「R 18に相応しい」ANORA アノーラ 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
R 18に相応しい
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アカデミー賞受賞とお洒落なポスター、彼女を誘って観に行くと引かれてしまうくらいR18に相応しい前半。
いきなり説教を始めるトロス、鼻が折れて吐くほど気分が悪いのに行く先々で女の子を口説いてるガルニク、サイコ野郎ゲス男がだんだんとカッコよく見えてくるイゴール、アルメニア・トリオが憎めない、愛おしくさえ思えてくる中盤。
降り頻る雪、車内に響くエンジン音と断続的なワイパーの音、どんな美しいメロディや歌詞よりも哀しく胸に残るラスト。
アカデミー賞作品賞に相応しいかどうか、賛否はあるだろうが、賞を狙いにいっているような作品じゃないこういった作品が受賞するのは嬉しいサプライズですね。(近年はアカデミーがサプライズ狙いにいってるみたいですが)
どこまでも応援したくなる魅力的なアノーラを演じたマイキー・マディソンは文句なく主演女優賞に相応しい。
HEAD QUARTERSへ行きてぇー!
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