教皇選挙のレビュー・感想・評価
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❇️『どんなに偉く凄い人でも、みんな同じ人間なんやな。』
教皇選挙
🇻🇦バチカン市国
❇️『どんなに偉く凄い人でも、みんな同じ人間なんやな。』
㊙️どんな話なの❓
『ローマ教皇が亡くなり次の教皇を決める為、有力な枢機卿達が集まり選挙を行う。静粛な建物に集まる人達。欲望が渦巻く中、誰が教皇になるのか?』
◉73D点。
★彡聖職者いえども過去にたくさんの不正やスキャンダルがあり、この映画は色々な要素を盛込みわかりやすく伝えて、エンタメ感もあり良い映画でした。
🟢感想。
1️⃣『みんな内心イラついているけど様子を見せない感じがすごく良かった。』
2️⃣『野心、欲望、葛藤、駆け引きなど聖職者は人間なんだとちゃんとわかる所が楽しかった。』
3️⃣『衣装や館内の雰囲気など楽しめました。』
4️⃣『2025年ローマ教皇フランシスコが帰天し本当に教皇選挙をした様です。』
★彡やっぱり派閥や欲望が渦巻いていたのでしょうね。
🐢⛪️⚖️🚬🚪🗳️📝✝️
期待が大き過ぎた
衝撃のラスト
チェックメイト!!
内容バリ難しかったけど、展開に弛みが無いのと建物が美し過ぎて2時間あっという間だった。
登場人物も少なく、キャラクターも立っていて観やすい。
ローレンスが悪いやつじゃなくて良かった。
鑑賞後リアル教皇選挙について調べて勉強になりました。。。
インノケンティウスの名前の意味するもの
教皇選挙
2025年日本公開
米国公開は2024年10月25日でした
そして米国大統領選挙は2024年11月5日でした
俗世界の最高権力者の選挙に、本作の公開日程をぶつけるというところに、本作の製作意図が透けて見えていると思います
この聖界の最高権力者を選ぶ映画で、俗界の最高権力者を選ぶ時、その選択が正しいことなのかをアメリカ国民に今一度自らに問うて欲しいということだったと思います
カトリック教会のような古く長い歴史を誇るところなら、伝統から一歩も外れないことが金科玉条かと思いきや、時代や世の中の考え方の進歩に応じて教会の考え方もあわせて改革していくことが必要で重要視されています
それがあったからこそ、中世から近代、現代へと人類社会は進歩することができたのです
教皇の有力候補には、色々な人物がいます
そんな進歩に批判的なもの、教皇に相応しからぬものもいます
権力闘争ですから、これは戦争だというものもいます
やがて何度目かの投票の時に奇跡が起こります
あるいは神の怒りだったのかもしれません
狂信的イスラム教徒の自爆事件が近くで起きたのです
宗教戦争だ!と主張する有力候補
それを冷静に諌める別候補
誰も存在を知らなかった人物でした
それで、一気に選挙の形勢が変わり新教皇が決まります
新教皇は名前をどうするか問われてこう名乗ると答えます「インノケンティウス」と
その名前を聞いて、枢機卿達は驚き息を呑みます
教皇の名前はその名前で教皇がどのような教皇になろうと考えているのかの抱負を示すものだからです
その名、インノケンティウス3世は、12世紀末から13世紀初頭にかけての第176代ローマ教皇の
ことです
教皇権全盛期時代の教皇で、西欧諸国の政治に介入したことで有名です
西欧諸国に対して王権より教皇権が優位である事を示した教皇です
つまりヨハネとかの当たり障りのない教皇名とは全く違う、教会は現実政治に介入していくとの決意を示している名前だったからです
いつまでも続き終わらないウクライナ戦争、カザ紛争、イランへの12日間戦争のように 俗界では中世への逆戻りを志向するような指導者が現れて力をもちつつあります
本作は聖界でフィクションであっても人類社会がより進歩する方向に進む方向に教皇が動き、俗界に介入してでも、中世へ逆戻りする動きを押し止めて欲しいとの願いがテーマであったと思いました
現実では1月にトランプ大統領が就任し、4月には前教皇の葬儀がおこなわれました
世界各国の首脳も揃って参列しました
もちろん葬儀です黒いスーツで参列を教会から求められます
なのにトランプ大統領は青いスーツで参列しました
そして席次を最前列に変更させました
つまりカトリック教会の権威より、自身が下であるとは認めないと公然と主張したのです
現実はフィクションより強烈だったのでした
自分はキリスト教徒ではありません
しかし、天をも恐れぬ傍若無人のふるまいは、いつか神の怒りに触れるのではと思い、それが恐ろしい結果に至るのではと恐れてしまうのです
最後のオチ
誰が選ばれるのか、ロビー活動を見ていて、ベニテスが現れ、こいつがカギを握ってると思い、最後はベニテスが選ばれ、実は1番の悪者で、ニタっと笑って終わりで普通の映画だったけど、
最後の3分のオチで星一個増えた!
