「タイトルなし(ネタバレ)」ANORA アノーラ miniさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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初っ端からポルノテイスト満載、バカップルのイチャイチャを長々と見せられた後の、ドタバタバイオレンスと絶妙なユーモアのセンス。この先どうなるのかハラハラをキープさせながら、クライマックスはそこかい!と、まさにジェットコースター・シンデレラストーリー。どの登場人物もどこか憎めない設定も面白く、特にアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたユーリー・ボリソフ演じる朴とつなロシア人が良い(ロシア人俳優のノミネートはミハイル・バルシニコフ以来50年ぶり!)。カンヌ映画祭パルム・ドール受賞は納得。この開放的過ぎる性描写をアカデミー会員がどう捉えるか気になったが、見事、アカデミー賞作品賞、ショーン・ベイカーが監督賞・脚本賞・編集賞、マイキー・マディソンが主演女優賞受賞。兼プロデューサーのベイカーは1度に4つのオスカー獲得という快挙を達成(ウォルト・ディズニーの記録に並んだらしい)。にしても、昨年のエマ・ストーンといい、過激なSEXが主演女優賞への近道なの??
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