劇場公開日 2025年2月28日

ANORA アノーラのレビュー・感想・評価

全465件中、261~280件目を表示

3.5親の財で生き

2025年3月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

親の目の届く範囲でしか生きられない若者と
曲がりなりにも自らの力で生きる範囲を広げ成長する
少女の始まりと終わりを見せる映画

キャッチコピー的には
現代版シンデレラストーリーとその破滅的物語だそう
だが

僕にとっては、陰陽リアリティドラマを
観たような気がした。

ついでに言うと、恋愛のジャッジポイントの
男女比もw

と言いつつ裏にあるテーマは
米露実態レポートだな。であった。

米国のシリコンバレーの隆盛は露に一部根元があり
ロシア抜きにはGAFAMも成り立たない。と言うことだ◎

そこ見誤っちゃ〜これからの世界見誤るよね。と

ポルノ要素で画期的とも言える映画は色んなものを発射

したね〜w

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tomokuni0714

4.0現実を見据えたシビアさ

2025年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

 ストリップダンサーがロシア人の御曹司と恋に落ちるシンデレラ・ストーリーと思いきや、さにあらず。相手の男イヴァンは裕福な両親に甘やかされた放蕩息子で、この交際は破綻の危機を迎えていく。

 アノーラとイヴァンが親密になっていく序盤から小気味いいリズムで進み飽きさせない。ただ、世間知らずなお坊ちゃんイヴァンが余りにも軽薄過ぎて、この交際が上手くいかないことは火を見るよりも明らか。アノーラの想いとは裏腹に、厳しい現実が彼女の前に立ちふさがることになる。

 身分の差によって引き裂かれるメロドラマというお馴染みのストーリーだが、本作はヒロイン=ストリップダンサーという設定にしたところがミソだと思う。そこには、昨今のアメリカ映画の潮流とも言える、女性に対する性的搾取という問題が垣間見える。

 例えば、昨年観た「哀れなるものたち」は、エマ・ストーンが娼婦に身を落とし、そこから自らの人生を見出していく物語だった。あるいは、「プロミシング・ヤング・ウーマン」はキャリー・マリガンが下衆なナンパ男に報復していくという物語だった。実話の映画化「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」や「スキャンダル」という作品もあった。

 これらに共通するのは、性的に虐げられてきた女性が男根主義社会に反撃をくらわすというジェンダー平等の提言である。
 本作のアノーラもセックスワーカーであり、男性客に性的な奉仕をして生活をしている。そういう意味では、一連の作品に共通するヒロイン像と言える。ただ、本作がこれまでの作品と違うのはその描き方である。

 これまでなら自分を虐げてきた周囲を見返すような反撃が描かれていただろう。しかし、本作は極めて現実主義的でシビアな展開に終始するのだ。
 確かにアノーラはイヴァンの両親が差し向けたお目付け役に反抗して見せるが、所詮は非力な女性である。腕力では男たちに到底かなわず、彼等の前では屈するしかない。特に中盤、彼等に軟禁されるシーンは印象に残る。彼女は大声で「レイプ!」と連呼する。しかし、その声は屈強な男たちによってかき消されてしまう。
 本作を観ると、先の作品が全てファンタジーのように思えてしまう。

 昔に比べたら確かに女性の地位は向上したと言えるだろう。しかし、現実にはまだアノーラのように身体的、社会的に力の弱い女性がいるということを、この映画は語っているような気がする。昨今の潮流を考えると、こうした厳しい現実を提示して見せた所は本作の大きなトピックではないだろうか。

 製作、監督、脚本、編集はインディーズ界の雄ショーン・ベイカー。一貫して社会の下層に生きる人々を描いてきた俊英である。
 持ち前の軽妙な演出は前半のラスベガスの豪遊シーンや、中盤のドタバタ騒動劇で発揮されている。シリアスとコメディが入り混じるバランス感覚も絶妙で、とりわけラストシーンは秀逸だと思った。

 キャストでは、何と言ってもアノーラを演じたマイキー・マディソンの圧倒的なパフォーマンスに痺れた。フィルモグラフィーを見ると「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」にチョイ役で出演していたらしいが、まったく覚えておらず。今回改めその魅力を確認した次第である。
 劇中では非常にパワフルで快活なのだが、時折見せる憂いに満ちた眼差しが印象に残る。セックスとゲームしか頭にないイヴァンを見る目に彼女の不安が透けて見える。彼女自身、この関係が長く続かないと、心のどこかで予感していたのではないだろうか。

 また、イヴァンのお目付け役の一人イゴールを演じたユーリー・ボリソフは、本作で最も好感を持てた俳優である。彼は「コンパートメントNo.6」でも似たようなキャラを演じており、そちらでも好印象だった。

