モンキーマンのレビュー・感想・評価
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鑑賞動機:デブ・パテル10割
デブくんがこういう映画が作りたかったというのは意外だったが、手足が長いせいか格闘シーンが特に後半は非常に様になっていた。アクションシーンの撮り方もいろいろやってみてるなとは思った。
前半と後半で画の見やすさがずいぶん違うように感じた。修行/特訓したのと、過去を明確に思い出してて自分がすべきことがはっきりとして、迷いがなくなったから…みたいな解釈したけど、無理筋かな。
結局インド?
インド、アメリカとかの合作らしいけど、ほぼインドですね。昔のジャッキーチェンの映画のようにショボい主人公が成長しカタキをうつ。シンプルなストーリーだけど何か見入らされます。結構好きかも。
ボリウッドでないインド
型にはまった殺陣でないアクション。
アクション・スターでない俳優のアクション。
こんなに見ていて痛いアクションは、「ベイビーわるきゅーれ」第1作目のラストの死闘以来じゃないか。
迫害されているマイノリティの集団に助けられ、身体を癒し心を強くし、窮地に立った彼等のために立ち上がり、悪を倒して、復讐を果たして去っていく。よくあるストーリー(ちょっと違うか)をいかに見せるか。
台詞で説明せずに、背景を、人物を描いて物語は進んでいく。
とても上手い脚本と演出。
悪役がギャングとかじゃなく、警察署長と熱烈な支持を得ている宗教指導者というのもいい。
俳優としてしか知らなかったデブ・パテルの才能、今後の活躍が楽しみ。
ボリウッドでないインド。
もう少し若かったら行ってみたいな、と思うほど魅力的。(ロケはインドネシアらしいけど)
近くの映画館で観たんだけど、あんまり面白かったんで台風の中、ULTIRA上映してる遠くの劇場まで出かけて二回目観てきました。
ジョン・ウィック + ブルース・リー
ジョーダン・ピールが惚れ込んだのもうなずける。ジョン・ウィックばりのアクションに所々ブルース・リーのテイストが有り思わす微笑んでしまいました。ジョン・ウィック、並びにブルース・リー好きの人は絶対見るべし。
まさにインド版ジョン・ウィック
まさにインド版ジョン・ウィックですね。
前半モンキーマン強く無いし、大丈夫かなこのオッサン…って感じなんやけど
後半になるとジョン・ウィック感が増して俄然面白くなる。
猿に修行受けたり、インスパイアしたりはしないのね。
インド版ジョン・ウィック
インド版ジョン・ウィックです。
犬が出てきますが、死にません。
本作はかなり不潔なシーンが多く、そこが気になる人間には結構キツいです。
ファイトクラブのような乾いた埃っぽい不潔さではなく、泥やトイレや下水といった不潔さでした。
(伝わるか分かりませんが、ジョジョの奇妙な冒険第三部のインドの描写に近いものを感じます)
ストーリーはジョン・ウィック同様、あるようでないようで少しある、くらいの単純さです。
バトルシーンは良いですが、少しくどいように感じました。
ホテルムンバイの人が作ったから見に行った 移民だし、そこまでベタな...
ホテルムンバイの人が作ったから見に行った
移民だし、そこまでベタなインド映画じゃないと思ってたら、
どっちつかずの微妙な感じだった
燃えよモンキーマン
復讐物のストーリーは今一歩だし、テンポも悪いのですが、ラストのアクションシーンが、「燃えよドラゴン」を良く研究した演出(かなり真似)だったので、俳優デブ・パテルさんが構想に8年をかけた監督デビュー作として、「燃えよドラゴン」を勉強してくれた努力賞として採点しました!
