「自分らしく生きるとは?」エミリア・ペレス めるさんの映画レビュー(感想・評価)
自分らしく生きるとは?
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悪い意味で主演が話題になってしまった本作。映画に罪はないので鑑賞。
毎日を鬱々と生きる弁護士のリタのもとに麻薬王のマニタスが性適合手術を受けたいと相談をする。数年後再び出会った2人は…というお話。
新しく人生を送りたいと思ったとしてもよほどの強い意志がないと身体を変えても本質は変わらない。エミリアはマニタス時代に強くなければならないと残虐な行為をしてきたわけやけど、心の中ではずっと無理をしていたんやなあ。
見た目が変わってもエミリアの子どもや家族を思う気持ちは変わらなかった。それは父性なのか母性なのか?
人を心から愛し、苦しみから救う。エミリアの求めていた生まれ変わるという願望は最後のシーンで叶えられたんやと実感。ただ、幸せに生きてほしかったよ。過去の代償はあまりにも大きかった。
カルラソフィアも熱演やけど、ゾーイサルダナのほうが目立ってたかな?ゾーイさん、あまり歌うまくない(ごめん)のが逆にこの作品にはマッチしていた。
コッテコテのミュージカルではないので、私みたいにミュージカル作品苦手な人でも割と観やすいと思います!
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かばこさんのコメント
2025年4月9日
自分らしく生きることは、他者との繋がりも含めた自分がすでに得ているものをある程度犠牲にするのは必要悪としてあるものでしょうが、マニタス=エミリアは、それを認めない、すべてを手に入れようとしてすべて失ってしまったようでした。
ノーキッキングさんのコメント
2025年4月9日
めるさんとよく合いますね。嗜好が似てるのかなと、勝手に思ってます。ミュージカル仕立ては要らない気がします。あと、この“女優”どうなんだろう、パパと同じ匂いだし、あのガタイ、太い指!身バレ必至ですよね。