劇場公開日 2025年3月20日

教皇選挙のレビュー・感想・評価

全736件中、81~100件目を表示

4.0予習必須

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

カタカナ名のおじさんがたくさん出てきて、顔と名前を一致させた上で、それぞれの立場や主張を頭に入れて…としている間に、現実世界の私はおそらく数分、睡魔との闘いに手痛い敗北…。
そのせいか、映画を世界観を6割くらいしか堪能出来なかったと思う。
それでも、前教皇が仕掛けたとおぼしきギミックによって、あざやかに次の教皇が決まっていくさまは、見事だった。
カトリックの教義やしきたりを知ってから見たら、きっともっと深く感じることがあったかも。

奇しくも現実世界でもコンクラーベが行われ、あんなふうにして、決まったんだなーと、これまて遠い世界のニュースだったことが、少しだけ身近に感じられたのは良かった。

ちゃんと下調べをしてから、もう一度観たい映画です。

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まみぃ

4.5多様性

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

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YOTSUBA

4.0人をジャッジする難しさ ある意味問題作

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

上映から数週経ってるのに結構入ってましたね~。タイムリーな内容だからみんな関心あるのでしょうね。でも、日本人なんぞカトリックに詳しい人などあまりいませんから、多分私の様なちょっと怪しい物見たさに観に来ているのかな?日本からも投票に行かれた方が言ってましたが、内容はともあれ結構リアルらしいから、これは歴史の資料的な映画ですね。どの組織でも権力って人間は惹かれるのかなぁ~って思わせる感想でした。意外なエンディングはある意味問題作。立候補者は自分の胸に手を当てて自分が立候補に相応しい人間か?を問いただしてほしいもの。今年の参議院選挙は吟味しますよ!

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momo

4.0年寄の権力争い

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

聖職者だろうが、老人だろうが権力争いは熾烈だと教えてくれた。皆元気だな。

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ニャン

4.5トマスが真実を見極める力

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

感想

つい最近のニュースでも史上初のアメリカ合衆国出身の教皇が誕生した事が話題となっていた。コンクラーベ自体は以前からその秘匿性の高さが気になり、昨年度のアカデミー脚本賞を受賞した本作を是非劇場で鑑賞したいと思っていたが、体調的に余り勝れず日比谷まで行くには遠いと感じていた。しかしニ番館上映として家の近くの映画館で上映が始まったのて出かけて鑑賞した。

全世界に13億人以上の信者を抱えていると言われているローマンカトリック。その頂点にある教皇が亡くなり次の教皇を選出する為に行われる教皇選挙(コンクラーベ)に於いて選挙管理を司る首席枢機卿の視点を通して展開していく人間が企てた様々事実(事象)を描き変化し続けていく人間模様の中で新しいローマ教皇が選出される模様を描くミステリーサスペンス。

コンクラーベを進めていくうちに次第と分かってくる次期教皇となるべき枢機卿達の過去や人間としての考え方や、神と真摯に向き合う時、神に対する畏敬の念と宗教指導者としての顔の裏にある人間的な虚栄心や自我、利己的な心の葛藤や悩みと苦しみ、自分が過去に犯してきた聖職者としてとても人には言えない罪への贖罪の気持などが赤裸々に浮き彫られる。その様子は現在の全世界が抱えている様々な民族的災いや国家間の争いに巻き込まれる人間の不幸、死の悲しみと重なり観る者に心の葛藤と問題を投げかける。

本作に於ける教皇の選出結果にしてもその結末は其々の個人が持つ宗教的信念と掛け離れていて賛否両論があるのかも知れない。しかし世の中の不確実性極まる事件や事故さらに社会問題化する多様性社会の問題等が、普段の社会には溶け込んでいるが、一旦事象が発生してくると顕在化してくるダイバーシティにおける人種的差別問題やジェンダー受容、格差問題、その他不条理な諸々の現代社会の心理、また細々とした人間関係、社会的要素が加わりそこから想定外の事態が発生してしまうという事実がある。

それらを鑑みると本作主人公の第一日目の最初にあった祈祷の中で発せられる「確信に満ち溢れた信仰、又は確信に満ちた行動や考えほど思い込みが過ぎてしまい独善的な恐怖と抑圧に満ちた偏見を生み出してしまう原因になるのではないか?人として不確実性の中を生きることによる迷いや悩みの原因と苦しみがあるのだが、一つずつ人間として向き合い考えぬき、ある程度の納得をして結論を出して解決していく事が正しいのではないか。此処に集う全員に神様のご加護があります様に。」と祈祷の意味を私は解釈したのだが。ローマンカトリックの各地区のリーダーたる枢機卿という高い位の立場の者であっても人として、また一個人としての考えをその場にいる者の内で心が通い合う者同士だけでも良いので意思疎通を繰り返し話し合う事が最良で正しい判断であると感じさせるシーンが印象的であった。

