「美人じゃないのに段々彼女の魅力にハマってしまう」ANORA アノーラ mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
美人じゃないのに段々彼女の魅力にハマってしまう
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アカデミー賞おめでとう!
楽しい映画でした。
出だしのノリのいい映像の編集と音楽で、一気に引き込まれる。
(ちょっと映画「マイアミバイス」の出だしを思い出す)
で、アノーラにとっての夢のような前半の後…。
後半が面白い。前半は映像のノリで引き込まれるけど、後半は、痛いドタバタコントの趣もあり、こちらは話で引き込まれる。
で、ラストにこの監督らしいサプライズが。(見ながら、絶対サプライズがあると思っていたけど、案の定)で、ちょっと深い。
主役のマイキー・マディソンは見ながら誰かに似ているな、と思ったら、後半ダメ亭主を「ヘタレ」と言っていたのを聞いて思い出した。「カーネーション」の尾野真千子だ〜!
パワフルな演技は、尾野真千子を思い出す。で、とても魅力的(美人じゃないのに段々彼女の魅力にハマってしまう。)
それと、今回の助演男優賞にノミネートされたユーリー・ボリソフがいい。で、とてもいいヤツなんです。彼も大好きなキャラでした。
アカデミー賞主演女優賞、脚本賞、編集賞、監督賞は納得だけど、作品賞は別の作品の方が…。
面白かったけど、アカデミー賞の作品賞の作品じゃない思った。
監督賞は、取れてよかった。やはり気になる監督ではある。それにこの監督は編集を自らやっているので、編集とセットだね。この監督の良さは。編集賞も取れて良かった。
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