メガロポリスのレビュー・感想・評価
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メガロン
最早、過去の人
あかん奴ですわ
予備知識0で何となくSFっぽいって感じで鑑賞→結果:大失敗。
天才建築家カエサル何とかは大富豪で銀行家の叔父の後ろ盾の元、ニューローマ市を(よくわからんw)画期的な物質メガロン?(メガロドン?)だかで理想郷建設の野心を抱いていたが、件の富豪叔父の不詳の息子?だか孫だかと、レディガガのバッタ物みたいな富豪叔父の財産目当ての新妻ワオwwの策謀なんだか事故なんだかよくわからん騒動の結果に暗殺未遂されーの敵対者キケロ市長の美人娘とネンゴロになって子供を作り、メガロン製のユートピアで大団円って話でした。
兎に角漂うB級臭に鼻がもげそうで何度帰ろうと思った事か。。。
キケロの娘が南ア歌手のtylaに似てて美人だったなー位しか褒めるところありませんでした。
コッポラの新作は傑作だった‼︎
これはまさかのフランシス・フォード・コッポラの新作。遺作になるのではと思わずにはいられないコッポラの新作。
傑作と言える作品であることに安堵した。
今年のベストの一本だと言えることに安堵した。
1980年代から40年をかけて構想したというSF叙事詩。アメリカをローマ帝国に見立て、ニューヨークの如き大都市ニューローマを舞台に、アダム・ドライバー演じる天才建築家カエサルが理想の新都市メガロポリスを開発せんとする。
ここにあるのは希望。
未来に対する希望を謳うコッポラもまた良し。
大好きだった。
女性陣のお二人、ナタリー・エマニュエルとオーブリー・プラザも最高に魅力的だった。
そしてジョン・ヴォイトとダスティン・ホフマンの真夜中のカーボーイコンビの共演にはやはりグッとくる。
"僕の考えた最強の映画"
映画少年の考えた"僕の考えた最強の映画"だった。少年だから、採算なんて考えてない。やりたいことをやりまくってる。愛、政治、家族、謀略。人間には未来があって、希望に満ちてるということ。僕らが生まれたときには失われていた大事なことをこの映画は強く訴えてくれた。震えたし、感動した。同世代の人に観てほしい。
これをIMAX-GT劇場で観れたことを私は誇りに思う。
コッポラ監督は本当に映画史に残すべき作品を残した。
ただし、個人的には同調できない側面もあった。映画には関係ないのだが、この物語に通底する、"問題を提起するのは優れた我々の使命だ。他の多くの優れていない人たちが実際にどう行動するか決めたらよろしい"。という態度は気に食わない。傲慢であり、怠惰だ。そこが気に食わないことはこの作品の評価には何の関係もないのだが。
試写会のワインも美味しかった。
コッポラさんは歳を老うごとに哲学者より
アダムドライバーさんの演技が凄い。彼のマクベスなら映画で観たいと思いました。終盤の選挙演説はちょっと
感動しました。
ストーリーは政権争い、最後は愛、調和で赤ちゃんが出てきて未来という感じ。
観る側の知識や思考を意識されて製作されてるのかなと感じます。ギリシャ神話の神様の像が印象的です。
いろいろ考えさせられるのもあります。
ワイスピのナタリーエマニュエルさんが素敵です。
悪役ですがトランスフォーマーのシャイアラブーフさんも出ていてそれがまた凄い!(マキシーンのミアゴスさんの夫)
ジョンヴォイドさんとかダスティーホフマスさんとか
タリアシャイアさん(ロッキーのエイドリアン)とか
シニア凄い!
凄いお年寄りパワーあります!
「時よ、止まれ!」とは「創造を、しよう!」ではないか、コッポラ渾身の作品に込められた想い
あくまでも「傑作」を凌駕する質!です。
コッポラの愛、寛容、宿命、、、そして死さえをも込めた入魂の作品です!
