傲慢と善良のレビュー・感想・評価
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婚活だからってナンバーが「お93」って・・・でも希望は叶う
2024年映画館鑑賞92作品目
10月13日(日)イオンシネマ石巻
ACチケット(ポップコーン&ドリンク付き)1400円
原作は『朝が来る』『ハケンアニメ!』『かがみの孤城』の辻村深月
監督は『東京喰種 トーキョーグール』『サヨナラまでの30分』『ブルーピリオド』の萩原健太郎
脚本は『最終兵器彼女』『ホテルローヤル』の清水友佳子
婚約者に逃げられる青年実業家な話
70点でも上々
僕なんか自惚れの過剰評価でもせいぜい39点
結婚なんてある程度妥協しないと前に進まないし100点を求めたらうまくいかないよ
なんやかんやでまさかのハッピーエンド
それは『愛のむきだし』や『僕等がいた』を彷彿させた
まだ終わらないの?と感じたけど引っ張る理由が最後でわかった
前田美波里演じる結婚相談所所長が「傲慢と善良」について含蓄に富む解説
桜庭ななみが『ブザービート』の相武紗季を彷彿させる嫌な女を好演
もうちょっと売れても良かった気もするがまだまだこれから
現在公開されている黒沢清監督2作品にも出演している吉岡陸雄はいま旬なのか
甲高い声は舞台向きだが映画やTVドラマでは不自然な気もする
吉田鋼太郎や堀内敬子みたいに腹の底から出てる感じともまた違うんだよなあ
「夢中になる」「必死になる」「熱くなる」それらは傍目から見ればカッコ悪いかもしれない
だがクールを気取ってカッコつけてばかりいる冷笑主義者よりは幸せになれる可能性が高いと思うよ
たった一度の人生だもん
無駄に生きるな熱く生きろ
少なくともそれは感じた
もう手遅れだけど
配役
地ビール会社2代目社長の西澤架に藤ヶ谷太輔
英会話教室で働く事務員の坂庭真実に奈緒
真実が出会う災害ボランティアのリーダーの高橋耕太郎に倉悠貴
架の友人の美奈子に桜庭ななみ
架の友人の梓に小池樹里香
真実の姉の岩間希実に菊池亜希子
希実の息子に房野晃士
架の友人の大原に小林リュージュ
大原の娘に秋山加奈
真実のかつてのお見合い相手だった金居智之に嶺豪一
金居の妻で元ヤンキーの中﨑絵梨奈
金居の息子に高橋好史
金居の息子に高橋和正
真実のかつてのお見合い相手だった歯科医の花垣学に吉岡陸雄
遊園地で再会する真実の同級生のいずみに里々佳
いずみの彼氏に前田瑞貴
架の元カノで現在は結婚し出産し職場復帰するアヤに森カンナ
架の婚活相手に馬場奈々瀬
架の婚活相手に植松愛
架の婚活相手に西山真央
架の婚活相手に倉田奈純
架の大学時代のゼミ友高城に土居健蔵
カフェの老女に加藤美智子
町役場の職員の小堀洋一に田島潤
ボランティアの女子高生に柑野菜摘
真実の父親の坂庭正治に阿南健治
真実の母親の坂庭陽子に宮崎美子
飲み屋のママの仁科よしのに西田尚美
結婚相談所の所長の小野里に前田美波里
良質な恋愛ドラマを観せてもらいました
予告は恋愛ミステリーな感じでしたよね笑
ミステリーはミステリーかもしれませんが、ウェイトは恋愛の方が大きいですね。
失踪の部分のミステリーではなく、「男女の恋愛や結婚がそもそもミステリーじゃん」って言ってるような気も。
中盤まで「う~ん、う~ん」と謎に思ったりイライラしたりで進んでいくうちに、だんだんと気持ちが晴れていって期待を持たせてくれるのは、奈緒ちゃんの表情の演技の上手さからだろうな。
最後には良質な恋愛ドラマとして終わる。
ある意味読めていたかも。
いや、読んでいたというより「こうなって欲しい」という期待だったか。
「これも傲慢さなのかな?」
タイトルなし
かつて、ぶりっ子なんて言葉が大流行りしました。
女子トイレと男子の前では、ガラリと態度が変わる女。
松田聖子さんの事です。
デビュー当時の聖子さんは、男子からは大人気でしたが、女子からは総スカンを食らっていました。
しかし、すぐに女子からも絶大な支持を得ます。
素顔はさっぱりした人だと見抜かれたからです。
奈緒さんは若い頃の富田靖子さんに似てるので、この映画のぶりっ子ヒロインは、サイコパス化して性悪女どもを血祭りにあげるんだろうな、と思いながら観ていましたが、真っ当なラブストーリーでした。
