劇場公開日 2025年3月28日

「情熱の国ならでは」エミリア・ペレス 竜さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0情熱の国ならでは

2025年3月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

映画全体を通して見ると、
なんでもありの世界。
日本では考えられないような
ぶっ飛び感満載。

起承転結などお構い無しで、どこに向かうのか着地点が全然見えてこない。
これはお国柄なんだと思った。
つまり、先を見通して何かをする人たちではなく、思いつきや衝動性で行動する人たちだらけだから、激しい人生になるんだろう。

映画を観ながら、タラレバが何度も頭をよぎるのだが。タラレバだらけの日本人が石橋を壊しても前に進まないのと同じく、メキシコやブラジルなど情熱というか先を見通さずに突き進む国も発展は望めないんだろうなと思った。
アメリカも同じくほとんどの人がぶっ飛んでるんだが、一部の天才によって財を築いてるので、国全体としては豊かなんだろう。

そんな訳で、色々な場面で心は揺さぶられてハラハラするのだが、なぜ大切な場面で大切な人には真実を伝えられなかったの?ってことだけが引っ掛かった。

この映画は面白いのに、最後がモヤモヤで終わるのが残念な映画だったなー。

竜