フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのレビュー・感想・評価
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もっと堅苦しい話だと思っており、オッペンハイマーのような政治的な話...
もっと堅苦しい話だと思っており、オッペンハイマーのような政治的な話をブツブツ言ってるだけの作品だとツラいなーと思っていたが、コミカルで笑えるポイントがたくさんあり、かなり楽に楽しく観れた。
それでいて、悪い事をしてきた過去や偽動画の撮影などの緊張感がずっとあるので、ダラダラしてしまわず、一度も集中が切れる事なく見れた。
テーマに惹かれて観た映画だか、観せ方に感動した。
そもそも月面着陸は、アメリカがソ連に勝った事を世界に知らしめるためなので、それ自体が目的ではなく、手段にすぎない。
そう考えるとか、皆んなが手段と目的を勘違いをしてる。
それに気づかせてくれたのが、ウッディ ハレルソンが演じるモー。
彼が完全な悪役ならそれに気づかないまま終わってた。
とてもいい作品だった。
なかなかの秀作だと思うけれど、それほど面白いとは感じませんでした
米ソの対立というシリアスな問題を背景にしながらも、宇宙を目指す人々の情熱を軽やかなタッチで描いた、なかなかの秀作。
テーマの中軸を成している“虚と実”の扱いかたも巧みで感心させられました。
でも、正直いって、みなさんが評価しているほど面白いとは感じなかった。なんでかな?
それから、むかし、「ほんとに魅力的だなぁ〜」と胸ときめかせた S・ヨハンソンがフツーのおばちゃんになっていて、ちょっとがっかり。
ちなみに、ジャズのスタンダード『Fly Me to the Moon』は、ぼくの生涯ベスト5に入る曲です(やっぱりベイシー楽団 & シナトラバージョンが1番かな)。
これは愛すべき作品。映画そのものの如く。
スカーレット・ヨハンソン × チャニング・テイタム
1969年、人類初の月面着陸、思えば小4の時の出来事。それまでに成果がなかった「アポロ計画」だけにフェイク疑惑が後を絶たず。
そんな周知の噂を塩梅よく盛り込んで爽やかなラブロマンスをまぶした。極上のエンターテイメントになった。
ちなみに自分はあの月面着陸の動画をフェイクだと思っている一人だが真実は如何に?
嘘は嘘、でも真実は真実
人類初の月面着陸にまつわる噂話をベースに映画化?笑
1969年、人類初の月面着陸を目指すアポロ計画は失敗続き、
NASAに対し、国民の関心は薄れていく。
ニクソン大統領の側近モーは、PRマーケティングのプロであるケリーに依頼、
NASAに雇用させ、イメージアップ戦略を図る。
だが、NASAの発射責任者であるコールは反発。
少しずつ溝が埋まっていくのだが、ケリーに新たなミッション、
「月面着陸のフェイク映像を撮影し、失敗時に備える」
が課される。
といった展開。
アポロ計画、アポロ11号の話やPRマーケティングについては
割と忠実に描かれているらしい。
そこに、ケリーやコールの話をうまくくっつけて、面白かった。
フェイク映像を逆に・・・という展開は、そう来たか!という感じ、
その方のために、いくらつぎ込んで、この映像を、と思うと、
噴き出しそうだった。
そして、黒猫は万国共通で不吉な象徴ということを教わった笑
60年代のアメリカのファッション、ケリーはとても魅力的。
対するコール、オードリー春日かと思った笑
お仕事映画+健全ラブコメ
何かの達成のために数人が力を合わせて頑張るという「お仕事映画」はついつい見てしまうジャンルだ。現実の仕事はもちろん一人でできるわけではなく、名もない様々な人びとが力を合わせて大きなプロジェクトを成功させているはずだ。その名もなき人々に、自然とスポットが当たって、キャラクターの魅力が引き出されるのがこのジャンルの映画の良さである。今作であればケリー(スカーレット・ヨハンソン)のアシスタントであるルビー(アンナ・ガルシア)やコール(チャニング・テイタム)をサポートするヘンリー、カメラ修理に大活躍するスチュワートやドン、映画監督のランスなど、目立ちすぎることなく、しかし確実に印象に残るキャラクターが深く丁寧にかつチャーミングに描かれている。この真摯なキャラクター造形が、「月面着陸はフェイクだった!?」というトンデモ陰謀論を下敷きにした、ともするとキワモノ映画になってしまいそうな本作を、落ち着いた見ごたえのある映画に押し上げている。
