「だった一つの面白設定に賭けた潔い映画」またヴィンセントは襲われる カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
だった一つの面白設定に賭けた潔い映画
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「目が合っただけで襲われる」って話しを聞けば絶対観たくなるに決まってるw。
だってその理由や結末、映画好きならどういうふうにこの極上の素材を料理するのか知りたくない人なんかいないから。
配役が絶妙なのが良かった。
主人公のあの顔つきと体型と鈍臭さでグラフィックデザイナー、スポーツサイクル出勤、マッチングアプリデートなど独身を謳歌ってw、襲われても怖さと面白さのちょうど中間の感情を保てる良い塩梅過ぎ。
襲った連中が皆謝らないところもツボで、経理の奴にいたっては「訴訟しません」って自分で即答してるしw
料理のしかたは賛否あると思うが、ある意味フランス映画っぽく、食事や異性の誘惑に負け何度もピンチに陥るなどあまり深刻に考えている様子がないところもドライブがかかって面白い。
せめてサングラスぐらい掛けてみろよ。
目が合っても大丈夫な人もおり、一貫した法則がないところも気になりはしたが、個人的にはかえってリアルで良かったと思う。
犬も絶妙なビジュアル。
元教授がどうなったかぐらいは知りたかった。
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