「アニーのこと」ANORA アノーラ ピンボールさんの映画レビュー(感想・評価)
アニーのこと
社会の隅に追いやられて生きる人々を描いてきたショーンベイカー「ANORA アノーラ」中盤のアノーラ&ロシア(アルメニア)三人組の悲惨なドタバタ追跡劇等、映画としては良くできていたし、批判もあるようだけど、アニーの痛みを唯一理解していた人物とアニーのあのシーンは個人的には刺さりました。
ただ、この映画がSWへのエールとして成立しているかどうかは疑問も。そして、プリティウーマンみたいな映画と勘違いされる、例のポスターはやっぱりだめだよね。
ショーン・ベイカーは登場人物を美化することはなく、どうしようもない人たちばかりで、そこはジム・ジャームッシュと同じなんだけど、ショーン・ベイカーの場合は本当にどうしようもなさすぎて、レッドロケットの主人公はさすがにダメだった。
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