また本作は、2000年代後半に下火になってしまったラブコメ洋画の復活を期待させる作品でもある。正反対の個性を持つ男女が同じ目的のために協力する中で次第に惹かれ合うというかなりテンプレートな物語を、ストレートに展開できているのが近年としては珍しい。1969年という時代の男女をそのまま映しているが、古臭くなく、押しつけがましくもない爽やかな男女の恋愛が描かれていることが、ジェンダーに関する話を以前のようにできなくなった(つまりそれが90、00年代的なラブコメが下火になった原因の一つでもあるのだが、)現代においては新たな見方を提示しているように感じた。ケリーは「誇張やときには嘘も交えて、現実をより魅力的にする」人物であり、反対にコールは「誠実に愚直に目の前の現実に向き合う」人物である。その二人が、互いの足りないところを補い合うように、そして互いに影響して自己の新たな面を引き出すことで、それぞれの問題を乗り越えていくという、恋愛の普遍的本質が描かれているように感じた。
スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、ウディ・ハレルソンの主役級3人だけでなく、脇を固めるキャストの演技、虚実が入り混じるストーリー、当時の実際のものを活かしたロケット発射の映像、全編に効果的に流れるジャズなど、魅力が詰まった良作であった。
偉業の裏方
タバコの煙が充満する飛行機内で、登場人物が私はフェミニストだからニクソンは嫌いですというシーンは当時の時代背景をうまく表した面白い表現だと思う。
終盤のシーンで黒猫を名前で呼んでいた描写から考えると、猫に餌をやっていたのはケリーということになるのだろうか。
展開や演出がややベタなところがあるが、作中の時代に合わせて敢えてそのようにしているようにも感じられ、最新の技術で撮った古き良き映画といった印象を受ける。
明るいノリのコメディ映画
平日休みが取れたので見てきたが、そこそこ客は入っていた。年齢層が高そうだったのは、映画の内容か平日だったからか。
冒頭で妊婦に扮したケリー(スカーレット・ヨハンソン)が、ムスタングにシートベルトを、的なマーケティングの売り込みをしているのだが、他の映画でも見たような提案だな、と思ったが思い出せなかった。『フォードvsフェラーリ』だっただろうか。
このあとどう話が展開するのかと思いきや、政府のエージェントらしき、モー(ウッディ・ハレルソン)という怪しげな男が登場して、アポロ計画のマーケティングをケリーに依頼する。
冒頭からコミカルな展開で、1960年代の風物を描いているので、懐かしいコメディ映画の雰囲気。ケリーのマーケティングは、どこまで事実に基づいているのかはよくわからないが、オメガがアポロの公式腕時計となったのは有名な話だ。カメラはハッセルブラッドだったらしいが、この映画では出てこなかったように思う。映画でタイアップできなかった企業は除かれているのかもしれない。
アポロ11号の発射責任者、コール(チャニング・テイタム)と、ケリーとの出会い、車と飛行機でのドライブ?もデート映画(って今は言わないか)としてよくできている。ケリーの秘書や、コールの同僚や仲間たち、癖の強い政治家連中もいい味を出しているし、登場人物が多いのに、ストーリーもごちゃごちゃせずに良くまとまっている。黒猫の伏線回収も見事。ロケット打ち上げシーンは迫力があって良い。
胡散臭いエージェントのモーが、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』を歌って踊るシーンもいい。この男もどこか憎めないキャラクターだ。