モンキーマンの復讐
想像よりもバイオレンス要素強めの本作。
やはり目標が明確な人間は強い。
デヴ・パテルのインタビュー記事を読んだら、韓国ノワールにも影響を受けているそうです。
一体どこから持って来たのか斧を振り回す男との格闘や母親を殺した男とは正々堂々と拳で戦う等々、シーン毎のアクションも楽しめました。
でも漂白したモンキーマスクを脱ぎ捨てるのが早過ぎた笑
孤高かと思いきや助けてくれる仲間もできて何故か一安心。
初監督という事なのでこれからが楽しみです。
思ってた感じとちょと違ってたけど…
恨みと殺意と狂気と殺戮。
とにかく痛い。
そして映像が目まぐるしく変わる。
だからなんか映像酔いしてしまった。
ストーリーもふわふわ。
そして最後はまさかの肉弾戦ww
と思ったらまだ続きが……www
それでも曲が良きなので全て許す✨
(でも帰り道にルンルンで聴いてたサントラはイマイチだった気が😅)
デヴ・パテルのあの少しすっとぼけたお顔は反則。
ボッコボコにしててもなんだか許してしまう。
シータ役のソビタ・ドゥリパラちゃんが麗しくて❤ ❤ ❤
前半が分かりにくいし、中身が薄い
やはりインド映画でしたね。主人公のキッドが殺された母の敵討ちの話で、単純な物語と思いきや、前半の話の内容が掴みづらかったです。画面もけっこうぶれていました。
後半はアクションシーンが満載で見ごたえはありましたが、意外性もなく中身が薄いように感じました。
世間では良い作品なんでしょうが、個人的には満足感が上がらず、他の映画を観ればよかったと思ってしまいました。
怒りと復讐心こその拳
『スラムドッグミリオネア』以降、俳優として着実に実績を残して来たデブ・パテルが、まさかこんなハードなアクション映画に出演し、監督まで務めるとは思ってもみませんでした。インドの地下社会の格闘技ビジネスで噛ませ犬役として生きる男が、暗黒街のトップに接近しようとします。彼の目的は何か、それは達せられるのかというお話です。
銃は殆ど登場せず、近接戦での激しい殴り合いの迫力とスピードが圧倒的です。それは、『ジョン・ウィック』はじめ近年のハリウッド・アクション映画で見られる傾向でもあります。しかし、違うんです。僕が観たいのはアクションそのものではなく、その源となる物語です。同じ拳でも、本作のモンキーマンの怒りと復讐心が乗り移った拳は唸り声を上げています。観る者の「ぶっ殺せぇ~」という思いも乗った重さがあるのです。
初監督作でここまでの熱量を映像に焼き付ける事が出来るデブ・パテルにはこれからも期待が高まります。
敵と遭遇する前にマスクを自分で脱ぎ捨てちゃう奴を「モンキーマン」と呼んでいいのか?
正直、そこまで観たかったわけではない。
ただ昔、僕は『バードマン』を映画館で観たことがあって、
今年に入って『ドッグマン』も観た。
ここは「桃太郎のお供」的なロジックでいうと、
ぜひ『モンキーマン』も観ておかねば……!!
そんな、くだらない義務感に駆られて行ってきた。
ほとんど予備知識ゼロで観たので、
いくつかびっくりポイントがあった。
●その1 いうほど「モンキーマン」が活躍しない!!
冒頭、猿の仮面をかぶって出てきたら、
ひたすらやられっぱなし。
覚醒後に改めてかぶった猿の仮面は、
リングで二人倒したあと、
敵本陣に推参してすぐに自分で脱ぎ捨ててしまう。
ぜんぜんモンキーマンの話じゃねえじゃねえか!!(笑)
観る前は当然のことながら、似非アメコミ・マスクドヒーローものみたいな話を想像していたので、ある意味虚を突かれた。
というか、総じてDCとかマーベルのヒーローものは、個人的に吐き気がするほど嫌いなので、こういうリアル寄りのほうが断然良いのだが、「サナギマン」並みにしか扱われない「モンキーマン」をタイトルにして映画館に客を呼ぶのは、軽く詐欺ではないのかと不安には思う。
タイトルの割に、マスクドヒーローとしてのこだわりがなさすぎる(笑)。
だいたい「マスク」というのは正体を隠すためのツールなのに、ぜんぜん本人正体隠す気ないし、敵も主人公が誰か知ってるし、結局、敵に見せる前に自分で脱いじゃうし。
せっかく「モンキーマン」ってタイトルつけたんなら、本人が自分をハヌマーンの化身だと自覚して覚醒するようなシーンで、もっと盛り上げてもいいと思うんだよなア。いちおう『ロッキー』みたいにヒジュラ教団で鍛えてはいたけど。
せめて『モンキーフィスト 猿拳』のユン・ピョウみたいに、猿由来の拳法くらい使えよ(笑)。
●その2 この見てくれでインド映画じゃない!!