最初の2時間なんやってん!
芳醇で重厚な人間模様を描きだした秀作
2025年5月。実際の教皇選挙が行われたことで、この作品が注目され、Amazon Prime Videoで配信開始となったので視聴しました。
視聴をするうえでカトリック教会に関しての知識はほぼ有りません。
教皇を筆頭とした序列(力関係)もよくわからない状態で視聴をしましたが、十分楽しかったです。
ただ、自分が高齢になった為、主要人物の顔と名前が一致できない・・・覚えられないんですよね。作品では主要キャラは一応判りやすい設定にしてはしていると思います。
衣装が皆一緒というのが、憶えにくくさせたのかなぁ・・・これは私個人の問題であり、作品には問題ありません。
本作品、シナリオがとても良く出来ていると感じました。神に仕える聖職者ではありながらも、人間。巨大な権力を前にして欲が抑えられない、皮肉。
当初は「この選挙をしっかりと運営する」ことを目的としていたローレンスが、自分の名前を書き出すという、人の、それも欲から一番遠い存在の聖職者なのに、欲に流される悲しい性の描きだし方がエグかったですね。
神のまにまにが大原則のはずなのに、ガッツリ人の欲と思惑と、足を引っ張り合う愚かさを描き出す反面、終盤では「神」が思い描いたかのような展開となるのですが、実のところ「前教皇」のシナリオのようでもあり、とてもとても幾重にも人の心理が描き出される見事なシナリオでした。
そんな見事なシナリオを、役者陣が素晴しい演技で膨らませ、荘厳な音楽が本作品を豊かにし、ロケーションやスタジオセット、衣装が説得力を持たせる、素晴しいチームワークを感じます。
全く、ド派手なアクションはありませんが、とても見応えがあり、ラストの展開も衝撃で、満足度のとても高い作品でした。
骨太な骨格を持つ作品
確信は団結の最大の敵
何と戦うのか?
タイムリーだった教皇選挙という歴史的イベントを通して、人間の本質に迫った今作は、シンプルなストーリー展開ながら非常に見応えのある2時間になっている。人間の持つ欲望とそれぞれが持つ信念や信仰に着目しながら、それぞれの人間ドラマを描く。キャラが立った登場人物達の人間臭さをストーリーを通して魅せていく。ただの宗教映画になっていないのがすごい。
教会への疑念に対し、「多様性が力を与える」「確信が寛容性への敵」と信念を燃やすローレンス枢機卿は最後まで試される。完璧に思えた教皇の知らない一面を知り、確信の狭間に立たされた彼が、最後に空を見上げるシーンは印象的。
音楽的にも、視覚的にも楽しめる今作は、作品全体を通して映る赤色に反して「スピーチ」後の白い傘のシーンには、ハッとさせられるところがある。
他の方も書かれているように想像以上にエンタメ性があり、嬉しい驚きがある映画だった。
ものものしいタイトルだけど謎解き全振りの映画。オチは完全にやられた。
久々に「やられた!」となる映画でした。
オチは完全に予想外だったわけではなく、こうなるんじゃないかな?という予想の中のひとつではありました。けれども後半になる頃にはすっかり頭から飛んでいたことも含めて、完敗です。
完全に脚本を書いた人の掌の上で転がされました。
久々に映画で気持ちのいい負けを味わって満足。
タイトルから宗教や人生への説教みたいなものを連想しますが、ほぼ100%ミステリーとして楽しむ映画だと思います。
ただし、雰囲気作りは最高。本物の教皇選挙もこういう場所や作法でやるのかな?と思わされるくらいの説得力がありました。
前教皇がどこまで仕掛け、どこまで読んでいたのか?