終盤の月面での撮影が不調に終わった場合の保険として、裏で行われる月着陸映像の撮影は、『カプリコン1』を嫌でも思い出すが、昨今のアポロ捏造疑惑という都市伝説にも絡めていて面白い。この撮影を行う映画監督がゲイっぽいというか、ゲイなんだろうけど、なんとなく、『マネキン』を思い出した。全体的に見ていて、’80年代に多かった、ダイアン・レインとか、リー・トンプソンみたいな若手の女優が出ていたような、明るいノリのエンターテインメント映画を思い出して楽しい時間を過ごせた。
最近は、こういうノリのアメリカ映画あまり見かけない気がする。あんまり映画.comでの評価は高くないようだが、私は映画館を出た後も明るい気分でいられるような映画をもっと見たいので、若干点は甘目につけてみた。
目に見えるものが真実とは限らない
終盤の失速具合があまりに酷かったけど、全体的に見れば高品質でハイセンスな演出が光る、なんともアメリカらしいナイスなお仕事ムービーだった。
ただ長いなぁ。ラストはずっともどかしかった。切れ味悪いというかなんというか、今ここでエンドロール!ってシーンが続いて、個人的には全然スッキリしない。あと好き嫌いの問題が大きいだろうけど、「あぁ、それ言っちゃうんだ」と若干覚めた場面もあって、映画は終わりよければすべてよし意識の強い自分にとっては、ちょっと不完全燃焼な映画でもあった。
御歳40にも関わらず、バリバリイケイケなスカーレット・ヨハンソンが注目されがちだけど、やけにNASA職員の似合うチャニング・テイタムだって負けず劣らず魅力的。彼もまた、40歳越えには到底見えない。日に日に好きになっていく俳優の一人。
凸凹な関係性ながらに2人の息はバッチリで、そこにウッディ・ハレルソンがいいスパイスを加えていた。キャスティングの妙。これが世界的に大コケしてるのが悲しいねぇ...。やはり、AppleOriginalには呪縛霊か何か取り憑いてんのかな...。
冒頭は今年ベストエディット賞を与えたい。旧ゴーストバスターズのような動く雑誌。アメリカあるある演出だけど、いつ見てもワクワクする。しかも、アポロ11号との相性が最高にいいのよ。こんな神演出から始まる物語なんて、引き込まれないわけが無い。
それ故に、終盤は非常に勿体なかったし、恋愛要素、女性の社会的地位等のテーマが上手く扱えていなかったのが、なんとも悔やまれる。冒頭以外にも面白いシーンはあったものの、この映画の最高到達点はやはり最初の5分間。ん〜、映画って難しいな笑
途中で寝てしまって……
字幕版はレイトショーしかなく
仕方なく吹き替え版を観ることに。
月面着陸のフェイク画像!?
えっ!!じゃああの有名な場面はフェイクだった??と勘違い。
(1960年代後半はまだ生まれていませんでした)
映画で知りましたが、ソ連が「フェイク画像だ!」と大騒ぎしていたんですね。
フェイク画像を作ることで、裏側で何かがあるのかな?と思っていましたが
ケリーとコールのラブストーリ+モーの暗躍というかライトな陰謀(笑)のお話でした。
恋愛映画のアルアルとして
出会い→再び再会→反目しあったりして最初はお互い良好な関係ではない→
少しずつ距離が縮まる→相思相愛→不穏な空気が流れる→でも最後は元通り
そのままでした(笑)
ケリーと助手の女性のワンピース姿が斬新で
車もザ・アメ車という感じの車でした。
あの当時はあんな感じだったんだね、と思いました。
一つだけツッコミを入れるとしたら、シュレッダーって当時からあったの?
ウソにウソを重ねての人生だったケリー。
意外な過去でした。
コールは天然記念物的な堅物ですが、
事故で死亡したクルーの事をインタビューされた時は
普段のコールからは想像がつかないぐらい激高しました。
二人とも見えないだけでいろいろな傷を抱えて生きてきたという事ですね。
コールの操縦する飛行機に乗って、そして帰ってきた時のシーン、
シートを敷いて二人で話をしていたシーンなど
うおぉ~~いいね~!というほんわか場面もたくさんありました。
なぜコールは一人だけピッチピチの黄色や青の上着を着ているの??と(笑)
ガタイが良いので目立ちまくりでした。
実際の映像を使うシーンもたくさんあり
またそれにフェイク画像を重ねてしまうところ、
バレないのかとヒヤヒヤしながら見ていましたが
思わぬところで黒猫登場!!!