心の底からただのインド映画だと思って観ていたので、主人公が実はイギリス人で、映画はアメリカやカナダの共同資本で、撮影場所は全編インドネシアと訊いて、マジでびっくり。
ここ、インドじゃなくてインドネシアなのかよ!
設定としてはインドの架空都市らしいけど。
先入観ってこわいわ。サリー着たママンが出て来て、ハヌマーンがどうとか言い出したアヴァンの段階で、完全に気分はインドになってました。
言われてみれば、ボリウッドダンスを誰も踊らないし、誰も歌わないし、出て来る拳法も明らかにカンフーとテコンドー寄りだし、ふだんのインド映画のノリとはだいぶ違う。
そうかあ。インド人が作ったわけでもないし、
インドで撮ったわけでもないから、
どこからどう見てもインドの話なのに、
全体にあんまりインド映画っぽくないんだな。
― ― ― ―
『モンキーマン』のノリは、インド映画のそれでもなければ、アメコミヒーロー映画のそれでもない。
明らかに本作は、『ジョン・ウィック』シリーズの再現を企図した、ダーク系のアクション映画であり、ブルース・リー・リスペクトの趣味的なファン・ムーヴィーでもある。
監督=主演のデヴ・パテル自身が、『ジョン・ウィック』(←アメリカ要素)や『ザ・レイド』(←インドネシア要素)に影響を受けたとはっきり言っているが、そもそも彼は幼少時から筋金入りの「カンフー映画オタク」だったらしい(部屋中にブルース・リーのポスターを貼って、自身もその影響でマーシャルアーツを始めたとのこと)。
一撃必殺のとどめの突きを食らわせ続ける主人公の体術は、ブルース・リーの動きを明らかにトレースしているし、題材が「復讐」で、一度前半で「やられて」後半で「覚醒する」流れもドラゴン映画と同じだし、何よりラストで「塔」が出て来て、ガラスの対決部屋が出て来て、最上階のラスボスが出て来る流れが、『燃えよドラゴン』『死亡遊戯』とまるきり一緒である。
あと、三原色の光が入り乱れるエレベータが開くシーンなどは、『死亡遊戯』と同時に、ニコラス・ウィンディンク・レフンの『ドライヴ』をも彷彿させる(血まみれの復讐劇で痛みを伴うアクションってところもレフンとはよく似ている)。
監督本人は、「僕の頭にある復讐というジャンルをまったく新しいレベルに引き上げた韓国映画に出会った」と述べていて、どうやら『オールドボーイ』のことらしい。あと『アジョシ』も大好きとのこと。
『モンキーマン』は、こういった英米・中韓・インド・インドネシアのアクション要素がごたまぜになった形で、デヴ・パテルの中で昇華させた産物だといえる。
ただ、面白かったかといわれると、どうだろうか。
とにかく前半がたるい。テンポ感が悪い。
最初の出陣までが、あまりに長い。
しょうじき何度も寝落ちしてしまった。
江戸木純やジョーダン・ピールが賞揚するほどに、優れた映画だとはとても思えない。
なにより、カメラワークがあまりにウザい。
バトルシーン以外も、ひたすら手持ちカメラで画面がブレまくる。
短いカットを重ねすぎて、だんだん観ていてめまいがしてくる。
なんでここまでせわしない、神経症的な撮り方をしないといけないのか、よくわからない。
もう少し緩急をつけるというか、クセを抑えたほうがふつうに観やすいと思うんだが。
とはいえ、教団での復活のトレーニングの結果、ブルース・リーみたいな動きに目覚めて、いきなり賭けレスリング場で無双し始めたのにはグッときたし、敵本拠地に乗り込んでから、例の一団が颯爽と助っ人に登場するシーンでは思わず爆笑してしまった。あそこだけ、なんだかインド映画風の戯作味が濃厚だったな(笑)。
