劇場公開日 2025年3月20日

教皇選挙のレビュー・感想・評価

全140件中、81~100件目を表示

4.0知らない世界を垣間見る

2025年3月20日
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鑑賞方法:映画館

予備知識ないけどテーマが面白そう+レイフファインズ好きなんで観てきました。

教皇の死から始まる一連の出来事。枢機卿から互選で、一定以上得票するまで投票繰り返すってことでいいのかな。
教皇選挙に関するしきたりとか衣装とか儀式とかも興味深いし、前教皇の思惑もからんだミステリー仕立てなストーリーも面白かった!
とにかく画面がほぼおっさんですが、選挙の行方が気になりすぎて食い入るように見入ってしまった。レイフファインズ、ほぼずっと眉間にシワよせてたなあ…。

クリスチャンでない私は客観的に見てしまうけど、クリスチャンだったりするとまた違う思い入れがありそうな気もする。

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つかさき

4.0枢機卿も人間だった。

2025年3月20日
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鑑賞方法:映画館

『CONCLAVE』

閉鎖的な組織で行われる聖なる選ばれし者たちの儀式。
どんなものかと興味があって、初日に鑑賞。
なんのことはない。枢機卿たちも人間だった。

旧教皇の死から始まり、冒頭から不安を煽るBGM。
波乱の予感。ひとつの噂話が点から滲むように広がっていく。疑惑が憶測を呼び、不安、苛立ち、それぞれの思惑がどんどん表に浮き彫りになってゆく。

選ばれた者は自分の心に従い、本質を見抜いていた。
ふさわしいと思えた。

きっと、どこの国、どこの組織でもあり得るけれど
まわりに惑わされず心眼を磨いておこう。

2025.3.20

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airi

5.0教皇の秘蔵っ子

2025年3月20日
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鑑賞方法:映画館

脚本賞受賞がなるほどと頷ける、近年の大収穫。日本的な例えなら魑魅魍魎が跋扈する伏魔殿。陰謀渦まく密室劇。居並ぶレッドハット(枢機卿)の佇まいは圧巻で絵面は良いものの、実際はムッとする加齢臭が充満した空間である。
物語は、当初から、選挙人リストには無く、最後に滑り込んで来たベニテスを逆転候補だと匂わせる。そして、次々と馬脚を露わし脱落してゆく候補者達を見せながら主題を語らせる。

我々は“理想”に仕える人間であって、”理想”そのものではない。

ある意味、開き直りに聞こえる言葉だが、亡くなった教皇は、そこに至る過程まで、全てを読んでいた。生前、誰のことも信用せず、密かに枢機卿全員の身上調査を行い、コンクラーベのシナリオを作っていたのだ。
辞任の申し出をしてきたローレンスは信用に足るとして、辞任は却下で、これを仕切り役に抜擢し、要所要所でシスターアグネスを補佐役に廻しながら、ベニテスの名言シーンへ誘導してゆくというものだ。
教皇は”彼“ベニテスの素性を知ったうえで選挙に送りこんだ、言わば、秘蔵っ子である。
ラスト、ベニテスの告白は二段落ちで、ヤラレタ感が強い。池から這い出てきた亀も教皇のお気に入りだったと得心するローレンスの表情は、久し振りに野外の風にあたった窓辺で、心無しかほのぼのとして見えた。

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ノーキッキング

3.5ちょい眠い

2025年3月20日
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知的

難しい

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ミネサカモ

2.0場外にすっ飛ばされた気分

2025年3月20日
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鑑賞方法:映画館

ダンブラウンの天使と悪魔を読んでコンクラーベの事は知識があったので、まぁあんな感じかと、あまり観る気がしていなかったけど、ネット界隈でざわついているようなので…
突然の教皇の死去、選挙に渦巻く野心、策謀、イスラムの脅威
ローマ教皇になるべくは誰なのか?誰がなりたいのか?
あの出来事から一気に風向きが変わるのも違和感、
まだ何かあるのだろうと思ったらまさかの、
多様性の巴投を突然くらった、、
一本? いやいや、場外にすっ飛ばされた気分
アカデミー脚色賞👏👏👏
こういう題材を取り上げればアカデミー賞に引っかかるのだろう
まさにコンクラーベ同様の裏側を見たようで、もう笑ってしまったよw

