教皇選挙のレビュー・感想・評価
全638件中、521~540件目を表示
『疑念』と『確信』
ジジィのチンチンチャンバラ
面白い
カトリックの世界の話で日本人には理解できないんじゃないかなと疑いながら鑑賞。
コンクラーベの意味や仕組みを理解している人は少ないはずなんだけど、ほとんど説明なしに話は進む。
偉そうな神父がぞろぞろ集合してきて狭いホテルにチェックインして宴会場でご飯食うって感じののんびりした前半はちょっと眠かった。
半分くらいからがぜん盛り上がってきて、爆発後は目が離せない展開に。
サスペンスとかミステリーとかのカテゴリに入る話だったのね。
感覚的には日本の皇室会議を映画化!ってことみたいなもんだろうから、制作側覚悟というか情念というかがすばらしい。
それにしても、「レッドドラゴン」とか「ザ・メニュー」で狂気の人って感じだったレイフ・ファインズが思慮深い信頼できる人になってるのに仰天。
俳優ってすごいね。
清らかなことは正しいことか
多様性を問う時代
教皇死去に伴う次期教皇の座を射止めるため、
男たちが票固めに足の引っ張りあいをしながら奔走します。
奔走するなかで表出してくるのは、カトリックにおけるセクシャルハラスメントや性差別問題、そして、テロを含めた宗教戦争まで絡んできます。また自分たちの保身ばかり考えている教皇第一主義(トランプ政権の自国第一主義をメタファーとして使わせていただきます)を警告するなど、政治や宗教、世界に向けて実に様々な示唆を与えてくれる作品でした。
アカデミー脚色賞を受賞した作品。映画をたくさんみてきたため、教皇は誰になるかはだいたいはじめに察しがつきました。どういう過程で彼(?)になるのか、それは見所です。
最後は「そうきたかー」という結末でした。
今の時代にアップデートされた結末ですので、お楽しみに。
俳優陣の演技と密室で行われる心理戦。バチカンのシスティーナ礼拝堂や聖職者の赤の衣装もビビッとで映えてました。
静謐でスリリング、色使いが素敵
文句なし!緊張感満載の120分。これぞ映画❗️
文句なし。ハラハラドキドキ、緊張感満載の120分だった。時間も完璧。観た後も余韻が残る。バチカンシスティーナ礼拝堂のコンクラーベが舞台だが、コンクラーベで決める教皇選挙も結局は今の日本、世界の政治・社会とリンクする。ラストは驚き。でも、いざ鑑賞が終わると納得だし、色々考えさせられた。音響、脚本すべてにおいて完璧だし素晴らしい作品。これぞ映画、これぞアカデミー賞作品賞と思わせてくれた。今でもアカデミー賞が脚色賞のみが信じられない。素晴らしい作品だった。おすすめします。
まず2025年年間ベスト5には間違いなく入る作品。
ジジイ同士の捻り合い
見応えありました
2時間近くの上映時間でしたが、退屈することなく楽しめました。
日本では一部の人くらいしか知らないことについてなので
個人的には未知のことに興味深いものがありました。
やはり人間の行うことには聖職者であれどそれなりの善と悪が
必ずあって綺麗事では済まないでドロドロということと、
投票中に起きた出来事の時に一枢機卿の発する意見が言い得て妙というか
真理、在り方を突いていて納得させられました。
昨今はタブー視されていたことが時代とともに変容してきて
いるからこういう映画も作られるようになったんだなと鑑賞時に
「拒絶と受容」そんなことを考えながら観ていました。
そして最後は「そう来たか!」と思いました。またここで一石を投じる
展開になりました。
全体的に内容が大人ならストンと入ってくると思いますが、小さい子には
難しいかも知れません。
あとは終始猊下役のレイフ ファインズがとてもいい演技をしていました。
こんくらべ
教皇選挙(映画の記憶2025/3/21)
120分一本勝負の緊張感との根比べ。
ということで何やらリアルでも教皇の体調不良報道があったこの作品を観に。作り話をうまく作り上げたある意味シミュレーションストーリーだよね。
まぁ真面目な作品苦手な人にはオススメはしない。
主演のレイフ・ファインズの鼻息まで演技が凄かったな。あえて音大きめに録ってた。
息遣いで緊張感を演出するのは色々あるけど、かなりの高感度マイクで集音してたに違いない。
ホラーのハァハァ感じゃなく、緊張のフーン、、、みたいなの。(伝わらないかもしれんから観た人が察してくれたらいいw)
ストーリーはほぼ読めてしまったので、あれだったが、最後に爆弾しかけおったな。
映画業界的に何でも話をそっちにもってきたがるのもそろそろやめてほしいものだ、、、
(個人的評価6点/10点中)
根比ーべ
聖職者の戦争。興味深い異文化体験
宗教に神は宿ってる?
うお!オモロ!!
オスカー本命だったのに取り逃がしたと聞き、でも面白いんでしょ?と、期待に劇場へ。
ふーん、厳格たる宗教界でもスキャンダルとかニュースで見た事有りますよ、少年少女への性加害とか、金銭搾取とか。
本作ソコにズバズバ切り込んで来る。
教皇とか、枢機卿と言っても、全く汚れて無い聖職者なんて居ないんでしょ?って。
スキャンダルの暴き合いに誰が勝利するのか?のドキドキミステリー。
意外なトコから意外な新情報も上乗せされたり、お前らは一体何を比べているんだ?
ここまでは金田一みたいに見られます。
エンタメミステリです。
結局、宗教ってやっぱ信頼出来ねーな、って思ってたらラスト30分に突如怒涛の展開!!
えっ!!!??てスクリーンにビビった唐突なシーンに、神は見ているぞ、と思わせる絵から本来有るべき神の教え、観客が感じてた宗教への胡散臭さを刺しに来る。
あれよあれよと、大どんでんシナリオ!
わ!凄えな、キリスト教も現代にアップデートしたぞ、ても、これは映画で原作は小説らしい。
ありゃ、やっぱ現実の宗教はまだアップデートしないんだな。
⭐︎3.4 / 5.0
全638件中、521~540件目を表示