奈緒さんは前半のぶりっ子と、後半の自然体を上手く演じ分けていたと思います。
が、この程度の変化では、藤ヶ谷くんファンから、やっぱこの女ぶりっ子じゃね?と、裕木奈江さんのような理不尽なバッシングを受けないか、心配になってしまいます。
松田聖子さんのように男を取っ替え引っ替えする女傑や、富田靖子さんが出ると期待してしまうサイコさんにまでならなくとも、「疑惑」の岩下志麻先生のように「あんた、最低ね~」なんて言いながら、桜庭ちゃんの顔面にワインぶっかけるぐらいの豹変ぶりは観たかったです。
面白かったです
まずは主演のお二人が良かった。特に藤ヶ谷さん、あまり期待してなかったのですがとても良かった。奈緒さんは安定の実力で安心して感情移入できた。
他のキャストも皆さん絶妙な嫌らしさを違和感なく表現されていてドラマに深みが出ていた。
また撮影がとても良くて構図や色調も絶妙だった。
一方で音楽はジャンルが異なれば良い音楽なのだと思うが、サスペンス的な不穏な曲調だったのでやや違和感があった。
最後に脚本の妙というか、原作既読だが最後こんな話だったかな、と確認したらやはり筋としては違う展開だったが、直球のハッピーエンドで映画版の方が好みだった。
いまいち踏み切れない恋愛をしているお二人の背中を押してくれそうな作品でデートムービーにはよろしいかと。
傲慢さも善良さも
原作を読んで、ここに描かれた人間の心の闇のような部分をどう映画化するのだろう?と思って鑑賞。
映画は小説よりも素直な人物像。
それはそれで別のものとして見れば、とても良いお話。
結婚相談所の夫人も小説では謎めいたヒントをくれる人だったけれど、映画では答えを出してしまっている気がする。架は自分の傲慢さも社会的な立場に固執していたこともあっさり認める。真実を取り巻いていた母親や田舎独特の重苦しい空気は真実自身がさっと切り捨てたようにみえる。
一つ気になったのは、真美が自分のついた嘘のことを、子供じみた嘘と言ったこと。あれは当時の真美にとっては人生をかけて必死についた嘘。振り返って、あの頃は子供じみていたと心境が変わるには日が浅すぎる気がする。達観、成長したという印象を持たせるための台詞?
小説の持つ沼のようなおどろおどろしさが映画では薄れ、婚活を通して自分を見つめ直した若い二人のラブストーリーになった。
それはそれで良い。
しかし毒親育ちのアダルトチルドレン気味の主人公、ほんとに多いなー!
奈緒さんの演技よかった
予告で気になってたので鑑賞!
仕事も恋愛も順調だった架だったが長年つきあった彼女にフラれ、マッチングアプリで婚活を始める
そこで出会った控えめで気の利く真実と付き合い始めるが1年たっても結婚に踏み切れずにいた
しかし、真実からストーカーの存在を告白された直後、「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた着信を受ける
彼女を守らなければとようやく婚約したが、真実が突然姿を消した
両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね居場所を探すうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知るのだった―
というのがあらすじ!
観終わったあとにこれはミステリー?
と疑問に思っちゃいました笑
ストーカーのところは警察に通報してほしくないと言った時点で嘘だなって思っちゃいました…
それに架の女友達が酔ってたからという理由だけで酷すぎる…笑
でもそのおかげで2人はちゃんと向き合えたわけでよかったと言うべきですかね…
いろいろとグサグサと刺さる言葉が多かったですね
結婚できてる人は自分がほしいものがちゃんとわかってる人
確かにそう思いましたし自分は全然わかってないなと思っちゃいました笑
それに自分も傲慢なんだなと思い知らされました…
観てて思ったんですけど奈緒さんの演技はやっぱりいいなと思いたした!
あと個人的になんですけどドライブを断るシーンでめちゃくちゃヤギがいい演技してたと思いました!笑
原作は読んでないんですけど楽しめました!
それに原作を読んでみたくなりました😊
面白い映画をありがとうございました!
