傲慢と善良のレビュー・感想・評価
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%=点
原作未読です。 最初の方は、響くところが少なく 二人の出会いまでの説明で 互いの駆け引きがもどかしく思え たりしました 奈緒さん演じる真実は思った事が 言えない性格で(毒親のせいかな) 同級生や彼の女友達に対して 「嫌い」と、言う 精一杯の意思表示が悲しかった。 結婚するという呪いから解放されて 二人は上手くコミュニケーションが 取れたというか、相手の言葉が 理解できるようになった気がする。 架(藤ヶ谷さん)の、女友達が 正直すぎて?なんでも 思う事を口にするのって いま、そんな人いるのかな…って感じでした。 ストーリーに良いアクセントになりました… 西田尚美さんが、言った台詞あたりから ハッピーエンドの香りがしてきました 是非映画館で見てください。
人って普通に生きてるだけで”傲慢”をまき散らす存在なのかもと怖くなった
日々の自分の何気ない言葉や何気ない行動が、視点を変えると”傲慢”なのかも… 人って、そして私も普通に生きてるだけで人って”傲慢”をまき散らす存在なのかも...と少しだけ怖くなった。 藤ヶ谷さん奈緒さんがとても良い。 架のスマートで気配り出来そうなのに無神経(マイルドに言うと鈍感)なところ、真美の素朴で優しそうなのに心の底が見えない感じ。二人の良い所と痛い部分を、力まずごく自然に表現されていたので、物語に散りばめられた刺さる言葉がすっとそのまま受け止められた気がする。 小説は文章から想像が湧き出て頭で映像が再生されるのが面白いけど、この原作ありきの映画化作品で、植木鉢の花、みかんの木、ヤギが視覚的に映画らしく感情を映す素敵な役割をしてて、でもそれに加えて花や果実や動物の”映像から湧き上がる匂い”が伝わる感覚があって、小説にはない映画ならではの良さと思った。 いい映画でした。一度では消化しきれないので2度みないとと思う映画でもありました。
恋愛は女性がイニシアティブを握っている
この作品の原作を読んだときにも感じましたが、映画化されたものを観てより一層感じたのは「恋愛は女性がイニシアティブを握っている」ということです。今更こんな事言わなくとも、人間に限らず多くの動物(鳥類も含みます)が繁殖行動を起こす場合、男は女に選ばれなければなりません。いくら男が言い寄っても女が「いや!」と拒否すれば男は諦めざるを得ません。そこを無理強いすると、犯罪になります。 この「傲慢と善良」も主要キャストの女性がヒロイン、ヒロインの母、姉、彼の女友達2人、元カノ1人、ヒロインの心の支えとなってくれるカフェの女主人と7人もいて、それぞれ重要な台詞も言いますが、男の方は主人公とみかん山の彼くらいで、あとの男性陣はほとんど台詞もありません。 主人公の彼もヒロインの手のひらで踊らされていて、とても情けなく滑稽に見えます。ただ、恋愛ドラマはこれでいいんだと思いました・・・てか、こうあるべきなのでしょうね。
前田美波里先生
のお話をもっと聴きたい。桜庭さん他1名と宮崎さん、凄い演技。藤ヶ谷くんの眉が黒柴のようだ。奈緒さん「あー? あーー!」って演技が多い気がする、ボランティアは逃げ場じゃないんだけど。出血する役が多いね。 ブルーピリオドと同じ印象、上手くまとまってるな・・みずかビールが軌道に乗ってからでも、と思ったが周囲がうるさそうだしね。
原作の方が好きだった
率直に原作の方が好きだったなと思った。映画だから仕方ないのはわかるが「そこ削っちゃうんだ…」と思った部分や「あれ、そんなキャラの人だっけ…?」と思う部分が複数あったのでこうゆう仕上がりになってしまうならば映画ではなくドラマの方が良かったんじゃないかと思った。奈緒さんの演技がとても引き込まれる感覚がしてとても好きなので藤ヶ谷さんの演技が少し霞んで見えてしまった。映画と原作は別として考えた方が満足感が出るのかもしれない
独身女性の理想のプロセス
俳優陣は皆適役で小気味良い。展開も悪くない。全てが典型的すぎて薄っぺらいが映画の尺のせいか?