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kanapopo

3.5穢れたバチカンを‼️❓無難に‼️❓処理した最低のアカデミー賞の脚本賞の記念碑‼️

2025年3月20日
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アサシン5

3.5現代に語りかけている作品

Kさん
2025年3月20日
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静けさの中に響き渡る息遣いと足音。
コンクラーベは緊張感に満ちていて
こちらも参加している感覚になりました。
中間管理職のつらさとドロドロの人間関係。
陰謀、差別、スキャンダルなど…。
目が離せない密室ミステリーを堪能。
信仰の敵は”確信”
内に秘めていたものがどんどん炙り出される。
なんといっても色彩とカメラワークが見事。
そうきましたか!というフィナーレに
現代的なものを感じました。
人は誰もが罪を抱えて生きている。
『伝統』か『多様性』か。
突き刺さるものがありました。
レイフ・ファインズのラストの微笑みが印象的。
音楽にも引き込まれました。

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K

4.5ドキッ!男だらけの根比べ大会

2025年3月20日
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怖い

興奮

知的

おじさん達がむさ苦しい閉鎖空間で根比べをする場所といえばサウナかシスティーナ礼拝堂と相場が決まっている。
本作では後者のほうが描かれた。

様々な思惑が飛び交い権謀術数が駆け巡る密室劇。
物語はおじさん同士の会話だけで9割がた進んでいくが、演出がとてもキレているので全く退屈しない。
ほどほどに謎解き的要素もあるのがアクセントになっている。

罪を悔いる者、罪を重ねる者、罪とは何かを問う者…権力を渇望する者、権力に失望した者…
おじさん達の群像劇として見てもとても楽しかった。

さて、物語の終盤、ある出来事によって、閉鎖されて空気が澱んでいたシスティーナ礼拝堂に外の空気が入ってくる。
そしてそこから物語は衝撃のラストへと猛烈に突き進んでいく。
おじさん達が辿り着いた答えはなんだったのか?ぜひその目で確かめてほしい。

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タランティン・クエンティーノ

4.0聖職者とて抗えぬ"人"としての性

2025年3月20日
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興奮

知的

隔離された聖域の中で行われる教皇選挙。同じ神を信仰していたとしても全く違う思想を持つ候補者達による対立、駆け引き、すれ違いから、彼らが聖職者である一方、1人の人間として生々しい人間味を感じさせ、選挙を仕切る主人公の葛藤と憤りはすごく見応えがあった😊

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やお

4.5最後の最後に知る真実にビックリ仰天

2025年3月20日
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ローマ新教皇を選出するための選挙(コンクラーベ)を取り巻く物語。
序盤は淡々としていてるけど中盤からは陰謀、差別、スキャンダルが判明して
候補者がどんどん自滅していく。
この選挙で枢機卿の人間臭さが如実に表れて
枢機卿といえども世の中の人間と一緒だなと思い知らされた。
レイフ・ファインズの落ち着いたシブい演技が光り
ほぼ礼拝堂の中だけで進んでいく物語なのに
大きな物語を見せられたような気持になります。
何と言っても最後の最後に知る真実にビックリ仰天
思いも寄らないラストにこの映画の凄さを知りました。