内に秘めた気持ちを巡る
他人事とは思えないようにリアルな内面に抱えた葛藤や悩みを、失踪した彼女のエピソードを辿りながら自分自身と彼女と向き合っていく物語。
飲み屋のよしのさんの話を聞く態度が、啓蒙的に上から目線に高説を垂れるでなく、否定も肯定もしないで向き合って真実の話に耳を傾けているのが印象的。
また、耕太郎の不器用な態度と真実のことを知りたいながらも多くを聞かないで側にいてくれることや、真実を送り出す際の哀愁漂う姿にむしろ心を打たれた。
人の欲望
婚活アプリで知り合った架と真美。
だが、お互いの本心と欲望のズレが
次第に生じる。
自分の価値観やプライドを持っても良い。
ただ、人を見下したり嘘をついて高望み
してては自分をさらけ出す事は到底無理。
70点でも70%でも、聞く方も失礼出し、答える
方も嫌な気分になりうる時もある。
ただ、目の前の人をきちっと見てたら
はっきり言えるのでは。
好きな人が存在するなら、良い所も悪い所も
良く観て欲しい。
結婚に対して打算と計算。期待と裏切り
に人の欲望という悪魔が降り注ぐ
人間性を垣間見た。
真実はしんじつとも読むし、皮肉だなぁ。
良い作品だが、冒頭の画のブレが気になった
原作の小説を読んでいて、映画化されるということで楽しみにしていました。
といっても内容の細かいところはもう忘れていました。
小説を読んだ記憶では、架が真実の本当や過去を辿って知るくだりなどにスリルやミステリーっぽさがあったと思いますが、映画ではそんな感じがなく、主に真実が田舎で働く姿や、二人がよりを戻すところが多く描かれている感じで、ほのぼのとした生き方や恋愛を描いた映画という印象でした。
それはそれで後味良かったです。
冒頭のカフェでの婚活やホームパーティーのシーンの画がぶれていて、自分がめまいでもしているのかと心配になりました。
あれはわざとなのでしょうか?
そのほかのレストランや飲み屋のシーンでは固定されていたし、ホームパーティーは賑やかで動きがある設定だからいいかもしれませんが、カフェのシーンで手ぶれのような画は必要なのか?と思いました。
主演の奈緒さんは、私が前回観たのは「先生の白い嘘」のセンセーショナルな役でしたが、テレビドラマも含めて色々な作品で色々な役をしていて大活躍で素晴らしいです。
若者たちの葛藤、そして共感の壁
普段はあまりこういったタイプの映画は観ないのですが、話題になっていたので見に行ってきました。
奈緒さんが演じる坂庭真実の行動や感情の描写に共感できず、むしろ苛立ちを覚えました。若さゆえの葛藤や駆け引きであることは理解できるものの、彼女の振る舞いに感情移入するのは難しかったです。恋愛の中で人間の複雑な心の動きが描かれているはずなのに、その描写が浅く感じられました。
物語が進む中で、藤ヶ谷太輔さん演じる西澤架との復縁がクライマックスとして描かれますが、終盤にかけて急ぎすぎた印象があり、感情の積み重ねが足りず、復縁の瞬間にさえも共感することができませんでした。特に、駅のホームで二人が再会するシーンはあまりにも予想通りで、新鮮さがなく、退屈さが残りました。
僕は奈緒さんのファンなので100%藤ヶ谷がワルイ(^^)
架が真実に誕生日プレゼントを渡す場面。架が指輪ケースを取り出す。ここで僕は(きっと真実も)、ケースの中身は当然、婚約指輪だろうと予想した。
ところが出てきたのは婚約指輪じゃなかった。
「えっ、婚約指輪じゃないの」 ( ゚д゚)
おいおい藤ヶ谷、オマエ学習能力ないのか?4年付き合って振られた元カノは、アータが結婚しないから別れたんだぞ。 元カノが、私にとっては ”まだ27” じゃなくて、 ”もう27” って言ってのを忘れたのか?
