「救いや希望はどこに?」エミリア・ペレス グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
救いや希望はどこに?
私の知ってる範囲だと、メキシコが舞台の映画って、いつも壮絶過ぎて暗澹たる気持ちになる。『ボーダーライン』の残像が強すぎるせいかもしれないけれど、この映画も結構ズッシリと重い。
受刑者は殺し屋ばかりで、万引きとか強盗は軽犯罪なんじゃないか、と勘違いしそうになる。
犯罪組織からの協力を断っただけで誘拐されたり殺されたり、がほとんど日常?
ネットで検索したら、メキシコでは、2022年の殺人事件発生率は10万人当たり約26件。
東京23区の人口が約985万人なので、23区内だけで、年間2,500人ぐらい殺されているというレベル感⁈
私にはそういう環境での日常生活がまったく想像できない。そこそこいい生活をするためには、犯罪組織の幹部クラス(中間管理職)になるか、公務員になって組織関係者から賄賂を貰うとかしか思い付かない。
弁護士のリタだって、初めは何らかの圧力を受けた公権力の下請けみたいな感じで仕事してたようでしたし。
社会的正義やそのために使われる財力(元手はともかくも)は、そのような絶望的な環境とは相性が悪いので、いずれ悪意ある者から狙われるのは宿命なのだと思うけれど、巧みな脚本がとても劇的なドラマに仕上げている。
それでも、救いや希望はあまり感じられなくて辛い映画です。
おはようございます😃共感有難うございます。メキシコは数年前に仕方なく行きましたが、もう嫌です。メキシコを舞台にしたオッカナイ映画は、私はボーダーラインシリーズは勿論ですが、リドリー・スコットの作品がありますね。余りオススメしませんが。ではでは。
返信お気遣いありがとうございます😊年始もご指摘のとおり 映画観る時間はあるのですが 有料パンフ🈶読む時間が惜しいですね。こちらこそよろしくお願いいたします🙇♂️🥺
イイねありがとうございました😊 巧みな脚本 構成でした。ミュージカルが 控えめでも良かったか否かですが好みわれるカモです。 救い無し→ メキシコ 結構定番ですね。
イイねありがとうございました😊😊。