密輸 1970のレビュー・感想・評価
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'70s海女シスターフッド+サメ映画
評判通りの快作!
1970年代の雰囲気ムンムンの中、公害で仕事ができなくなった海女達がやむを得ず密輸に関わっていくのだが、ほかの密輸業者やチンピラ、税関職員も絡んできて、腕力も権力もない海女は十八番の海中でケリをつけるのが最高。
この手の韓国映画は、イイ顔をした役者がたくさん出てくるのもいい感じ。
なんで、近所では公開してくれないのかなぁ…
要素盛り盛りのクライムエンタメ
騙し合いあり、女の友情あり、ザ・レイドばりのバトルあり、極めつけにサメまでありと、とにかく飽きない犯罪エンタメ。この手の作品に雑に混ぜられがちなお色気要素がほぼないのも、テンション下がらなくてありがたい。
序盤ちょっと人物関係が分かりにくい(海女さんの格好だと特に)のが難点でしたが、非常にハイレベルな楽しい犯罪映画でした!
このクソアマめ!!!
公開終了ギリギリにして、なんとか滑り込みでリベンジ達成!いやぁ、映画中に寝るなんて良くないねぇ。今週の鑑賞スケジュールには頭悩まされたよ。ちょっとでもヤバい!寝るかも!と思ったら、これからはちゃんとポップコーンとアイスコーヒーを買うことにしよう。対策バッチリなおかげで、無事全編開眼👀
2回目見て思った。なんでこれ寝たんだ。ビッッックリするほど面白いじゃねぇか!「コンフィデンスマンJP」好きにはたまらない、最高の騙し合いバトル。韓国映画の真骨頂。これこそ、映画のあるべき姿。こんな映画が見たかった!アクションもドラマもクライムサスペンスも、ぜーんぶ自分好みの楽しいの詰まった傑作だった!
129分間、一切飽きない。テンポがとにかく良くて、スムーズに展開していくから海の流れに身を任せるかのように、ちょっとややこしい内容にも関わらずスっと頭に入ってくる。やたらリアルな描写も作品の質を向上させている要因だし、登場人物みんな個性的ってのもずーっとワクワクしちゃう秘訣。チュンジャがまあ面白く、お金のことならお任せ!な彼女は本作に持ってこい。彼女なしにはこの映画は成立しない。そう言い切れるほど。
クライムサスペンス、ドラマパートの面白さが異常。全体的に懐かしい雰囲気だからかコメディとして結構笑えるし、それより物語があまりに見応えで溢れていて、「密輸1970」のタイトルをきっちりやり遂げている。刺客とか、仲間とか、税関とか、群青劇の完成度だって高すぎる。
本作の凄いところはそこだけに留まらず、アクションだって「犯罪都市」に匹敵するレベルの大興奮。1回の戦いでこんなバリエーションを見せてくれるのか...贅沢極まりない。それも、陽気な音楽と共に繰り広げられる暴力には思わず笑っちゃう🤣長回しもすっげぇ楽しかった。
「密輸」そして「海女さん」という2つを見事に掛け合せ、ラストシーンなんかは映画の全てが集約されるように全ての要素が機能していて、ホントよくできた映画だなぁと感心した。こういう映画を作れる頭が欲しい。
この展開ならもっと盛り上げれるような演出出来ただろうな〜とか、コメディに寄りすぎるばっかりに緊張感が薄いな〜とか、思うところはあったけど、今年公開された韓国映画の中ではベスト3に入るほどの傑作くらいコメディだった。オップンがまじモナコ過ぎて笑っちゃう笑笑
間延びする
全体的に、モダンでおしゃれなファッション(服装、髪型、音楽)が楽しめます。
が、話の展開のテンポがあまりよくないなぁと感じました。
もう少しスタイリッシュに、スカッとできるかと期待していたので、少しだらけてしまいました。
韓国映画はなんでこんなに面白いの?
えっ?!の連続で最高だった。
あーんな感じかと思ったら全然違う(笑)っていう。
すごいなあ。
女の人がこんなにかっこいい日本映画って思いつかないんだけど…。
あと、クォウ軍曹カッコよすぎ&強すぎでしびれた〜!
コンフィデンスマンに似てたな。 水中のアクションという部分では新鮮...
