教皇選挙のレビュー・感想・評価
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絶賛できるから賢い、というわけではないと信じたい。
ようやく見れたのでそこは素直に嬉しい。
話の流れは思い返せばシンプル。
内容はとても難しいというわけではないけど、完全に理解するのにはすごい知識を要する。主にカトリックと聖書ネタもちょいちょい。ここは苦しかった、勉強不足を痛感。
(勉強しとけって言っといてよ、と思ったのは内緒で)
そもそもこういうテイストの映画、少ないような気がする。
コンクラーベの水面下で行われる情報戦がメインの映画。
地味なんだよ。
たしかに展開に熱さはあった。
「ほう、なるほど!」みたいなの。
「うおおおお!!!」では、ないわけよ。
全体通してその地味な印象は拭われず、といった印象だった。
正直、中盤は眠たかった……。
観終わった後、なんとなく悔しかった。
「思ってたより面白くなかった」というのが素直な感想になる。
先述した通り内容自体は割とシンプルだから、面白ポイントも理解はできる。
だけど絶賛になる理由がわからない。
本当にわからなかった。
でも、確かに絶賛してるやつがいるし前評判もとんでもないわけで。
僕が子供なんだろうか。
これを心から面白いと思えるやつは大人なんだろうし、格好いいと思う。
僕はどれだけ西洋宗教観を勉強して、おそらく何度この映画を観ても面白さを理解できない。
自分の能力の低さが原因とは思いたくないので、映画の合う・合わないが顕著に出た、と結論付けておくのがいいのだろうが、あえて言おう。
過大評価だと。
緊張感のある展開が続き面白かった
教皇って法王と同じ人を指す言葉なのね。
最近呼び名が変わったみたいです。
最後に大どんでんがあるとは聞いてたけど。。
フランシスコ教皇が亡くなったニュースもあり、見にいってみる事に。
コンクラーベの内幕が、映像をスリリングに感じさせる音楽とともに描かれる。
緊張を高める音楽の使い方だった。
全体を通して緊迫感のある映画でした。
いろんな権謀術数をめぐらす登場者達。
でも信念に基づき行動する主人公。
候補者が脱落していき、どうなるんだろうと予想しながら見ていた。
てっきり、主人公のローレンス(レイフ・ファインズ)が教皇になるのかと思っていたけど。。
でも、このラストは流石に予想が付きませんでしたね。
宗教の世界も結局、上層部の人間達は他の世界と同じように権力争いをしている。
神を信じる宗教の世界ですらそうなのかと、人間の愚かさを強く感じた。
これだから信じる宗教があっても人間の業はなくならないと思う。
(最近信仰を捨てた二世信者の友人を思い出しながら。。)
開祖や教祖、教典を持たない日本の神道、どんな形が良いんでしょうかね。
いろいろと宗教について考えさせられた。
緊張感のある展開が続き面白かったですね。
レイフ・ファインズの苦悩がスクリーンから伝わってきた。
政治的な駆け引き、人種問題、性問題、ライバルを蹴落とすための策略、汚いバチカンの裏側が絡み合って面白かった。
どこまでが真実の裏側に近い話なんてじょうね。
彼が最後に教皇に選ばれた事は問題はいろいろあるでしょうけど、
キリスト教は腐りきっていないという事を示したかったのかな。
ラストよかった
息苦しくなった
タイムリーな題材だったせいか、結構、映画館は混んでいた。でも、途中まで集中していない人が多かったな。かく言う私も途中で数分寝落ちしてしまったが…。
教皇とは、世界で最も権威と権力を持つ地位にいる人物という認識で合っているだろうか。
この映画で私は、男女差別や人種差別等、自分とは異なる属性をもつ人を貶める考えを、神に仕え愛と平和を説く人が堂々と口にするということに怖さを感じた。
本当にこういうやり方で選挙しているのかな。立候補とか推薦人を集めるという方式ではないのね、知らなかった。ローレンス枢機卿が自身の信仰が揺らいでいると語っていたけど、決定的なことは明かされてないような。(理解力不足?)
