教皇選挙のレビュー・感想・評価
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傑作です!名作になります!!
今年ナンバー1です!!
画面から伝わる緊張感が半端ないです。
脚本も難しいひねりなどなく、これぞ映画!!
衣装の素晴らしさ、CGか?特撮か?と思わせるリアルな建造物!
思わずバチカンに行きたくなりました。
近年ネタバレやら伏線回収やらことこまかに、解説を求める世の中ですが、これだけ重厚なシーンで物語を堪能するのが映画です。カット1つ1つが絵になります。
本当映画館で観ればよかったと後悔。。。
えっ
そういうシメなんすかーって感じでした。
時代も時代ですから、どんな人がなってもいいじゃん教皇と思いましたが...
ましてや世襲制じゃないんだから、どれだけ聖人なのかで決めて欲しいが、測りで計れない徳というものに、なかなか決まらないんだろうなぁ。
しかし、皆さん、欲にまみれすぎです!
個人的には救いの無さを感じるラスト。
教皇の逝去に伴い、次の教皇を決めるコンクラーベが開催。
しかし、次から次に問題が顔を出し、次期教皇は誰になるのか・・・
その資質と資格があるのは誰なのか・・・
という、まぁありがちな聖職者の腐敗や俗物的な面が多々演出されている。
聖職者と言えども人なればこそ、と思うのか
それでも聖職者かよ、と思うのかはひとそれぞれでしょう。
教皇選挙は外界から隔離されて行われるのであまり場面の広がりもなく、
12人の怒れる男に宗教家の衣装や意匠で厳かな雰囲気になっている。
あれだけ神聖さからは程遠い野心というような展開をずーーーっと続けていたのに、
たかがあの程度の演説でコロッといっちゃうなんて枢機卿くんたちチョロすぎないだろうか?
「テロによって荒れた世相で教皇をやるなんて嫌だよ一抜けっぴ!」
くらいのしたたかさを持ってるのが教皇候補たちなんじゃないのかなぁ?
相変わらず保守派は狭量で傲慢と言いたい感じで描かれ・・・
リベラルな主義主張はただの政治用の武器でしかなく・・・
聖職者の取り繕った顔の下には野心が隠れていて・・・
選ばれた教皇もまた咎を背負った者であり・・・
このラストに救いはあるのだろうか?
教会内で描かれる腹の探り合いと、どこを切り取っても映えるシーン
映画公開時、現実にローマ教皇が崩御され、より話題となった本作。
現実では和やかな雰囲気で行われたといわれるコンクラーベだが、作中は思惑渦巻くものに。
過去のスキャンダルや不正で脱落していく者、あからさまに我こそが次期教皇に!という者、表向きは自分はなりたくないと思いつつも席を狙っている者…。
主人公は自分は次期教皇にふさわしくない!と思いつつも次第に思ってしまう、次期教皇となった自分の姿を。聖職者とはいえヒトなのだと、心の動き方の描き方が実に生々しい。
最終的に決まった新教皇もまさかの生い立ちであり、本作が閉鎖された世界に対しての多様性や変革を唱えているのがよくわかる作品だった。
反面、外の世界へ出たがっていた主人公は結局のところ教会という枠の中から出られないというのが演技と演出だけでよく描かれている。
どこを切り取っても絵になるアングル、シーンひとつひとつとっても意思と意図をもって組み込んでいるのを感じる良作だ。
と、ここまでしっかりしたレビューを書いておいて一つだけ残念なことがある。
私個人に言えることなのだが、人の顔と名前を一致させるのが苦手な人にとって、誰が誰だか理解するのが時間がかかる(苦笑) 誰が票を得たかが中盤くらいになるまでわからず困惑していた。自分のデメリットスキルがまさかこんなところで…と、少々悔しく思った。
相関図片手に観る
うまい、けど
世界規模の宗教集団の舵取り
宗教集団もこれだけの規模になるとトップ人事には政治が働く。本作では改革派VS保守派の綱引きがドラマチックに描かれていて惹きつけられた。あっと驚き、考えさせられるラストまで含めてとても面白かった。
選挙期間中も心労の絶えなかった主人公の首席枢機卿だが、やっと決まったと思ったラストで史上最大の秘密を抱えなければならなくなったのが気の毒…。
久しぶりに見たイザベル・アジャーニさんも良い仕事をされていた^^
教皇は8手先を読む
どこをとっても美しい絵画のよう。
ストーリーも面白いし、分かりやすい。
伏線回収も見事。
途中、ローレンスが自分の名前を書いて投票するところで屋根が崩れ落ちてきたのは笑った。教皇、怒ってんぞ。そうじゃないだろって。
教皇は何もかもお見通しだったんだろうな。
最後、ローレンスが葛藤するところでは
(頑張れ、乗り越えろ)
と祈ってしまった。
フィクションだから最後、いい感じに収まったけど、現実ならテデスコにもってかれるやろな。
素敵な結末
「コンクラーベ」という言葉は知っていても、それは閉ざされた空間で行われるもので、煙の色で新教皇が決まったかどうかがわかる、という程度の知識しかなかった。
この映画のコンクラーベの描写がどの程度正確なのかは、それを経験したことのある枢機卿でなければわからないかもしれないが、今までよりは理解が深まった気がする。
最後に用意されていた設定が、とても現代的で、多くを語るものであるように思う。
絶妙な落としどころだった。
キリスト教界(宗教界、と言い換えてもいい気がする)でも、女性の権利が認められるようになりますように。