決して難解ではありません。
理解しようとするから、そうなるのであって、「映画」を感じようとすると自然にすんなりと「物語」さえもが、すっと「心」に入ってきます。
この作品に感動して、エンディング後に秘めやかに「拍手」してしまいました。
コッポラの表現する「時」とは、
「創造」に打ち込むと「時が消える」ということではないか?と感じました。
「時よ、止まれ」とは、
「創作を、しよう」という意味ではないか、と穿った見方をしてしまいます。
コッポラのメッセージ、
「すべての人々に、長い命を、教育を、正義を」それらを享受するのは当然のことなんだよ、と。
僕は、そのように受け取りました。
先週、IMAX で「地獄の黙示録 ファイナル・カット」を観ましたが、、、
少なくとも僕は「メガロポリス」は「地獄の黙示録」以上のクオリティであり、「ゴッドファーザー1.2.」の次に好きです。
コッポラに感謝の念しかありません。
ただ作品の時間が2時間少ししかないのが残念!です。もっと長く「メガロポリス」の世界にいたかった、、、です。
改めてクリント・イーストウッドの偉大さを想う
構想から40年を経て86歳のコッポラが1億2000万ドルという私財を投げうって撮った壮大なるインディペンデント映画、美術スタッフが次々と解雇され「毎日毎日列車事故が起きているのを見ているようだった」という現場スタッフのコメントを読んでしまったらもう観たくてしょうがなくなってしまったのだからキネ旬の罪は重い。昨年9月に公開して全世界での興行収入がわずか1400万ドルと大コケした事実を承知で観に行ったのがやはりバカであった。「ジャンル映画へのアンチテーゼ」「時間を止められるのが芸術家」とかなんとかもっともらしいことを言っていたのでゴダール系の難しさを覚悟していったのだがそれすらも裏切られ、明らかに娯楽作を志向するとても分かりやすいドラマで適役のシャイア・ラブーフもすごく良いのだがそもそも構成(脚本)がなっておらず、決して芸術的でもなんでもなくて演出・編集が下手なことが原因で面白くならなかった失敗作なのだ。いいかげん老害を巨匠という紋切り型の枕詞で覆い隠すのはやめていただきたい。良いカットが多いので予告編を見るとすごく面白そうなのだがこれは詐欺、本編を見てもそのまんまでなにより主人公の「時を止められる能力」に期待させながら、それを全く使わない構成にがっかり。唯一、ポスターにもなっている設計士のアダム・ドライバーがT定規をライトセーバーのように振りかざすカットだけが良かった。
結果的には面白かったけど…
最後まで観たら結果としては面白かったけど
最後まで観るのがダルい(笑)
起伏が無さ過ぎる
監督がエンタメとか商業的な事をあまり考慮せず
やりたい事やった結果なんだろうな
愛憎劇か
権力闘争か
新技術を巡る陰謀と最愛の人の死の真相か
そのどれかをもっとメインに持って来たらもう少しわかりやすく万人受けする感じになったと思うんだけど
全部入れてる上に
こっちの教養を試してるかのような
わかるようでわからないセリフの数々
特に序盤は結構つらかった
要素をてんこ盛りにした結果薄まった各ドラマというか描写ももっとちゃんとして欲しかった
結局メガロンってなんやねん!
そもそも劇中でどれだけの年数過ぎてるのかもわからん
子供出来て産まれてるから一年は経ってんだよな?
映像はスタイリッシュなんだけど
珍しく私の鼻にはつかなかったな
予備知識0者の感想。
結果、途中退席しました。
終わり30分前くらいで・・・
本当は「28年後」を観に行こうと思ったんですが、
「28年後」のIMAX上映は無く、この作品が目に止まったので、
主演アダム・ドライバーで監督がフランシス・フォード・コッポラでタイトルが、なんか
とても仰々しい「メガロポリス」でIMAX上映と云う事で期待して観ました。
なんにも特筆すべき事が無く、起伏の無いストーリーが淡々と進みます。
あくまで現代の世界を架空の設定の世界に置き換えているだけなので、映像も
コレと云った面白さも皆無で、主人公が大した意味も無く、時間を止めたりしますが
何にも面白く無いので睡魔との戦いで、とても苦痛で「ウルヴァリン:SAMURAI」以来の
久し振りの途中退場・・・
The Legend
コッポラ監督が私財ぶち込んで作ったとんでもない作品。
チャレンジを続ける巨匠には頭が上がりません。
本国の評判は散々ですが、巨匠の作品をリアルタイムで触れれてない世代なのでそこんとこ感じるものが違うんじゃないかなという淡い希望を抱いて鑑賞。
肝心の内容はコッポラ監督が伝えたいメッセージ、やりたい映像表現を全部詰めでやっちゃってるので、中身はかなーり破綻していたかなと思いました。
映像面はド派手でギンギラギンなぐらい光り輝いてはいるんですが、凄い!とかカッコいい!とかよりもなんか古臭くない?となってしまうのが残念でした。
建物ガンガンぶっ壊してみたり、メガロポリスはコッポラ監督が描いた未来予想図が映像化されてんなーとは思ったのですが、セリフの引用が映画から書籍までとてつもなく多く、しかも見事なまでに触れてないやつばっかりだったので、深読みができるほど詳しくなかったのが残念です。
全体的にキャラクターの職業以外の立ち回りが謎すぎてうまいこと飲み込めず、それでいて結構なキャラクターが出入りしてはスケベェになっていたりとで、彼ら彼女らにメッセージをあてがってるだけでキャラクターの良さがどうしても見えてこなかったです。
コッポラ監督自身、マーベル映画の作りについての批判だったりはしているので思うところが沢山あった中でかつての構想に自分の考えをぶつけているので、盛大な物語を作りたいのか、内輪のメッセージを放ちたいのか、そこんとこがどっちつかずになってしまっていたかなとは思いました。
最終的にはハッピーエンドへつながっていくのですが、怒涛の勢いで3分割の映像で物事を進めていき、次世代へバトンを受け渡して時を止めたれ〜!という突っ走った感じについていけるかどうかで最後の解釈も変わってくるんだろうなと思いました。
自分はしっかり振り落とされました。
まぁコッポラ監督のやりたい事をやり切ったというところでは映画人として幸せだろうなとは思いました。
奮起してまた次回作を撮ってくれたらしっかり観にいくと思います。
鑑賞日 6/23
鑑賞時間 12:10〜14:30
こてんぱんに、こっぽらった
いやはや、こてんぱんに
こっぽらった!!
