「意外性たっぷり」エミリア・ペレス ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
意外性たっぷり
意外性たっぷりにスペイン語で展開される予測不能なミュージカル。
メキシコの現実を背景に、それがもたらす抑圧とそこからのそれぞれの解放をノリノリで。歌が心情や事実を明らかにする作りで、ミュージカルなのに歌が映画を止めない!そこはとても良い。
そして登場人物がみんな懸命に自分の人生のコントロールを自分のものにしようと必死に頑張るし、足掻く。自分に正直に。
ただ、エミリアは欲張りだなぁ…とは思ったよね。そしてそれがもたらす結果が…
カルラ・ソフィア・ガスコンも彼女じゃなきゃ出来ない役だし、セレーナ・ゴメスも、アドリアーナ・パスも素晴らしかった、知らなかったけど。
ただ、本作はゾーイ・サルダナだよね。アカデミーでは最優秀助演で見事に受賞したけど、実質主演。圧倒的な演技力と存在感と、歌とダンス。素晴らしい。
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