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ありの

3.5“希望”ではないが“絶望”でもない

2025年3月6日
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鑑賞方法:映画館

今年はNHKBSで第97回アカデミー賞が放送されていたので録画してからざっと眺めたら、本作が作品、監督、主演女優、脚本、編集の5部門も受賞していたので、早速近所のシネコンに見に行きました。
まず久々にアカデミー賞を見ましたが(流して見ただけですが…)、昔と雰囲気が変わっていて時代の流れを感じました。
一番驚いたのはBLACKPINKのリサが出ていた事でしょうかね(笑)
まあ何にしろ昔の華やかなお祭り騒ぎ感がノミネート作品の地味さからかあまり感じられませんでしたね。
とにかく(まだどの作品も見ていないのであくまでもイメージですが)“アメリカ人万歳”的な感覚はほぼ無くなりつつあり、ノミネート作品も他の海外国際映画祭の様な作品が並び、エンタテイメントよりもアート寄りの作品が多くなっていたように感じられました。

で、本作も見終えて深さは感じられましたが、今までのアカデミー賞向きでは無い様な気もしました。これも時の流れなのでしょうね。

とりあえず本作の感想ですが、まず物語に登場する誰一人にも感情移入はおろか、親近感のわく人物像を全く配置させない事から現代性を感じてしまう。
主人公は性産業を生業にしている女性がであり、後はロシア系の財閥とその御曹司とそれに使える神父やら用心棒やら取り巻き達。
なので、前半部の欧米映画によくある超リッチな豪邸のパーティーやら自堕落で享楽的な(店内などの室内シーンばかりの)映像には生理的に見ているのが本当にしんどかったのですが、後半からの屋外に出てからが急に面白くなり出しました。

これは私の推測ですが、本作の主人公の名前のアニーは、ひょっとしたらミュージカル『アニー』からの、真逆のパロディでありメッセージなのかも知れないという気がしました。
本作はある種の“恋愛映画”でもある訳ですが、『プリティ・ウーマン』(娼婦と金持ち)や『アニー』(孤児と金持ち)の様なシンデレラストーリーやアメリカンドリームでもなく、決してハッピーエンドでもなく、職業や生い立ち(環境)からくる気質の美化も見せない。
ただあるのは人間の身勝手さと欲望と自堕落さであり、それを生々しいまでに描きながらも、時折見せるアニーの冷めた眼差しであったり、後半から出てくるある人物の持って生まれた様な(優しさなのか?)紳士性であったり、そうしたディテールの積み重ねがあのラストシーンへと繋がり、決して“希望”ではないが“絶望”でもないという現在(現実)性を感じさせてくれる作品でした。

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シューテツ

3.0コンパートメント症候群

2025年3月6日
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単純

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Nick

3.5その後の2人を想像してみる

2025年3月6日
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泣ける

興奮

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ガンビー

3.5いまだに身分の差?-こんなに笑える作品だったとは!

2025年3月5日
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Tofu

5.0バイオレンスではない暴力

2025年3月5日
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2024年。ショーン・ベイカー監督。ニューヨークで夜の性産業に従事する女性は、ロシアからやってきた若い客に見初められて自宅に招かれると、とんでもない豪邸に住んでいることがわかる。一週間の専属契約の後でプロポーズされるが、やがてその男の親に雇われた男たちがやってきて、、、という話。
「そこに愛はあるのか」という恋愛映画の永遠の主題が、あからさまな性と金の問題として描かれる。筋だけ追えば「主人公が疑いながらも得ていると思っていた愛らしきものが最初から幻だったことがわかる悲劇」ということになる。最初からある性的な格差(男と女)と資本力的な格差(富豪と夜の女)は愛の力では超えられなかった(この愛の疑わしさは当初からわかっているのだが)、ということだ。
しかしこれは喜劇でもある。男の親から派遣されてくるこわもての男たちは銃を持ってないし、人を殴らない。この映画で人を殴るのは主人公をはじめとする女性たちだけだ。悲劇をもたらす力であるはずの富豪一族、特に母親も最後の最後で主人公の女性に痛快にやられている。こわいおにーちゃんたちが女性をめぐってあたふたし、鼻を骨折してゲロをはく様子や、権威的な母親がやり返されて痛いしっぺ返しを食らう様子は単純に笑える。力の転倒の喜劇。悲劇と喜劇が上手にブレンドされた映画はたいてい面白いから、この映画も面白いのは当然だ。
それでもやはり、これは「暴力」の映画だ。こわもての男たちのうちのバイオレンス担当の男は、主人公の女性に「底辺に生きる者同士の連帯」のようなものを示し続けている。その男を忌み嫌っていた女性は最後に男のまごころに触れたおもいになった時、性的な行為で感謝を示すことしかできない(これが新たな愛の認識だと純粋なラブストーリーになるところう。この作品においては、あくまでも男の思いは共感的同情的なものであり、女性の思いは感謝だろう)。女性には性的に搾取される貧しい人間の行動規範が身についてしまっているのだ。これが人間に振るわれる最悪の暴力でなくてなんなのか。最後の涙は身につまされる。