奈緒ちゃんとは知り合って1年とはいえ、婚活アプリで知り合ったんだぞ、婚活アプリで。
真実にとっては、 ”まだ1年” じゃなくて、”もう1年” なんだヨォ~。
僕には映画館中になり響いた真実の心の雄叫びが聞こえた (^^)
「え゙~、婚約指輪じゃないのぉ~、オ゙レ゙がホントに欲しいのは、婚約指輪なんですけどぉ、コ·ン゙·ヤ゙·ク·ユ゙·ビ···ヷ~~↗️」
それから、架が結婚したい率を聞かれて70%と答えた時、ワシはあまりの驚きに鑑賞中に心の中で大声で叫んでしまったぞ。
「な、70パーセントだとぉ~、200パーセントと即答せんかい。 100歩ゆずって120%じゃ。ましてや70%なんて0%と変わらんわい。何を考えてるんじゃ架」
というわけで、ワルいのは100%藤ヶ谷であるという結論に達したのでした。
あと、ちょっとドキドキしてしまったのが、真実とボランティアのリーダー耕太郎がミカン畑にすわっておにぎり食べる場面。
リーダーが、ためらいがちに真実をドライブに誘う。
耕太郎も真実も、そしてワシも少しドキドキしたぞ。大人でもこんなときは中高生と一緒じゃ。
最後は奈緒ちゃんと藤ヶ谷のヨリが戻ってハッピーエンドなんだけど、耕太郎が振られてしまって、ちと可哀想に思ったヨ。
1妻多夫制とか多妻多夫制が有ればいいんだけどネ。まあ、そんなことになったら桜坂ママ(宮崎美子さん)が卒倒してしまうに違いない。
そして真実は桜坂ママに「うちの敷居は2度とまたぐな」と言われてしまうだろう。
以上、「傲慢と純情」というタイトルに込められた原作者と映画制作者の想いには全く言及しない単なるラブストーリーの感想でした(^^)
とにかく奈緒がいい
原作は未読で鑑賞。
タイトルから想像してたのとは違っていた。
最初,男の傲慢と女性の善良を題材にしてるのかと思いながら観ていたけれど、もっと深い意味があった。
婚活アプリで知り合った2人,結婚を意識して会っているが踏み込めない。そして事件が起き彼女が消えてしまう。
最初に登場する奈緒の可愛らしさ、結婚に焦るあまりついてしまったウソに苦しみ、不器用ながら毒親から独り立ちしていく。そして再会するまでの彼女の変化にのめり込んでしまった。
どちらも傲慢であり善良なのかもしれない。今時の婚活について語る前田美波里の婚活を成功させるのは,自分に必要な物をわかってる子だという言葉が妙に心に残った。
う〜ん
友達は選びましょう…かな。
つかあんなん、さすがにおらんやろ。
裏で言うやつはいるだろうけど、架にも真実にも本人前にして(笑)
あと最後に本音を言いあった?
あの…駆けずり回ってる、自分に社長の器なのか?みたいなのが弱音を吐いたカッコ悪い自分ってこと?
いや〜ないわ〜っと思ったかな。
正直予告とか見てゴーン・ガールみたいなの想像してしまってた自分が悪かった。
つうかスワローズ帽の青年かわいそうやな。
東京でどんな失敗したんやろ?原作には書いてあるんかな?
恋愛ドラマとか好きな人にはええんかな。
自分は正直イマイチでした。
傲慢ではなく、善良でもなく
たくさん読まれた作品が原作ということでチョイス。眼を見張るようなストーリー展開はありませんでしたが、あるいはそのせいか、登場人物たちのセリフには色々と考えさせられました。
対する相手の本当のところなんて分からないし、さらに自分の今の感情すらみえないこともあります。それをサポートしてくれるのは、やっぱり周りの誰かなんですよね。
ときに邪魔する声もありましたが、小野寺さんやよしのさんといった年長者の言葉が二人に、そして私にも気付きを与えていました。特によしのさんの「カッコ悪く見えたってことは…」なんてズルい一言でしたよね。
良く思われたいと思う相手であればあるほど、男はどうしたってカッコつけてしまいます(女性も同じなんでしょうか)、それが相手が望む望まないにかかわらず。その点は大多数のペアで同じはずなのにたどる道はそれぞれ。それを左右するものを「妥協」なんて言葉を聞くこともありますが、それを「ビジョン」と表現されたところも目が覚める思いでした。
人との出会いに恵まれた二人が、それをもとにビジョンを身につけていく、そんな二人の成長を見るストーリーにも思えました。終盤に彼が元カノに対して発した言葉も、そんな変化を象徴していたようでした。
彼に対しては私も「嘘ついてまで一緒にいたいと思ってもらえてたんじゃない」って声かけてあげたかったなー。
良い作品です
お互いの素の部分の良いも悪いも尊重し合えるわかりあえる人が運命の人
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