「黒猫に+☆1」フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン Basieさんの映画レビュー(感想・評価)
黒猫に+☆1
冒頭のR&Bムーンリバーでテンション爆上がりしたものの、ケリーの畳みかける台詞とスピーディな展開に最初はついていけず、置いてきぼりにならないように必死で食らいつきました。最初だけなら字幕でなく吹替の方が楽に入っていけるかもしれませんね。
その後はテンポも落ちて問題ありませんでしたが。
スカヨハは目で芝居するのが上手いですね。
チャニング・テイタムもちゃんと目芝居に応えていたし。さすがです。
スカヨハの衣装替えも素晴らしかったし、60年代の再現性と当時のニュース素材の挿入も的確で文句のつけようがありません。
1番気になってたのは、「黒猫は縁起が悪い」です。
うちには黒猫が2人いますので、そこは「え~そんなことないよ!」って思ってましたが、確かに最後のあの展開に限って言えば、縁起が悪いw
自分は観てて大喜びでしたけどね。家で観ていたらたぶん手を叩いていました。
エンドミュージックをフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンで締められたらどうしようと思いながら観ていましたが、素人の浅はかな心配を裏切ってくれたのは流石です。
そのフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンもちゃんとカウント・ベイシーのピアノが聞けたのでその時点で選曲に◎でした。
月面着陸もののリアルさとそれにまつわるフェイクを上手くかみ合わせた後味のとてもいい良作だと思います。お勧めです!
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