まさかの黒猫に引っ掛けまわされるとは(笑)
黒猫によってケリーやコール達の企みがモーにバレたけれど、
それによってモーが怒り狂うとかそういう方向に行かず
「とりあえず他言無用、書類はシュレッダーで全部破棄してね」と
終わるところ、
「モー、意外といい人??」と。
ケリーの「宇宙人はいるの?」の質問にモーはダンスを踊り出します。
まさか……モーの正体は??と少し期待しましたが、
実際はどうだったんだろう?という展開でした。
ここは観客の想像にお任せするよ!という感じですね。
中盤まで少し中だるみみたいな感じで少しウトウトしてしまいました。
フェイク画像の撮影、二人の関係が進んできたところ、
ロケットの発射までの緊迫した雰囲気
(ケリーが部品を調達するのにお店のガラスを躊躇なく割るところは爽快でした)、
そして月面に降りたところなど
だんだん眠くなるヒマもなくなるぐらい面白くなってきましたね。
観終わった後もすっきりとした後味が悪くない面白い映画でした。
いつか動画で配信されたらもう一度観ようと思っています。
爽やかに尽きる
予告では都市伝説や陰謀論をシリアスにやる作品かなー程度で鑑賞しました
正直コテコテのラブコメお仕事映画でビックリしました
ジャンル的に苦手でしたが、鑑賞後はかなり爽やかに見られたのは自分でも驚きです
仕事パートでもラブコメパートでも苛つくような無駄なシーンや人物が少ないです
恋愛パートも極端にベタベタせず、途中ある仲違い部分も過剰にトラブルを大きくしない良いバランスです
何より好きなシーンはケリーがコールにフェイク映像を作っているのを告白するシーンですね
それまで都会の洗練された服を見せつけるように着ていたケリーがコールの地元で着られているダサめのワンピースを着ている所かな
コールが肌着が透けてるサマーセーターの色違いを何着も持っているのもマッチョ思考ぽくて好きです
本題よりその前が面白かった
2024年劇場鑑賞192本目。
未だに都市伝説としてささやかれている、アポロ11号の月面着陸は地球で撮られたもので本当は月にまだ人類は行っていないのではないか、という話を映画化したもの。「ファーストマン」を観た後に嘘だと言われるとむちゃくちゃ腹立つのですが。
今作は本当派も捏造派も納得いく話になっています。しかし自分はその前のスカーレット・ヨハンソン演じる広報の主人公の、資金調達の奇策が面白かったですね。なんか全然ヨハンソンっぽくない顔でしたが。
傑作だった。これが映画というメタも。
映画で感動するしないってのは、映像が真実か捏造かなんて関係なく、なんならほとんど全ての映画は定義によっては捏造だけど、自分の心が動かされたらそれは本物で良いと思う。
なんてことを映画館の帰りに思うことがあるのだが「本物の感動」の意味がひとつクリアになる作品であった。
話としてはリアルとフェイクのよくある対比構造に加えて、嘘で生きたケリーと誠実の化身のコールがアポロ計画成功のために近づいていき、しまいにはフェイクの月面でリアルを確かめるなんて洒落たフィナーレには拍手したくなった。
黄色の色使いと意味合いはわかりそうでわからなかった。黒の次に黄色、青と黄色、覚悟の赤?これは他のレビューも拝見しよう。
爽やかな傑作でした。ほぼ5なんだけどこの映画の宣伝をケリーならもっと上手くやるのでは?と鑑賞前の期待値づくりも含めて4.5。
文句なし!
「月面着陸がフェイクだった」っていう実しやかな噂話しを掘り下げる映画きと思いきや、このネタを逆手に取った軽妙だけど、グイグイ引き込まれてしまう心動かされる作品。
とても面白い!
迷わず⭐️5個付けちゃったよ☺️
興味ある人はぜひ映画館で観賞をおすすめします!
期待以上❗
内容が好みとレビューも良かったので鑑賞
日曜日の朝イチ9:15
172席の半分位は埋まっていた。
びっくり
いつもなら10人以下が多いのに。
観に行く前は、フェイク動画作成がメインの内容と思っていたが、全然違った
少しの涙とラブコメとその時のアメリカ情勢など固くなりすぎす、軽くなりすぎず
ちょうど良いバランスだった。
後味の良い作品でした。
まあまあだった
舞台となる時代や美術、登場人物はとても魅力的なのだけどストーリーがあんまり面白くない。なくてもいいところでドラマをこねくり回している感じだし、懸命にやってる人たちをバカにする内容だ。ウディ・ハレルソンは大好きなのだけど、この役はアホみたいで嫌だ。猫がよかった。
目の付け所も良い名作
アポロ計画にある実は流された映像はフェイクだったのでは?を映画にしてます。ストーリーの流れもキャラとの関係もめちゃ良くて素晴らしかった。ロケットか作られる過程もあってかっこいい。テンポいいしとても見やすい作品。
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