「超斬新なミュージカル手法&自由に生きる!がテーマでビンゴ!」エミリア・ペレス ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
超斬新なミュージカル手法&自由に生きる!がテーマでビンゴ!
アカデミー賞12部門13ノミネートというとんでもない作品なのに、
受賞したのは助演女優賞と歌曲賞のみ。
鑑賞後は、作品賞を受賞していても全くおかしくない、そんな作品だと感じた。
予告を観る限りでは、ミュージカル仕立てとは全く認識していなかったため、
冒頭から面くらってしまった。
それが実にかっこいい。セリフからセリフに音程&リズムがつきはじめ、
歌唱&ダンスになっていくというグラデーションが実にクールで引き込まれた。
こういうミュージカル手法があったのか!と驚いた。この手法の先駆者になったと思う。
麻薬王マニタスがエミリア・ペレス(カルラ・ソフィア・ガスコン)になるという
LGBTQが根底にあるテーマなのかと思いきやそうではなく、
自分らしく生きるというのがテーマだと感じた。
罪を犯したマニタスが、エミリア・ペレスになることで善行を重ねていくものの、
やはり心は変えられなかった。
捨てたはずの妻と子どもたちへの愛情は不変であり、妻への嫉妬から妻が凶行に走り、
悲しい結末へと向かっていく。
エミリア・ペレスの子どもたちに向ける愛情表現は本当に温かい。
子どもたちはパパと同じ匂いがするという、するどさ。子どもにはわかっちゃうんですね。
ラスト近くでエミリア・ペレスが妻ジェシー(セレーナ・ゴメス)に、マニタスしか知らないことを語り
自分がマニタスだと間接的に告白するシーンにはグッときた。そのときのジェシーの反応も。
エミリア・ペレスとしては悔いのない人生を送ったのではないか。
彼女にとってはハッピーエンドだったのではないか。
そう自分では結論づけた。
秀逸なのは、物語の進行役であり実は主役なのではないかというリタ。
リタを演じ切ったゾーイ・サルダナは実に素晴らしかった。
演技はもちろんのこと、歌唱・ダンスいずれも彼女がいたから成り立った作品になっている。
アカデミー賞助演女優賞も納得。助演なのか!?というのは疑問だが。
エミリア・ペレスの「ビンゴ」というセリフがいちばん好き。
パンフレットも充実している感じ(未読なので)なので買ってよかった。
こちらこそありがとうございました。麻薬カルテルの利益を元手に投資ですかね。金持ちすぎます。
不思議 私も 不動の大金持ちになれるなら 性転換大歓迎です【ホント】 お気遣いありがとうございます。
まあ 今はコンプラ的にビル🏙️管理記録・休日出勤厳禁🚫なので 映画観る時間だけはあります。でも 心の余裕のなさが 有料パンフ🈶読むのイヤになっちゃうなぁ 気分にさせてくれます。あっ 個人情報的に基本リモートワーク禁止🈲です。
パンフは 読みにくい部分が多く あまり事後的にみても・・というのなので 正解かと思います。
ケレン味のないミュージカル 最後の生き様 は映画らしくて良かったです 同感です。
後追いコメントですみません。 イイねありがとうございました😊
コメントありがとうございます。またお褒めのお言葉ありがとうございます。
今回オスカー候補作何本か観ましたが、どれも面白いですね。美容整形のヤツはどうか?イスラエルのはちょっと敬遠してます。
ビンゴ!かわいかった💕超斬新、主役はリタ=ゾーイだ、パパの匂いがすると言う子ども、エミリアにとっては幸せだったのでは、全てに共感です!パンフレット、充実してる感じでしたか!もう一度見に行ってパンフレット買います!
共感ありがとうございます。
思ってた以上に面白い作品でした。ちょっと合わないなと思ったのが、エミリアの分厚さと特にゾーイのスタイル、スリムで露出多め苦手なんですよね。まあグラビア体型が出る作品じゃないですが。