コンフィデンスマンに似てたな。
水中のアクションという部分では新鮮味があった。
それでもスケールダウン感が否めなかったかなと言う印象。
シスターフッドもの
海女版『マッドマックス 怒りのデスロード』+『フュリオサ』という感じてよかった。/海中アクションが痛快。ありそうであんまり見たことない映像。あと、音楽も良い。演歌チックな曲はもちろんだが、ちょうどいいところでテケテケいう効果音的な音が、海中の静けさに息を潜める心理を邪魔せず、むしろ盛り上げるように入ってくるのがたまらない。
アバズレ
まるで昭和の東映作品を観ているような感覚で…「肉体の門」とかと似たようなテイストを感じるものの、お話としては面白かった。
が…あの韓国的懐メロをどう処理するべきか。
唐突に、大音量で挿入される。
その後に流れるBGMと同じなのだけど、いちいち興が削がれたりもする。
BGM全般が俺には合わなかった。
もっとハードな話かと思ってたのだけど…いや、ちゃんとハードではあったのだけど、どうにも噛み合わせが悪いというか、没入感が薄い。
安っぽいというか俗っぽいというか…アレも韓国の一面ではあるのだろうけど、華がねぇなぁって。
話しは嫌いじゃないんだ、ホントに。
虐げられた人々が「密輸」って犯罪に手を染める。そもそもが汚染物質を垂れ流す化学工場のせいなのだ。
それまで海の幸が豊富だった海で漁ができなくなる。
それ故だった。
劇中で「貧乏は罪だ」なんて台詞があった。貧乏だから犯罪に手を染める。極端だとは思うが言い得て妙だとも思う。
3年前に摘発された密輸事件で拗れた女達の友情が復活していく様とかも好きだし、大悪が税関の係長ってのも頷けたりする。
だが、どれもこれも昭和テイストで…なんの焼き直しなんだろうとまで思う。
監督があの時代ではなくて、あの時代の作品を復刻したいってんなら成功だとは思うけど…台詞も仕掛けも編集さえも、昭和の東映作品の匂いがプンプンしてる。
女性の自立ってよりは、男性社会への反抗とか脱獄とかがテーマだったと思う。
日本の女性蔑視も酷かったけど、韓国の女性蔑視も相当酷い…てか輪をかけて酷いなぁと思われる。
海女たちの背景は語られないのだけれど、あんな稼ぎもない港町で独身ならば、出てきゃいいのにと思うのだけど、それが出来ない事情でもあったんだろうか?
色々とツッコミどころはあるのだけれど、まぁ、夏だし、鮫はやっぱり怖いなぁなんて事を思い…特に目新しい事もなかったのだけど、物語はちゃんとしてたように思う。
海女さんが女性しか居ないのは、男性は漁に出るからなのかしら?それとも女性には海女に特出する性能でも備わってるのかしら。韓国の海女さんの風体も日本の海女さんと変わらずで、それはちょいと驚いたかなぁ。
ベトナム帰りと歌謡曲
密輸業者と税関と海女が密輸品を巡って争奪戦を繰り広げるクライムサスペンス。韓国映画らしい設定。でも、個人的にはかなりの大好物な部類。
どんな話なのかある程度イメージしていたし、そこから大きくズレることもなかった。でもそれでいい。嬉しいサプライズは、ベトナム帰りの軍曹たち。彼ら2人の格闘シーンはこんな映画(言い方は失礼だが)ではもったいないくらいにレベルが高かった。
お互いに騙しあい、裏をかこうとする。コンゲームのようでいて、でも熱い友情の話だった。やっぱり好きなタイプの映画じゃないか。舞台が70年代ということもあって、登場する人たちの言動に時代というか泥臭さを感じる。いや、韓国南部の港町だからなのかもしれないけど。
この70年代の舞台を彩るのが当時の韓国歌謡(と思われる楽曲)の数々。70年代の日本の歌謡曲もその傾向があるが、やたらとソウルフルだったりする。うまいと言うよりも染みるボーカル、シンプルなのに印象に残るメロディ。つらさや悲しみがにじみ出るあの曲たちがとても優しかった。
サメや船の航行のCGがちょっとしょぼいのも許せるくらいに面白かった。韓国映画で、この手のクライムサスペンスを作らせると普通にこのレベルになるってことがすごい。
騙し騙され
その時代を知らない自分にとっては、時代を感じさせる衣装と音楽と序盤のテンポに観る映画間違えたかなと感じながらも我慢しながら鑑賞。
それも後半へ行くにつれ気にならなくなってくると、徐々にストーリーもテンポアップし引き込まれていく。
海女とヤクザと密輸組織と役人と…誰が味方で誰が敵なのか、裏切り者は誰なのか?
海の中での格闘シーンも見応えあり!