これから他の人の考察を漁ってみようと思います。
人智を超えた存在の描き方
数年に一度くらいの頻度でやってくる、エンドクレジット中に茫然としてしまう映画。
最後10分ほどの展開と予想のさらに向こうへ連れて行ってくれる感じ。すごかった。
教皇というものの立場がどこまでのものなのか、私は存じ上げないが、ベニテスは神が作り出した奇跡であるというような描き方なのかなと思う。
いろいろな立場によって、さまざまな見方ができる作品なんだろうと思う。
私は男(30)だが、
おじいさん達が自分の欲とプライドに溺れてゴタゴタやっている間のストレスは、非常に嫌なものだった。教皇選挙でなくともよくある光景。
しかしそのストレスがなぜいやらしく感じるのか?というところまで考えは及んでいなかった。
最後にベニテスが性別についてのカミングアウトをした瞬間(ベニテスは男女両方の特徴を持つ、インターセックスということで良いのだろうか?)、あの選挙の場にいるのが男だけだったことに初めて気がついた。
男性特有の強欲傲慢さがぶつかり合っている光景をとてもいやらしく感じていたんだと、気がついた。
しかし、良かったことはローレンスが教皇を押し付けられなかったこと。そしていろいろ考えた結果おじいちゃん達がちゃんとベニテスを選んだことかなと。
“普通”の人ではないベニテスがまとめる教会はどんなものなんだろう。
現実ではないのに、気になってしまうね。
今思い返すと、ローレンスは自分の名前を書いて入れた。でもテロが起こって仕切り直しに。そこで次に自分に入れたんだろうか?それとも考え直してベニテスに入れたのか?
暴力に訴える市民が起こした爆発によってローレンスの自分への投票がキャンセルされるという描写が何とも気になる。
神の御業か?
No.1653
思ったより良かった
枢機卿も人間
枢機卿と言えど人間であった。
僕から見たら神とまでは言わないけど、
雲の上の存在、欲や煩悩からは解き放たれた人間
と言うイメージだったけど、
コンクラーベで炙り出される枢機卿の姿は
人間の醜い姿そのままだった。
キリスト教ではないので僕からすれば、
なんだ人間じゃん!と親しみすら湧いたけど
キリスト教の方からしたら見たくなかった姿じゃ
ないだろうか?
観た感想としては結局何か誰かを盲目的に信じるんじゃ
なくて、信じるのは自分だなと思いました。
物語はシンプルに次の教皇を誰にするか?
なのだけど、密室で行われる事は過去の過ちやら
人を貶めたり、票集めだったりして
観やすく面白かった。
大オチも、まぁこんな事は現実的にはならないだろうけど
今の社会の流れや風潮を汲んだ前教皇が全て見越した贈り物と言う感じでとても良かったです。
見応え十分な映画
コンクラーベ今年初めて知りました。
映画でもそうですが、実際に今年行われたので知ったので、映画がかなり興味ありました。
難しい映画かなと思いましたが、そんな事なかった。結局ローマ教皇を決めると言っても、所詮は人間。なんか、権力や足の引っ張り合い、しまいには不正まで。これほんと、枢機卿なのか?と思うドロドロさ。
これがみていて面白いの何のって!有力候補者がどんどんボロがでて落ちていく中、誰が最終的に選ばれるかが興味深いです。
そして、最後の最後まで何かある。多様性という現代社会のテーマも見事に入れ込んだ、見事な映画でした。
ちなみに、コンクラーベの最長期間が興味あったので調べましたが、2年9ヶ月だそうです。いやー長い。きっとその時も映画と同じようにドロドロだったのかなぁ?
あと、日本語の根比べの由来と思ったら、全く違うそうです!
聖職者にもマズローの欲求⁈
みんなご存知、マズローの5つの欲求。
おさらいすると生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求の五つ。
その中で生理的欲求と安全欲求は生き物としての岩盤欲求だから、敢えて言及する必要ないと思う。
残りの三つが厄介なのだ。
人により価値観が全く違ってくる。
家庭環境、政治的背景、学歴や交友関係、大人になれば社会的な地位により欲求が残り三つの欲求(社会的・承認・自己実現)絡みあい個人のアイデンティティへと成長する。
聖職者に社会的欲求や承認欲求って何だろう。
宗教のことが全く身近ではない私が考えるには、世の中を良くしたい、悩める人を導きたい、自身の徳を積みたいなどではないかと推測。
そんな立派な聖職者は、自身を周りから認めてもらわなくとも満足できるのだろうか。
無私の人たり得るのだろうか。
宗教に無縁の私は本当に分からない。
ただ一つ言えることは、この映画に登場する多くの聖職者は随分と俗にまみれたお方々のようだ。
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