新教皇が、自身の運命に神の意志を感じ、使命を全うしようとするところは素直に感動した。そして、自分自身の信仰とは何だろうと改めて考えてみた。
おじさんたちの根比べ
神の存在を感じさせるシーン
序盤、寝不足気味のため意識が遠のいたところもあったが、不穏な出来事から、俄然惹きつけられていった。
聖人と思っていた人々の生々しい感情がこれでもかと表現される。
ローレンスの尋常ではない悲しみように、亡くなった教皇への尊敬以上の愛を感じた。
また、自分はならないと宣言していたローレンスが自分の名前を書いて投票した瞬間、窓が破壊された。驚きのあまり声が出た。そして、神の存在を感じた。
ベニテスの心に響く発言の後、投票用紙が窓からの風でヒラヒラ動く所では、枢機卿達も神の存在を感じたはずだ。
これで、決まったとみんなが納得したあと、まさかの事実が明るみになり、想像もしてないラストに呆然。
全てが説明されてないので、見終わった後語りたくなります。再度見たくなります。
重厚なサスペンス劇
ローマ教皇?
ローマ法王?
昔は、ローマ法王と呼んでいましたよね?
いつからか、ローマ教皇になりましたね!
今、旬なので観に行きました。教皇選挙とは何か?
を事前に勉強するべきでした。
なかなか決着がつきにくい選挙システムですね!
スキャンダル、買収、陰謀ありの静かなサスペンス劇と思っていたら、サプライズ!スクリーンに目が釘付け、耳をそばだてた120分でした。実際のコンクラーベが終わったら、もう一度観たい映画です。
あの帽子は取れない
タイムリー
かつ荘厳で深みがある。
こういうことが起きなくても観るつもりだったが、より一層エモーショナルだった。
今まさに聖人然とした方々の間でこういう争いが繰り広げられているのだろう。
一応お寺に墓はあるが仏教を信じているわけではない。
基本的に宗教なんて歴史があるから罪に問われない壮大な詐欺でしかないと思っている。
だから、この映画のようなドロドロもさもありなんと思うし、ある意味痛快だった。
初めは無欲でも権力が見えてくると変貌する様が見事に描かれていた。
二転三転する中でのオチも見事で完全に斜め上を行かれてしまった。
ある意味時宜を得ていて善し悪しはともかく感服した。
結局のところ前教皇がすべての糸を引いていて、まんまと嵌まったというところだろうか。
申し分のないできではあったが、特に心に残る大きな感慨はなかった分だけマイナスに。
ジジィとババァと亀しか出ない
それでも、コンクラーベ会場である礼拝堂の荘厳な内装、天井画(ミケランジェロ?)、枢機卿たちの法衣が美しく、目を楽しませてくれます。
コンクラーベを取り仕切ることになった主席枢機卿ローレンスは、スキャンダルを防ぎ教会の権威を守るために不本意ながら、教皇候補者たちの行状を処断することになります。
教皇候補者たちの過去の過ち、謀略、相互不信の中で、候補者たちは絞られ、ローレンス卿自身が有力な候補者になっていきます。
現代社会の問題である移民流入、人種の軋轢、宗教の衝突、戦争、テロ、性の問題などを背景にして、教皇選挙の流れが変わり、展開が飽きません。
枢機卿たちは投票の際に主に誓い、天上画を仰ぎ見ますが、彼ら自身の心には何が見えていたのでしょうかね。
亡き法王フランシスと同じ思想である。。。。。
字幕だけを追って、機内(United )で見たので、何語の映画かもわからなかった。ただラテン語が使われるときは、ラテン語(スペイン語もそうだった)と字幕に出た。カーディナル、ローレンスや他のカーディナルの怒りは字幕を追ったので、ただの会話のように見えた。
有力候補は、リベラル派の米国人ベリーニや、ナイジェリア人アデイエ、など。人種や派閥だけでなく、ローレンスはカーディナル達のスキャンダルを暴き出す。スキャンダルが本当にあり得るかどうかは私にはわからないが、過去に問題がなく、潔白なカーディナルを法王に選ばなければ、カトリックの信者や、他のカーディナルの信用を失ってしまい、世界のカトリック教会より多くの教会に影響を与える。それは、アルゼンチン生まれの最近他界した法王フランシスを見ればわかる。彼はカソリック以外の教会、例えばプロテスタント教会での人望も厚く、世界の使者として、誰よりも信頼されている。そんな存在の人を法王に選ぶわけだ。
