「お国柄の違い(笑)」ANORA アノーラ 邦画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
お国柄の違い(笑)
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この作品、2024年・第77回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。第97回アカデミー賞では作品、監督、主演女優、助演男優、脚本、編集と6部門にノミネートされている、いわば「名作」の香りがする作品です。が、しかし日本ではR18です。アメリカでは残酷な描写にR指定が付きますが、日本ではエロにR指定が付きます。しかし、正直言えばそれほどエロくなかったし(これは私がもう老人の域に達しているからかもしれませんが)少なくともR15くらいの指定にできなかったのかな?R18はいわば「成人映画」です。R15なら高校生以上は観ることができるわけですし。
映画の内容よりも、まずこのR18というレイテイングに疑問を感じました。
お話の内容は伝統的な「シンデレラストーリー」ですが、変な言い方をすれば「クズはやっぱクズ」っておちだったので、途中から彼女の味方っぽい雰囲気を醸し出しながらも掟には逆らえない屈強な男の一人が言った一言に激しく同意し、この物語が終わって以降は彼とのいい関係が生まれそうな予感もなかなか良かったです。主演を演じたマイキー・マディソンがまだ25歳ってことにも驚いた次第です。
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