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tom

4.5これは選挙という名の戦争‼️

2025年3月20日
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怖い

興奮

知的

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活動写真愛好家

5.0それは新たなるカトリック教会の聖なる扉を開く鍵となるのか

2025年3月20日
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興奮

知的

難しい

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レント

4.0老眼と鼻息

2025年3月20日
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単純

知的

ローマ教皇が逝去、後継を巡り教皇選挙が開催、候補者達の駆け引き・陰謀・スキャンダルうごめく選挙の舞台裏と内幕を描いたミステリー。

物語は密室劇に近い。サスペンス風の権力争いと一人の首席枢機卿の思惑を中心に描かれる。まずは知られざるカトリック教会の内幕に注目した切り口に感心。登場人物やシーンも限定的だ。堅苦しい映画かと思ったが、思いのほかエンタメ性が高く、鑑賞後は、日本だと三谷幸喜のドラマの題材だな、と感じた。

勝手解釈は、眼鏡と息遣い。教皇候補者がそれなり高位高齢の為、老眼は違和感無いが、主人公ローレンスは真実を知ろうとどこからか眼鏡を取り出しエビデンスをチェックする。物語のポイントには真実を見る眼鏡が活躍するのだ。
あと、気になる息遣い。法則性を気にしていたが、結局分からなかった。ただ、普段静寂感のある教会内もこの時ばかりは騒がしい。そんな中、この呼吸音演出は観客がローレンスに没入するのに役立っていると感じた。少なくとも彼の鼻息が聞こえると自然と彼に集中していた。
ややもすれば、面白く無くなる題材だが、事件や論理はシンプル、感情や感覚はナイーブにした脚色は見事、大衆性の高い映画として成立している。

喰わず嫌いにならずに気軽に観られる作品だと思います。絵画のような荘厳な教会施設を観るのも、息遣いを聞き取るのも、劇場向けかなと思います。是非、映画館でお楽しください!

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ihatakaeight

4.0【旧弊的な”コンクラーベ”(教皇選挙)に、亡き教皇が密かに仕組んでいた事。”今作は、カトリック教会でも多様性を認めるべきであるという強いメッセージがシニカルに描かれた作品なのである。】

2025年3月20日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

5.0鍵は絶対的な家父長制

2025年3月20日
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あき

5.0これぞ映画!最高のつくりあがり!!ラスト最高!!!

2025年3月20日
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ひでちゃぴん

4.5まず渋さと画面の鮮やかな赤のコントラストでやられる映画。

2025年3月20日
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興奮

知的

萌える

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外村

4.5巧みな脚本に唸る

2025年3月20日
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コンクラーベという特別な状況下で繰り広げられる心理戦。閉ざされた環境で繰り広げられる枢機卿達の会話に終始するも、緊張感が物凄い。自分もその場にいるような感覚で、固唾を飲んで選挙の行き先を見つめていました。

聖職者だって普通の人間、生きていれば間違いも犯すし欲もある。粗探しすれば埃は出てくる。
主人公のローレンスが、序盤は恐らく本心から教皇の立場を望んでおらず、粗探しして対立派閥の候補者を陥れても…みたいなスタンスでいますが、どんどん状況は変化していきます。

本作は基本的にローレンスの視点から描かれていますが、どんどん彼に同情してしまう…ずっと苦悩していて、この数日間のストレスで寿命が縮みそう。笑 苦悩は最後の最後まで続き、驚きの結末に。まさか序盤の説教がここで効いてくるとは…!

アカデミー賞脚色賞大納得の素晴らしい作品でした。

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まだまだぼのぼの

4.0音がよかった

2025年3月20日
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おかゆ

4.0選挙強行

2025年3月20日
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ローマ法王描く映画別に特別好きな訳ではないのですが、結構見ている
現教皇様が一時容態が悪かったので現実とシンクロするかとひやひやしました(現在は容態安定)
次の教皇選挙なのにまるでポリティカル、スパイミステリーのようでした そしてとても大変な手続きなのですね、きっと大昔から変わって無いのでしょう
レイフ・ファインズの苦悶の表情と音楽が更にスリラー風味助長
黒人やらアフガニスタンやらえらく最近のポリコレ満載だなと思っていたらやっぱり...とはいえ多様性が一番そぐわなそうな所で意外な結末中々面白かったです まさかの亡くなった教皇の思惑通りだったのかな?

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ゆう