高スペックの男が100点女の取り巻きより70点の私を選んで、自分の過去や最低な母親、ひどい裏切りにも真摯に対応して愛してほしい。
映画ではこの傲慢女をなぜ好きでいられたのか分からなかった。ぜひ原作本を読んで解明してみたい。
70%と70点
70%と70点。 確かになぁ、男と女の言い分の違いはあらためて考えてみると分かるような気がする。失踪ではなく自ら身を引いた理由が、分かった時は、なるほどな。と正直思った。
そして1年、離れていても地ビールで再会するとはね。確かにあり得ない展開ではないよな。
で、復縁を求める藤ヶ谷に対し、NOを突きつけた菜緒。だよなあー。と思ってここまでは完璧な展開だが、ラストがどうも個人的に好きではない。優柔不断で、情緒不安定な奈緒、最後の最後で、思いとどまって藤ヶ谷の元に帰る。
はぁ?? ボランティアリーダーに飛び込まないとアカンやろ。 サバサバしてるが、藤ヶ谷の元カノみたいに!
この女、結婚してからも厄介だぞ。きっと!
と思ったオッさんのオイラ。
たぶん女性の皆さんとは共感度は違うだろうな。
途中までは★4つ、だったがラストの展開で、★2.5に近い★3になってしまった。
邦画らしい
原作未読。 タイトルからもっと「黒い」展開を想像してたんだけど、思ったより「善良」な展開と着地。 邦画らしいっちゃらしいんだけど、小さくまとまり過ぎ。あと、最後語り過ぎなところまで邦画らしすぎ。 それに女友達、邪悪じゃね…?
期待値よりも良かった
ラストは良かった。
見やすさ◎
ストーリー◎
キャラクター○
没入感○
個人的好み○
この原作は未読だけど、辻村深月さんの小説には人間関係を描くのがうまく、話が少し暗いかなという印象でした。
内容は婚活世代の大人の恋愛で、個人的には面白くなさそうな内容ですが、原作に信頼感はあるので大ハズレはないかと。
ラストは好きなのだけれど、結局こうなるのかという内容で映像にすると、なぜか薄い感じに思えるのかも。
カッコ悪いのが本気
仕事も恋愛も順調だったビール会社の社長・西澤架は、4年も付き合ってた恋人に結婚する気がないならとフラれてしまった。それからマッチングアプリで婚活を始め、20数人と会ってみたが、どの女性にも興味を持てなかった。そんな時、控えめで気の利く坂庭真実に惹かれ、付き合い始めたが、1年経っても結婚に踏み切れずにいた。ある日、真実からストーカーに狙われていると連絡があり、彼女を守ろうようやく婚約をし、結婚の準備をしていたが、真実が突然姿を消してしまった。真実の行先を探し、彼女の両親や友人、同僚、過去の恋人を訪ね歩くうちに、架は彼女の過去や嘘を知ることになった。別れて1年後・・・さてどうなる、という話。 真剣に4年も付き合ってた結婚適齢期の女性に対して優柔不断でけじめを付けなかったり、その後の婚活で交際を始めて1年も経ってもまだ将来を決めない態度は女性に対する失礼だし、傲慢、なんだろう。 あのレストランで渡したのが指輪だとほぼ100%の観客が思っただろうにペンダントとは。すごい違和感だった。 一方、親、特に母親の期待と指示に逆らわず従ってきたのを、善良、というならそれはちょっと違う気がするが。子離れも親離れも出来てないだけの母娘ってだけ。東京に出て母親から離れたのは正解だと思った。 西澤と真実は、別れてみてやはり相手のことが忘れられない、という淡いラブストーリーで胸キュンとなり、良かった。 カッコ悪いのが本気、なるほどね、って思った。 藤ヶ谷大輔は演技はまぁまぁだけどカッコよかったし、奈緒は可愛かったし上手かった。 倉悠貴や桜庭ななみも観れたし、満足感高かった。
言葉のチカラ
非常に言葉を大事にしている作品。 傲慢と善良という意味も鑑賞していると確かにと納得させられた。 しかし奈緒さんには本当に騙される。 あの笑顔は癒されるのだが、どこか寂しさと怖さを感じる。あれは演技なのか?素なのか? 急に失踪する婚約者役なんて彼女以外マッチしない。 主人公の藤ケ谷さんも若き社長としてはカリスマ性もなく?かと思ったが作品を通じて彼だから出来た役だと思う。
前情報なしで観たら、、
ミステリーか何か と思ってたら、、、
ラブストーリーかいっ!!