精神医学の中に認知バイアスという考え方がある。それは判断においての規範や合理性から体系的に逸脱したパターンを指す。閉鎖空間の中で繰り返し行われる投票行動により認知バイアスが働き全く予測が出来ない経緯を経て真の宗教的リーダーが選ばれる事もあるのだということが本作を鑑賞してよく解った。三日間で数回に渡る投票を繰り返すうちに枢機卿達は神と自己との関わり深める。同時に現実として新しい教皇を選出するという行動に認知バイアス規制が掛かりその内で最適と考える候補者を選出していく。しかし単に票集めの政治的工作や競合者を貶める様な裏工作を以って宗教の代表者を選出するという行為は良心の呵責が大きく作用し、新たな情報としてその行動を認知する事により、新しい認知バイアスが作用する。認知バイアスは全く自由に情報を選択できる場合に的確な回答を外しむしろ逆に害を及ぼす場合もあるが、情報が限られた世界(外部からの情報を遮断された空間)においては認知科学又は社会心理学的に見ても認知バイアス上での教皇の選出は真当な事となり得る。

世界的多数の信者を持つ宗教のリーダーを選出するために故意に情報が入れない世界を設定し神と自分を対峙させる事で真実として結論を導き出していく教皇選挙。しかし、真実として選ばれた者であってもその後の振る舞いによっては正当ではなかったと解釈される事も存分に考えられるのだが。

本当の真実とは何か。世界の、どの分野(宗教・国家・政治・民衆文化)にも該当する本当の真実(人間の本来持ち得る、本質的な道義・道徳的な正しさ)は既存の規範や合理性から体系的に逸脱したパターンの中に実は存在するのではないか?そんな気持が湧き出てくる作品であった。

世界の現状は過ぎたる「確信」による災いが世の中ではありとあらゆる場所で頻発し、国家や政府のリーダーがその「確信」を改めない限り世界に平和は訪れる事はない。その中で新しい宗教リーダーであるローマ教皇は世界平和実現の為にどの様な働きをしていくのだろう。興味を持ち注視していきたい。

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脚本・演出◎
想像以上の脚本の出来映え。自分自身の信念や信仰が無くても問題提起として充分な仕上がりをみせる。

配役
レイフ・ファインズ:トマス・ローレンス
神経質で人間性豊かな神への畏れを持つ首席枢機卿を絶妙な演技でまさに聖書にある「キリストの復活を疑い惑うトマス」のような表情を体現していて秀逸。

イザベラ・ロッセリーニ:シスター・アグネス
「ブルー・ベルベット」が自分にとっては衝撃の映画であったので懐かしい。久しぶりに御姿を拝見。シスターの服装なので最初気付かず。

ジョン・リスゴー:ジョセフ・トランブレ
スタンリー・トゥッチ:アルド・ベリーニ
セルジオ・カステリット:ゴッフレード・テデスコ
ルシアン・ムサマティ:ジョシュア・アデイエミ
カルロス・ディエス:ヴィンセント・ベニテス

⭐️4.5

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Moi

3.5宗教的よりも権力争い

2025年5月18日
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宗教的な話ばかりかと思ったが権力争いの話でとてもわかりやすかった、ちゃんと断罪イベントもあって面白い。
最後を知ると顔つきがだんだんと変わって見えてきて不思議。

最近見たホラー映画のが宗教映画で難解な部分が多かった。

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ころころ

5.0ええええ

2025年5月17日
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知的

ドキドキ

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ポラ

4.5教皇選挙を当事者目線で体感できる高質で重厚なサスペンス作品

2025年5月17日
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知的

驚く

斬新

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臥龍

4.0赤と白と黒が織りなす極上の映像美

2025年5月17日
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知的

驚く

斬新

教皇選挙(コンクラーベ)というコアな題材を扱いながらも、現代社会が抱える人種や性別、果ては個人的な価値観といった問題を浮き彫りにし、真の多様性とは何かを観る者に問い掛ける大傑作。

最早、全てのシーンが絵画。
丁寧に作り込まれた美しい映像の数々に目を奪われっぱなしでした。
壁を背に映し出される黒い服の聖職者たち、白い傘を差した無数の人が噴水の周りを通る真上からのカット、赤い服に身を包み投票を待つ枢機卿たちなど。
赤と黒と白が織り成す映像の数々は何処を取っても息を呑むほど素晴らしいものばかりです。
当然、衣装や小道具、セットなども文句の付けようがありません。
赤を基調とした質感の良い衣装や豪華な装飾品は勿論、イタリアにあるチネチッタ・スタジオに再現されたバチカン内部のセットが素晴らしい事!
荘厳なシスティーナ礼拝堂や聖マルタの家など本物と見間違えるほど。
それこそ、絵画の中に入り込んでしまったかのような錯覚さえ味わえる作品でした。