メキシコからでアフガニスタンでも経験があり、ローレンスを推薦していたベニテスはここやヨーロッパで多発していた爆発に対して暴力に暴力で対抗することに反対した。無名であったがここで注目を浴びる。彼自信、イスラム国での経験があり、宗教的使命を第一に考えている。その思想を支持するものが多く、彼が法王に選ばれるように見えた(法王名まで決まる)が、そこに、医者の予約をキャンセルしたことが発覚した。
この予約とは?ローレンスが問い詰め、自白するベニテス。ベニテスは生まれつき、子宮と卵巣を持っている男だと(仮性半陰陽)わかった。盲腸の手術をするまでこれに気が付かなかったと。医者の予約をキャンセルした理由は『自分のままで生きる』ことを決心したからだと。神が彼をこのように作ったのだから、神から頂いた体のまま生きると。この意味はLGBTの人々も、神が作ったのだから、そのままでいることができるという意味で、カトリック教でリベラルであると言うことだと思う。全く、亡き法王フランシスと同じ思想だ。ローレンスはこれ以上ベニテスを突き詰めず、映画はベニテス(新しい法王の名前は?)が法王になった歓喜で、幕を閉じるようにして終えてる。
法王フランシスでカトリックの世界は変わっていった。その影響力のあるベニテス、法王をこの映画で再現している。
出演者は、ほぼおじさん。でも想像以上に楽しめた。
「リアル教皇選挙が行われる」とのニュースで”コンクラーベ”を知り、ローマ法王とローマ教皇って同じ人?違う人?(呼び方が違うだけでした)ってなくらいに無知な私ですが、時事的にちょっと興味が湧いたので観に行ってみました。
重厚で静謐なムードの映像が多く、出てくるのはほぼおじさんとおじいさんで、みんな大体制服(と言っていいのか?)を着ているので、絵面は大体地味なんだけど、私みたいに宗教や社会科的な知識がなくても状況が理解できると思います。でも、シスターたちの待遇は私のイメージと大きく違っていて驚きでした。
最初はちょっと退屈しちゃったところもあったけど、中盤以降は次々に現代的なエピソードが繰り出され、とても楽しめる作品でした。
ローレンスの苦悩や孤独に共感し、ベニテスの演説には心揺さぶられました。
驚愕のラストをキリスト教文化圏の人々はどう思うのだろうか
可能な限り、事前情報抜きで観る事を勧める。
日本人と、キリスト教文化圏・欧米の人では、きっと受け止め方は違うのだろう。
今回鑑賞予定は無かったが、まさかのフランシスコローマ教皇の崩御で足を運んだ。
平日ながら結構お客さんも入っていて、現実の「教皇選挙」のニュースに触発された方は多いのだろう。
世界最大23億人あまりが信仰する宗教の最高指導者を選ぶ選挙とミステリー。
想像もしてなかった衝撃のラストは是非劇場で。
リアルコンクラーベが始まる。
ヨハネ
主人公に野心はあったのか
食事を摂るときに各国の司祭が自身の言語で分かれる点や、組織票やスキャンダルを駆使して対立候補を脱落させようと画策する点など、カトリック教会の最高機関であっても人間の行動はさほど変わらないことを描いている。
慎み深いものの自身の意見を曲げず、ろうそくを吹き消して会話を終わらせるヒスパニック系司教、規律を過剰気味に守りつつも良心が抑えきれないシスター長など、登場人物の表現手法が凝っている。
カトリック教のルールやコンクラーベのシステムなどの予備知識はほとんどなかったが、それでも充分に楽しめる作品だった。
そうきたか…
久々の映画レビュー、「教皇選挙」鑑賞!原題はコンクラーベ。
当初はミニシアターで細々な感じでしたがローマ教皇が亡くなったことでどんどん上映時間も増えて平日も満員!