気になる方は是非映画館へ。
途中から面白くなるので我慢だ
正直な所、韓国映画は時々観るが韓流ドラマは苦手だ。だから序盤のダラダラした部分は好きではなかったが途中からいきなり面白くなって来る。途中70年代ソングが多くかかるがどう聞いても日本の演歌風であったのが凄く気になった。当時は日本文化は全くのNGだった筈だがモロに影響が出ていた事に驚いた。
特に印象に残ったのが、クォン軍曹とその右腕の片眼の部下。余りに強すぎてアベンジャーズかよ(w)と思ってしまった。そしてこの後のクォン軍曹とチュンジャの物語りが気になります。
時代設定が良いですね
犯罪が巧妙になる前の古き良き時代の韓国。密輸の片棒担ぐ海女達の話。意外に軍曹のアクションが格好良い。ストーリーはハッピーエンドではあるが、問題解決への期待をしてしまい嬉しくなってしまった。
とぼけたツラして容赦ナシ、そこにこそ”悪の魅力”が光る
生活苦から密輸品回収に手を染めたクンチョンの海女一同、しかし税関の摘発から逃れようとした際の事故で海女のリーダーにして船主の娘ジンスクは父と兄を喪い己も投獄される。
2年後、唯一摘発を逃れたかつての親友チュンジャが引き込んださらなる密輸ビジネス。ベトナム帰りの密輸王、クンチャンに幅を利かせるチンピラ、そして税関が各々の都合をぶつけ合う中、ジンスクは何を信じるのか、そして”ふてぇ女”チュンジャの真意はいかに。
暴力と悪意の緊迫に満ちたクライム作品はそれゆえにいかに展開に緩めを利かせるかが魅力のカギを握ることが多いが、本作はそれをよく理解しているといえる。
既に他レビューにあるようにハッキリ言ってあぶく銭で70'sトレンドに耽溺するクンチャン住民の姿は我々の視点からは垢抜けないところがあるが、そうしたとぼけた絵作りは明らかに恣意的なものであり、騙しの連鎖と「お前がラスボスなのかよ!?」な展開を絶妙に下支えする世界観を築くことに成功している。
騙しの口八丁で盤面を左右すれどもいざ暴力を剝き出しにされると抗うすべのない女たち……それが海面の下では流麗に命をもぎ取る襲撃者に化ける。そのギャップに痺れる頃には既に本作の虜であろう。
中々の快作である。
最初から最後までずっと楽しい、爽快な映画
エンタメのお手本のような映画。お話のテンポがいい、音楽もノリノリ、クセが強い登場人物たち、犯罪と裏切り、コンゲーム、最後に爆発するアクション、爽快なシスターフッド。どこを切っても良質の海洋クライムアクション。
とにかく俳優たちが素晴らしく魅力的。特にキム・ヘスは、やることすべてキマっていて眼が奪われっぱなし。チョ・インソンとの絡みの距離感の表現が凄い。
めちゃくちゃカワイイのにめちゃくちゃ面白いという得意技をガンガン見せつけてくれるコ・ミンシも素晴らしい。得意な役柄とはいえ難しい役のはずだが、めちゃ細かい芝居の積み上げで面白くもリアリティーのある人物を作り上げている。
音楽も最高。当時の曲を上手く生かすような劇伴の作り方になっており、韓国の音楽に詳しくなくても登場人物たちの感情を補間してくれる。
出し惜しみなしの水中撮影も素晴らしかった。冒頭とラスト近くで繰り返される連携が熱い。
アクションが凄いのは言わずもがな。地上でも水中でも。
とにかく年間何本も出ない良質のエンタメ作品なんで、迷うことなくすぐに観るべき。
海女最強説
「モガディシュ脱出までの14日間」でソマリア紛争を舞台にしながら終盤マッドマックス化するという狂気で最高な映画を作った、リュ・スンワン監督「#密輸1970」を観る。今作もリュ・スンワン節炸裂で、フェミニズムの要素に加えて、水中では海女が最強なんだよと強引に持っていく終盤が痛快すぎる。
よくまとまった娯楽作
久しぶりの韓国映画の鑑賞でした。
観る前はよくあるクライムサスペンスかな、と思っていましたがこれがよくまとまっている。地方の漁村を舞台に、人間の欲望と二人の女性の友情が交錯する。
閉塞的な田舎の雰囲気や「騙そうとする」「騙される」「騙されて疑う」といった感情の動きが常に動いていて、観ていてダレる感じがない。ストーリーを大雑把に言ってしまえば勧善懲悪ですが、主人公たちも純粋に善人ではないのが良かった。
後半になるとアクション映画っぽくなり、元軍人VSヤクザはスピーディでCG映画にはないアクションのキレが良かった。そして、海女さんVSヤクザの水中戦という観た事のない映像が展開されてそれが良かった。これはほかの映画にはない。そしてサメという超暴力がいい味を出しています。
総じて、暴力流血描写は多いのは人の好みは分かれますが、人間模様の移り変わりとキレのアクション映画が良くまとまった娯楽作となってます。
オップン、最高!
騙し合いバトルの展開がテンポ良く、とても楽しい映画でした。
韓国アクションはかなりバイオレンス。
韓国ジョーズのシーンは怖かったです。
1970年は日本の元号では昭和45年。ふんだんに流れる韓国歌謡曲も映画の世界観によく合ってました。
オップン、最高!
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