そうした美しさの中で繰り広げられる教皇選挙(コンクラーベ)が更に観客の心を掴んできます。
主人公ローレンス枢機卿を演じたレイフ・ファインズの視点で展開される物語なので没入感が物凄いです。
枢機卿が抱える苦悩がいつしかこちらへと伝わり、「なんとしてもコンクラーベを円滑に終わらせたい」という気持ちで一杯になります。
秘密裏で行われる選挙で陰謀や策略が渦巻き、主人公ローレンスを更に追い詰めてくるので緊張感も半端ありませんでした。
ミステリ要素を内包しつつ、静かに展開される物語から目が離せなくなります。

そして待ち受ける衝撃的なラスト!
これほどまでに「多様性」という問題を扱った映画で溜飲の下がる作品はなかった気がします。

間違いなく見逃し厳禁の作品。
見終わった後に「確かな事など何一つない」事を痛感させられる傑作なので、映画館に足を運ぶ事をお勧めします。

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かもしだ

4.5理想と現実を生きる僕達と

2025年5月17日
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知的

難しい

基本的に娯楽にフルスロットルの映画を好む為、真面目系映画はあまり嗜まないのですが、そっち方面としては近年有数レベルで面白いです。

舞台は新しいカトリックのトップを選ぶ教皇選挙、教皇を選ぶ候補者兼選挙権を持つ枢機卿が集められます。
集められた枢機卿は、カトリックのトップクラスの人間だけあり、基本的に全員が善性で有能な人達で同じ信仰を持つ人達ですが、そんな人達でもスキャンダルや権力闘争の中で選挙を行っていくお話です

個人的には、前時代的なカトリックは好きでは無く、選挙モノということもあり、もっとギスギスした話を期待していたため、そういった意味では肩透かしとも言える内容でしたし、リアルのカトリックのスキャンダルや姿勢等を考えると、理想的過ぎるオチは反発したくなる人も多いとは思いますが、劇中のいくつかのスピーチはそれでも私の心には確かに響きました。

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スミクロ

4.5予想もつかない権力闘争劇

2025年5月17日
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教皇選挙を題材にしたところは珍しいけれど、筋は割と月並みな権力闘争劇なのでは? と想像していたんですが、中盤からラストまで予想もつかない展開で驚かされました。おもしろくするために誇張しているのかもしれませんが、投票を行うたびに各候補の得票数が大きく変わっていくので、先が読めません。考えさせられる場面も多く、よくできた脚本だと思います。それぞれの人物造形も巧みで引き込まれました。どのくらい本当の教皇選挙に近いのかわかりませんが、なかなか知ることのできない世界を擬似体験したようでよかったです。

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むっち

5.0前教皇の思惑…ではないと思います

2025年5月17日
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aki

4.0あと2回は観たい、

2025年5月16日
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背景を分かって観れば100倍面白かったと思うし、前半の眠気との闘いも来るはずはなかった。
最後のカメとシスター達の笑い声がねぇ…、
とにかくもう一度観たい!

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パンナコッタ

4.0映画で貴重な経験

2025年5月16日
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怖い

興奮

難しい

予告編でむちゃ気になり、楽しみ半分興味津々半分で本編を鑑賞。
 結果は興味津々に。
映画で知る他国の文化にどっぷり浸かる事が出来て幸せな時間でした、まして教皇選挙に立ち会えた事が奇跡でした。

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シネマ急行

4.5息づかいで臨場感が‥

2025年5月16日
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閉鎖的な空間でサスペンスフルな展開が続いて それなのに重苦しく暗く感じずに見つめ続けることができたのは舞台が静粛で美しいと感じたからでしょう
静かな気持ちで見守れたのは 主人公の首席枢機卿のことを 敬虔で純粋な聖職者と思うことができ、彼が亡くなった前ローマ法王を心から慕い、遺志に応えようとしていたからと思います そして、立場的に1番上の人間が「良い人」だったから安心感があったと思う
ずっと聞こえている息づかいから、緊張とか失望とか苦悶とか 心情が伝わってくる感じで臨場感がありました
聖域であっても所詮人間は人間、聖職者であるからには利己的な自分に一般人より葛藤はあるでしょうか
美術的にも堪能できたのと、主人公の枢機卿が綺麗な老人で面相が好きだったのも私には大きかったかな^^
新教皇に選出された人物が、不思議な風貌で 最後の表情には畏敬を覚えました
なにしろ、タイムリーな映画でした!

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mimka

4.0おじさんの苦悩

2025年5月15日
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驚く

ドキドキ

コンクラーベの責任者をやることになったローレンスおじさん。「僕なんかにこんな重役無理...」と苦悩する真面目なローレンスおじさん。その苦悩苦悩のお顔をひたすらたっぷり2時間。
名優ってやっぱり名優なのね、、、面白かった。

重々しい音楽にパリッとした衣装と歴史のある建物、美しかった。

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ゼリィ

3.5色々な見方ができる映画

2025年5月14日
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hachizen

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年5月14日
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mptgay

5.0人間の欲と良心を描いた作品

2025年5月14日
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知的

斬新

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ナイト

2.5恐慌/浅挟

2025年5月14日
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難しい

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uz
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