東急ロイヤルクラブの特典で滅多に食べないポップコーン。
壮麗な礼拝堂などはロケなのかなと思ったらなんとセットだとか!BGMもほとんど使われてなくてまるでバチカンにいるような没入感。あの数百年前から変わらない枢機卿の衣装を着た人々がタバコをポイ捨てしたり、選挙会場から宿泊施設に移動するまでに皆で観光バスみたいなのって移動したり(笑)その対比が非常に面白い。
神につかえるカトリックの総本山ですがやはり繰り広げられるのは政治的な思惑や男女のスキャンダル。こういうのは時代を問わず変わらないんですね…。
この映画最後がかなり衝撃的でそれを書くとネタバレになってしまうので書けないのがもどかしく。そもそもなぜ聖職者は男性でなければいけないのかな?とか疑問が出てきた人は多いのではないでしょうか。
私は10年ほど前初めてのヨーロッパしかも一人旅でローマ、パリ、モン・サン・ミシェルと行ったのですがフランスの方に重点を置いてたのでバチカンは本当にサクッとしか見てなくて。その時の写真が3枚目ですが美術館は1日あっても足りませんからね。この映画はローマのいかにも観光名所は全く映されてないこともこのコンクラーベという閉ざされた行事をいかに細部まで描きたかったかという気概を感じます。
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選挙エンタメの最高峰
我々、日本人に馴染みのないコンクラーベ。
その難解な儀式をテーマにして
エンタメとして楽しめるのだろうかと不安だったので
敬遠していたが、
公開中にローマ教皇が死去し、
現実世界でコンクラーベが始まろうとしている。
時々、未来を予感したような作品があるが
それは作り手がリアリティを追い求めた結果であって
やはり名作が多い。
そんな訳で実際に映画館に行った訳だが
想像以上にエンタメ色が強く
観終わってみれば
今年、最高の作品との出会いとなった。
難解さは無い。
選挙を描いたエンタメ作品といえば
HUNTER×HUNTERのハンター協会選挙があるが
本作もこれに類する
知的選挙エンターテインメントである。
誰が当選するのか?
このシンプルな目線一つで最後まで楽しめる。
よく考えれば選挙の構造そのものが
エンタメに最適なのである。
候補者の紹介パートから始まり
投票を通して誰か1人が当選する
そこにはカタルシスが約束されている。
本作に登場するのは数人のシスターを除けば
どこか胡散臭いおじさんだらけ。
そのため華々しさなど微塵もないが
全ての神がかったカットにより
息を呑むほどの絵画的な美しさを印象づける。
本作は次期教皇を決める選挙の裏側を描きながら
非常によく練られたミステリーの多重構造で
構成されている。
最高機密の儀式として
密室の中で行われる緊張感が故に
全てのミステリー要素が際立っていたし、
コンクラーベを執り仕切る主人公ローレンスが
目の当たりにするラストは
語り継がれるほどの名シーンと言えるだろう。
本作を楽しむために
信仰心やキリスト教への知識など必要ない。
ただエンタメを求めば与えられる。
宗教とは
タイトルは「コンクラーベ」で良かったんでは
タイムリーになってしまったからか、意外に混んでた
ミステリーとかサスペンスじゃ無いのは分かってたけど、最後まで話が持つのかな…と思ってたら、やっぱり何度か寝落ちしてしまったw
そして、最後のオチはそれかい!?ってなった
もうホント最近そんな映画ばっかりでウンザリ
ポリコレなんすか?
そのネタが入ってたら色々と企画通りやすいんすか?
オチとしては少し弱かったかなあ
てそれはやはりサスペンス好きの見方をしてしまうからか…
心情を表すシーンがちょっと長くて多かった気がする
もっとキリスト教の重厚な歴史とか美術とかが見れるのかなーと思ったらそうでも無かった
やたらとタバコ吸ってたり吸い殻のカットが多くてそんな汚いの見たくないのにw
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