「こっぽら」とは
自腹で無茶することだって。
さすが『アウトサイダー』
こっぽらでゴージャスなイメージの洪水に
脳も心も溢れてしまう
まさに、映画館的大画面で体感すべき
豪華ケンラン作品
神妙に考えるのではなく、
皮膚感覚で感じるように味わう映画
考えるな、
感じろっ てか
時よ止まれ、
いや、淀みなく流れろっ てか
追伸、ここで、
コッポラInstagramのコメントを紹介します。
「『メガロポリス』がこれほど多くの重要なカテゴリーでラジー賞を受賞したこと、そして私自身が最低監督賞、最低脚本賞、最低作品賞にノミネートされたことを誇りに思います。今の映画界では、流行に逆らう勇気を持つ者はごくわずかだから!」
さらに続けて、
「今の荒廃した世界では、芸術が点数化されています。若き才能が無限に存在するにもかかわらずリスクを恐れるあまり50年後には誰も覚えていないような映画ばかり作ってしまう。そんなこの業界の腰抜けルールに従わないことを選びました」
ひゃっほぉ〜
追伸2、
アップリンク吉祥寺でもまだ上映してますねぇ
ある意味、海賊・浅井隆さん、
お客さん入らなくても
ふんばって上映するんだろうなぁ ^_^
追伸3、
東京地区での最後の上映館は
アップリンク吉祥寺に。
いつまでやるのかっ
さすが、アップリンク!
追伸4(2025年7月25日)
とうとう東京での上映が全て終了しました。
現在、関東では千葉県柏市の
キネマ旬報シアターのみとなります。
追伸5(2025.7.28)
全国での上映はほぼ終了。
唯一、宮崎県の宮崎キネマ館で上映中。
宮崎のみなさん、これが最後のチャンスですっ
追伸6(2025.8.5)
おっと宮崎県は終了し、
佐賀県のシアター・シエマ等で現在上映中
「人間が直視できないものは太陽と自分の魂」
フランシス・フォード・コッポラが私財を投じ、40年越しに完成させた本作は、“純度の低いドラッグ”のような作品である。ヴィジョンの奔流と音の洪水に押し流されながら、観客はカオスと秩序の狭間に立たされる。だがその混沌の中に思想の核があるかというと、残念ながらそうではない。
物語は、崩壊しつつあるアメリカ社会を古代ローマ帝国の終末になぞらえて描こうとするが、その視座は凡庸で、既視感に溢れている。国家の衰退を「モラルの低下」や「移民の流入」といった要因に還元しつつ、そこからの再生を「新素材メガロンによる新制度=メガロポリスの建設」で乗り越えようとする構図は、皮肉にも物質主義によって物質主義を克服しようとする倒錯を示している。
主人公カエサルが語る「人間が直視できないものは太陽と自分の魂」という台詞が印象的だが、作品自体はその“魂の直視”を深めることなく、むしろ回避するように愛と救済の物語へと逸れていく。映像は圧倒的であるが、それが何を語っているのかが曖昧なまま終盤に突入し、和解と赦しによってまとめ上げる展開は、構造としての破綻すら感じさせる。
コッポラの野心とヴィジョンは確かに巨大だった。しかしそれが語るべき問いに届かなかった以上、本作は思想の不在を豪華な映像で覆い尽くした空洞の巨像として記憶されるかもしれない。
IMAXで鑑賞
55点
とにかく壮大
コッポラ監督がどうしても撮りたかった映画。
ジャンル何になるんやろ?
