実のマンハッタンそのものだし。
溜息の出るような美しいショットは、いくつかあるにはあります。でも話が混乱しすぎていて、あるいは現実のアメリカ政治の悲惨がコッポラの想像力を上回っていて、とくに面白くはないですね。
だけどあくまで「どうってことない凡作」であって、いまのアメリカで酷評されているほど駄作とも思えません。あれは「文明の退廃を防ぐのは人間性への信頼が必要」というメッセージが、今のアメリカ人には忌々しいんですね。トランプの何を信頼するんだよ、ハリウッドで勝手な夢を描いてんじゃねえ、という。その点では『シビル・ウォー』とかよりも今のアメリカを反映した映画ではあります。
ひと言でまとめるなら「コッポラ御乱心」かな 創作意欲だけは衰えてな...
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