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文字読み

5.0罵倒は本質を現す

2025年3月5日
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なるほど、主人公始め、登場人物達のせりふ、テレビならピーのセリフ、がこの作品のBGM だったんですね。BGMが無いのが納得しました。
ラスト、その物は、所有者では無く、誰が、どの時に依って、効力を発揮する物、ですね。

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ホモ・サピエンス

2.5つまらなくはないが面白くもない

2025年3月5日
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第97回アカデミー賞では作品賞や監督賞、主演女優賞など5部門を受賞。
ストリップダンサーのロシア系アメリカ人アノーラがロシア人の御曹司イヴァンと知り合い期間限定の付き合いを契約しラスベガスで衝動的にノリで結婚。その後のイヴァンのボディーガードや両親を巻き込んでの結婚を破棄させるまでのドタバタ劇です。
ストーリー自体はコメディ要素もありますが、R18+ですので演技が妙にリアルで生々しい。
冷徹なイメージのロシア人達の慌てぶりをアメリカ映画としてエネルギッシュに描いているのですが問題はこの主人公二人の行動に全く共感できずラストも微妙でなんとも言えず。
印象には残りますがアカデミー賞の作品賞受賞が個人的には疑問でした。
おススメ度は普通のやや下です。

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Yoji

5.0ビッチなシンデレラ。面白くて、切ない!

2025年3月5日
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ドラゴンミズホ

1.0パルムドールとは一体何だったのか・・・

2025年3月5日
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流石に勃った。
しかし、だが・・・ルシアが何?
導入からもうチンケ。
幸運の女神?
あの箱に勤めてる嬢たちは将来的は幸せになれるのだろうか?
どうなるんだろう?と、そればかり考えてた。
何だろう、パラサイトからの流れで、此れを選ぶしかなかったのかオスカー。
もう、この女性俳優さんが、この後の作品で、どんな役をこなすのか、それだけが楽しみ。

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Psycho

3.5アカデミー賞受賞&R18という異色の組み合わせに期待したのですが・・

2025年3月5日
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アカデミー賞受賞&R18という異色の組み合わせに期待したのですが、ハードル上げすぎたようで・・

「現世のシンデレラになる夢が破れた貧しき若き女性に残されたかすかな希望」を色っぽく描いた作品はオスカー会員の胸に響いたのかな?

セックス描写がてんこ盛りで女性客には間口狭いかも・・。

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お抹茶

4.0美人じゃないのに段々彼女の魅力にハマってしまう

2025年3月5日
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泣ける

笑える

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mac-in

4.0前半はラリってて、後半はしんみり。

2025年3月5日
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前半の金持ちの享楽三昧は麻薬でも飲まされたように場面展開もカットも目が回るが、自分では経験できないのでいいもの見せてもらったなと思うが、後半のダメ人間たちがぶつかり合う群像劇は、その中でも何かピュアなところを持っているアノーラとイゴールが愛おしくなる。

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Boncompagno da Tacaoca

3.5観る前にハードル上げすぎたかな・・・。

2025年3月5日
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笑える

興奮

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TSアラヨット

4.0久々納得のアカデミー賞

2025年3月5日
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はい、受賞決定後の鑑賞です。
だからバイアスかかりまくりレビューですみません。
何より主演女優賞おめでとう‼️マイキー・マディソン‼️
貴女なくして作品賞も監督賞もなかっただろう。じゃじゃ馬で愛らしいアノーラを120%演じ切った。もう神宿るじゃじゃ馬。イヴァンが逃げた後の豪邸での大立ち回り、毒義母への胸すく啖呵、ラストの長回しの瞬きを忘れるシーン。この1カットを撮り終えたスタッフは全員、チョモランマを極めた気分だったのではないか。

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くーにー62

4.0以外とコメディ。

2025年3月5日
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金と酒と若さがおバカな2人を勢いつかせたか。後先何も考えて無かったな。そりゃイヴァンの両親怒るよ。
殺し屋っぽい3人が以外と紳士的、大人の余裕ってやつか。さてこの騒動で2人は何を学んだか?

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あらじん

3.5前半、後半でガラリと異なる展開。ラストは意味深

2025年3月5日
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ヤマッチ

4.5なるほどそう来たか

2025年3月5日
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楽しい

興奮

幸せ

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あくび

2.5独断ですが、

2025年3月5日
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mos-a
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