王道なサスペンス
タイトルなし
現代的なテーマを反映した良作
【鑑賞のきっかけ】
本作品は、アカデミー脚色賞を受賞したことに加え、公開されて間もなく、現実の世界で教皇が亡くなり、教皇選挙<コンクラーベ>が行われたことから、話題を呼んだ作品。
劇場での観客数も多く、ロングランとなり、そろそろ空いてきただろうから、劇場鑑賞しようと思っていたら、上映は終了していました。
ところが、早くも、動画配信で鑑賞可能となっていたので、早速、鑑賞してみることとしました。
【率直な感想】
<前半の展開>
物語の展開そのものは、教会内部の密室劇のようなものですが、印象深かったのは、コンクラーベを任されたローレンス枢機卿が、選挙の開始を他の枢機卿の前で述べた時に、「確信(Certainty)」についての自分の主張を述べるシーンでした。
その内容は、ここで詳細は述べませんが、一般的な捉え方とは違うものであり、私は、この「確信(Certainty)」という言葉は、後半の展開の中でも使われていくものではないか、と感じたところです。
<中盤の展開>
中盤は、想像されていたとおり、なかなか教皇が決まらず、という展開。
枢機卿も人間である以上、完全無欠ということはなく、教皇にふさわしいか、と疑いを持たれる人もいるし、教皇という地位に対する権力に魅せられてしまう人もいる。
現実のコンクラーベはそうではないかもしれないですが、ここはフィクションの世界らしく、そうした人間の、さまざまな欲望が錯綜し、誰が教皇に選ばれるのか、という点で観客を惹き付ける展開には、多くの方が、物語展開を楽しむことができるのではないでしょうか。
<後半の展開>
誰が教皇になるか、については、一応、サプライズ感はありましたが、登場人物が陰られているので、大きな驚きというほどでもないでしょう。
着目すべきは、ある「秘密」が明かされる部分なのですが、私は、とても現代的なテーマであり、この作品の評価を高める要素になると感じました。
特に、伝統的な宗教がそのこととどう向き合うのだろうか、という点では、とても意味の深い「秘密」であったと思います。
【全体評価】
新しい教皇がどのように選ばれるのか、ということは、全く考えたこともなかったので、その部分だけでも鑑賞する価値のある映画でした。
そこに、ある意味、ミステリ的な面白さを盛り込んだ本作品は、ヒットするべくしてヒットさた作品と言えるのではないでしょうか。
どうせなら
教皇候補の中に少年への性的暴行の過去が・・・・とかも居れば良いのに。定期的に出て来る話だし。
最後のオチ、そんなに問題な事かな?30代後半、盲腸の手術の時に見つかるまでは本人も知らなかった事。身体の外見は男だし、性自認(多分)も男だろうし。
取りあえず、あまり面白くなかった。
信仰と野心の狭間で―『教皇選挙』が示す希望
素晴らしい作品だった。
教皇選挙で野心を燃やす枢機卿たちの権力争いを描いたサスペンスかと思いきや、それ以上の深みがあった。
急逝した教皇が密かに進めていた調査を知ったローレンスは、その遺志を継ぐため、規則を破ってでも突き進む。
疑惑と信仰の狭間で揺れる心、そして気づかぬうちに自分の中で芽生えていた野心——その複雑さを、名優レイフ・ファインズが圧巻の演技で体現している。
物語は、異教徒との対立、国家間の駆け引き、性の多様性といった現代的課題に踏み込み、「キリスト教はこの世界でどうあるべきか」という問いに一つの答えを提示する。
願わくば、実在する教皇たちもこうあってほしい——そう思わせる力を持つ映画だった。
多様性の世界!
自分がリベラル?と確信していた主人公に対して、それを超えてくる新教皇の真実! まさしく確信は罪!
ラストシーンで閉鎖解除された窓から、外を見るローレンスの顔は清々しくみえた。
新教皇名や最後に扉から出てくる三人のシスターなんかも、意味が有るのだと思いますが、知識に乏しい私には分かりませんでした…
そんな私にも楽しめる映画です! 時間を作ってでも是非ご覧になってください!
地味、最後まで見れた。
コンクラーベって、昔、冗談で聞いたけど、ほんとに根比べなんだな。
まず外国語の名前がなかなか頭に入らず巻き戻ししながら見た。
簡単に言うとテデスコが排外主義で、ベニーニを推す主人公が多様性を許容するリベラルって位置づけ。日本も排外主義が全盛を迎えている昨今、後者を善というと角が立ちそうだが、ワルモンと良いもんとはっきりした構図。主人公は人が良い。彼が教皇になればよいのに。
いろんな謀略あり、駆け引きあり、なかなか面白かった。
最後のベニテスのオチは意外なとこきたなとびっくり。良いじゃないですか。
カトリックって現代こんな感じなのかな、垣間見ることができた。日本にはなじまなくて、ふしぎな感じがした。
これが洋画の良さかな。あまり見ないけど、知り合いが映画館で見たと聞いていて興味もってみましま。
ダイバーシティの準備はできているか?
見事なストーリー!
最後のひねりはあなたならどうするという投げかけが凄い!
映像も美しかった。
選挙の時に党として公認するかしないかというところでも似たような葛藤があるんだろうな。とも思ってしまった。
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