おもしろかったわぁー
最後、奈緒ちゃんにもらい泣きしてもーたぁ
女ってヤツわー(^_^;)エグい
、、けど、、どっちも傲慢やん(男目線ですみません)
タイトルなし
いま映画で重いものは見たくない心境。原作未読のため明るいか暗いかどちらに転ぶか勝負だったが、結果気持ちよく収まってくれて良かった。架のように何でも持っていてもそれを活かせない人間、自分とは違いすぎて現実感はないけど、藤ヶ谷太輔は曖昧な男前を良く演っていたと思う。スクリーン外の話題だが、原作者も気に入っているとの報道もあり、良かったなあと。
【”傲慢と偏見と善良。”カッコ悪く見えるのは、それだけ好きって事!””今作は、様々な事情で恋愛に臆病になっていた純朴な心を持つ男女の恋愛を描いた”恋って何だろう。”と考えさせられる物語である。】
ー 今作は、マッチングアプリを通じて恋に落ちたカケル(藤ヶ谷大輔)と、マミ(奈緒)のラブストーリーであり、”恋愛って何だろう”と考えさせられるヒューマンドラマである。ー
■カケルは、マッチングアプリを通じて出会ったマミと恋に落ちる。だが、一年経っても前の彼女が忘れられないのか、マミに対して誕生日プレゼントでネックレスは贈っても、婚約指輪は贈れない。
だが、マミがストーカーに付き纏われている事を知り、意を決してプロポーズをするが、マミは突如、姿を消す。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・映画内でも触れられているがジェイン・オースティンの「高慢と偏見」は相当にメンドクサイ男女の恋を描いた恋愛小説の逸品である。
故に、今作の原作の題名が大変に秀逸だと思ったモノである。勿論内容も。
・今作では保守的で過干渉な母(宮崎美子)が、今の時代には合わない結婚観を持つ代表人物として描かれているが、実はこのような結婚観を持つ人って、今でも多いのではないかなと思いながら鑑賞してしまったな。
彼女は、今作に登場する人物の中でも、一番”傲慢”な人ではないかな。
何より、娘のマミの十代までの人生及びその後の人格形成に多大なる影響を及ぼしてしまったのであるから。
・あとは、地ビールの開発と商売に成功したカケルやマミに”心配して”色々とアドバイスをするカケルの女友だちと姉(桜庭ななみ&菊池亜希子)も、”自覚薄き傲慢”な人だと思ったな。
二人が、幸せの絶頂にあったマミに対して彼女が行った狂言を見抜き、直接的に言った事でマミは自分の行いを恥じて、東京を離れ地方都市でボランティアをする決意をしたのだからね。
・カケルとマミも、劇中のお見合い斡旋者の女性(前田美波里)が言っていたように、基本的にはとても善良なのだけれども、”無自覚な傲慢”な人でもあったのかもしれないね。
それにしても、あの女性の、恋愛観を高い視点で笑顔で語る姿とその言葉の数々には、思わず唸らされたなあ。
”今の人は、皆、善良なんだけれども、何処かに傲慢さを持っているのよ。”
■個人的には、今作で一番善良な人は、マミがボランティアに参加した時に、ぶっきらぼうに彼女に接するコータロー(倉悠貴)だと思ったな。
