「月への想いが胸を熱くするフロリダロケット」フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
月への想いが胸を熱くするフロリダロケット
始めはSFサスペンスの名作『カプリコン1』みたいなお話しかと思ったら、いい意味で裏切られ、最後まで気分良く観ることができました。冷戦時代のアメリカ、ロケット開発でソ連に負け、事故ばかりのアポロ計画の逆風を挽回するために、凄腕の宣伝のプロがNASAにやってくるお話しです。スカーレット・ヨハンソン演じる宣伝のプロが、次々とタイアップ企業を引っ張ってきたり、議員を抱き込んでいくのが痛快です。一方、絵に描いたようなカタブツのチャニング・テイタムとの対比が面白かったです。ボーイ・ミーツ・ガールの定石と分かっていても、60年代のクラシックなラブロマンスが楽しく、P51マスタングに乗っての月夜のフライトはロマンチックです。また、アポロ計画に全身全霊で取り組むNASAのスタッフの熱い想いにジーンと来るとともに、国家の威信のためにフェイク画像を放映しようとする国家権力とのせめぎ合いも、そうくるかーって展開でした。役者では、クラシックでセクシーな役では右に出る者がいないスカーレット・ヨハンソンが、キレキレのキャリア・ウーマンである一方で、嘘で塗り固めた人生に苦しむ女性像を演じていて抜群でした。どちらかと言うと脳筋のイメージのチャニング・テイタムも誠実な古き良きアメリカの男性を好演してました。
シネマディクトさん、コメントありがとうございます。
>始めはSFサスペンスの名作『カプリコン1』みたいなお話しかと思ったら
皆さんのレビューを見ていると、そう思った人がそれなりの人数
いるような気がします。・_・
カプリコン1
観たことは覚えているのですが、途中どんなストーリーだったか
の記憶がすごく曖昧になってます。(遠い目)
ラストシーンについては凄く印象に残っていて、この作品がカプ
リコンみたいな終わり方だったらイヤだなぁ と思いながらこの
作品を鑑賞したのですが、ソフトな着地で良かったです。
コメントありがとうございますm(__)m実は、かのオメガ、価値も知らずに高校生の頃身につけていたのですが、制服と一緒に洗濯してしまって…母に叱られそのまま放置。後でその価値を知り(25ansとかで良家の子女が身につけてます)錆び付いて動かないのを町の時計屋さんでムーブメント入れ換えて使ってました。私にとってある意味特別な時計なのです。今は電池切れていますf(^_^;