あれだけウジャウジャいた護衛を敵が上の階に連れて行っていないのは、さすがに意味がわからないし、連中がなぜモンキーマン(と助っ人部隊)を火器で制圧しようとしないのかも、よくわからない。
とはいえ、結局あのあたりはブルース・リー映画の流れを再現することに主眼があるようなので、まあ仕方ないんだろうね。
全体に、ひたすらハードなアクションと「身体的に痛い」描写に徹して、「モンキーマン」を敢えて「正義のヒーロー」としても「強いヒーロー」としても描かず、単なる「復讐の鬼(猿)」として突き放して描写するつくりには、好感がもてる(平気で警官も殺しまくってるし)。監督が愛をもって本作に本気で取り組んで、ボロボロになりながら作り上げた熱意と気概も、十分に伝わった。
ただ、やっぱり撮り方とドラマづくりには、もう少しやりようがあったように思う。
デビュー作ということなので、まずは次作に期待というところか。
猿神様?の復讐劇
インドの神話が冒頭に語られるので
国の文化なども知っていると感じ方が
また変わるのだろうか?
話は幼少期に殺された母親の復讐劇
主人公がモンキーマンというヒーローでなく
復習の鬼(猿)となる最後のアクションが
血みどろでR指定がつくのも納得
デヴ・パテルがアクションを演じる
イメージがなかったのである意味新鮮
いつものデブ・パテルとは大違い
デブ・パテル初監督作品!
こんな映画を撮りたかったのですね。
いつもの真面目なデブ・パテルから180度転換。
R15も納得の凄い血みどろのアクションシーン。
ジョンウィックの政策陣はやっぱり凄すぎる。
インドの熱い空気感が漂っていて身震いしちゃいます。
ストーリーとしては単純な復讐劇なんでしょうが
デブ・パテルの佇まい、格闘、全てが魅力的で
それだけで楽しめちゃいました。
これでデブ・パテルもアクション俳優の一員ですね。
【”ハヌマーンの覚醒。そして、ラーマーヤナ。”先生‼デヴ・パテル君は良い役者なので、監督・脚本に手を伸ばさずに役者に専念した方が良いと思います!”デヴ・パテル君、どうかね?”分かりました・・。”】
ー ご存じのように、デヴ・パテル君と言えば、「スラムドッグ&ミリオネア」で世界に登場し、その後も「チャッピー」「奇蹟がくれた数式」「ホテル・ムンバイ」で、とっても良い人を演じて来た俳優である。
近作の「グリーン・ナイト」でも、基本的には同様の役柄であった。-
◆感想
・今作での彼の役は”キッド”という幼い頃に母を悪徳警官に殺され、その後闇のファイトクラブでの殴られ役をやりながら、ウエイターもしているというモノなのだが、兎に角ストーリー展開が粗いのである。粗いったら、粗いのである。
・これは、明らかに監督・脚本を手掛けたデヴ・パテル君の力不足であろう。誰か”あのー、デヴ・パテルさん、脚本が粗すぎませんか?”と言わなかったのだろうか?
言えなかったのだろうなあ。だって、この作品はほぼデヴ・パテル君による、デヴ・パテル君のための映画だからである。
<アクションシーンはナカナカだったが、本当に”ジョン・ウィック制作陣”が”本気で”絡んだのかな。スタイリッシュでは無く、只管に血塗れアクションである。
序でに言えば、カメラワークも手ブレが激しく、見づらい事限りなしである。
とまあ、可なり辛口で書いたが、発想は良いのだから、その発想を次回からはプロの脚本家や監督に任せるよーに(エラソー。)
俳優は、ある程度成功すると、監督をやりたがる人が多い気がするが、殆どが失敗しているからね。>
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