コータローは、一生懸命ボランティアをするマミに徐々に惹かれて行くのだけれども、出会ってから随分時間が立った時に、少し恥ずかしそうに”今度の週末にドライブに行かない?”と誘い、マミもそれを了承するのだけれども、地域おこしのために廃棄されるミカンを地ビールにしようというプランが立って、マミが勇気を出して連絡したカケルの存在を知り、コータローはマミに駅から東京に戻るカケルに”急いだほうが良いんじゃない?”と言って軽トラのミカンのフォルダーの付いたキーを渡すシーンは”此奴は、良い漢だなあ。”と思ってしまったよ。
あとは、50代にして夫と離婚し、町の人達が集う飲み屋を営む女性(西田尚美)かな。彼女がマミがコータローについて言った言葉を聞いて、
”全く、今の人達って恋愛しているかどうかも人から言われないと気が付かないのね。カッコ悪く見えるのは、それだけ好きって事!”とマミを後押しする言葉も、とても良かったな。
<今作は、様々な事情で恋愛に臆病になっていた純朴な心を持つ男女の恋愛を描いた”恋って何だろう。”と考えさせられる物語であり、観ていてとてもじれったくも心地よき物語でありました。
そして、改めて”奈緒さんって素敵な女優さんだなあ。”と思うとともに、恋愛って素晴らしいなとも今更ながらに思ったなあ。>
原作ファンということもあり少し辛口でごめんなさい
自分も婚活をまさにやっているので
去年本を読んでめっちゃ共感しました
辻村先生の目線と言うかリアルな所が
胸にズドーンと来たのをいまでも覚えています。
まさに、婚活というものに向き合うきっかけになったと言っても過言ではない作品です
よかった点は
やはり心に響く台詞が多かった所
個人的に好きなのは、
「カッコ悪くなっちゃうのは、それだけ好きってことでしょ。それだけ必死だったてことじゃない?」
これは、本当に共感できたしヨシノさんの言い方も重くなくて軽く言う感じもよかったです
で、今回の映画は何点か気になる点が
ありました。
例えばカメラワークの部分で
わざと手ブレをいかしている所もあると思うのですが、なんでここはわざと動かしているのかな
と思うような部分もあり、そういうところで引っ掛かってしまった部分も多くあり見るのに苦労しました。
あとインサートかける部分が少し単調な感じもしました。振り返りの場面とか、
また、彼女の過去を色々知っていくようなシーンもあっさりしすぎていて
ドキドキがあまりせず感情移入ができなかった
あとラストの方のシーンはもう少しためなどが欲しいと感じました
2時間だと少しそういう部分が表現難しかったのかもしれません
いつもより辛口で見てしまったのは
ごめんなさい🙇♀️
萩原監督の次回作に期待しています。
ここで終わるなら良し!
2024年劇場鑑賞243本目。 舞台挨拶中継付き。本編後なのでネタバレオッケー。とはいえプレス入ってるのでそこまでのネタバレはなかったです。プレス本編前上映の時入れてほしい・・・。 内容全く知らずに観たのですが、ラブサスペンスというにはサスペンスじゃないですかね。ただの恋愛映画でいいと思います。劇中でも言われる藤ヶ谷太輔のスペックが高すぎて、(金持ち、イケメン、性格いい)こんな人でもフィアンセに逃げられるならもうオレどうしようもねぇじゃん!とは途中思いました。 ここで終わったら最悪だな、と思う時が度々ありましたが、自分が納得できるところで終わったので最終的には良かったです。 以上です。(舞台挨拶でのお約束)
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