近未来のような過去のような美しい映像に、人間ドラマ、政治、SF、歴史全部含まれてる感じ。
このメガロポリスは、映画というかコッポラ監督が目指してる世界なんやろなと。
ぶっちゃけ面白いとか面白くないとかどうでもいいぐらいすごかった。
凡人が評価したらあかんのかなと。
IMAXで観て大正解!
俳優陣もやばかった。
アダムドライバーは相変わらずかっこええし、ナタリーエマニュエル美しすぎた。
最近ジャンカルロエスポジードですぎちゃう?
この人どの演技も凄すぎてやばい。モーガンフリーマン悪役版って感じ。
存在感半端なくて最近めっちゃ好きやわ。
寓話感が足りなかったかな
映画史に残る古典、「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」で知られる名匠フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作でした。今年で御年86歳。クリント・イーストウッドと並ぶ、まさに“生ける伝説”による作品ということで、大きな期待を抱いて鑑賞に臨みました。
しかしながら、そのストーリーはあまりに独創的で、凡人の私には到底理解が及びませんでした。
物語の舞台は、未来のニューヨーク――もとい「ニューローマ」。カエサル、キケロ、クラッススといった古代ローマの政治家たちの名を冠した登場人物たちが、まるで古代ローマを彷彿とさせる“政争”を繰り広げます。極端な貧富の格差、富裕層による卑俗な権力闘争といった現代社会の病理を描いた、いわば「FABLE(寓話)」という体裁の作品でした。
テーマとしては非常に興味深く、個人的にも好みのジャンルでしたが、物語や演出が直截的過ぎる印象で、“寓話”としての含蓄や奥行きを感じられなかった点が惜しまれました。
また、舞台となった「ニューローマ」の都市映像も、どこか平板でチープな印象を受け、未来都市としての説得力に乏しく、IMAXで鑑賞した意義を見出せない出来映えでした。俳優陣の演技についてはさすがと言えるものでしたが、最後はハッピーエンドでまとめられており、鑑賞後に心に残る余韻や象徴性も薄く、寓話としての力強さにも欠けていたように思われました。
そんな訳で、本作の評価は★3.2とします。
監督の憂いが前面に感じられた。
正直これはコッポラ監督が見てきたアメリカの上流社会を転換してこれからの未来に期待しつつも憂いている作品に感じる。私財を投げ売っているからには、言いたい事を前面に入れすぎたため、どこか説教くさい親父作品になってしまったようにも見えた。
でも、僕は好きですよ。飽きずに最後まで観れましたし、自分も同じような想いを抱いてます。ただ、自分なんかは下層階級の人間だし、見る人もほとんど庶民だから、こう言う世界があるのはわかるが、感情が入り込めるわけはないよね。コッポラ監督もこういう上流階級の人々のいざこざを散々見てきて、しかも大迷惑を掛けられたから、作った作品に見えた。
これは、逆にSFにしないで、ゴッドファーザーのように実録的に作れば評価も高かったんじゃないのかなぁ?そうすると、どっかの組織に殺されちゃうのかなぁ?
なんとなく、黒澤監督の「夢」を観た時の後味にも似ている気がして、そっちの影響も実はあるんじゃないのかぁと邪推している。
ラストの赤ちゃんに全面的に未来を託すのは、正直良くないなと思いました。未来に希望というのはいいけど、こんな世界にしたのは、ここまで生きてきた僕達であって、そこは僕らが責任を取らないと行けない結末にしないとならないのではないでしょうか。
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けれどストーリー展開があまりにも不親切で感情移入できず。
あの流れから、いきなりラストのメッセージはあまりに無理がある。
創りたいビジョンと伝えたいメッセージがあるのはわかるが、あまりに性急ではないでしょうか。
ローマになぞらえた現代のニューヨークの退廃ぶりに我慢ならず、今しかないとばかりに製作したのでは。
その有様は、まさにローマ史劇のようでしたが、今、ローマ史劇?古臭く感じる。
コロシアムや支配階級の人間模様などは「グラディエイター」を観たばかりなので、既視感ばかり感じてしまい、特段印象には残らない。
未来都市の光景も、もはや単なるCGにしか見えず、感動できない。
豪華なはずのキャストも、今一つ心に響かず。
莫大な製作費はちゃんと有効に使われたのだろうか。
繰り返しますが、気持ちはわかります。
嫌いにはなれませんが、いかんせん不親切な脚本、古臭い史劇風の表現、斬新に感じられないCGビジュアルなどに乗れず残念でした。
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