教皇選挙のレビュー・感想・評価
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コンクラーベ×ミステリー
コンクラーベ×ミステリー…だと!?こんなわくわくする組み合わせある!?!?(歓喜)120分間、大変興味深く拝観いたしました。自分の知らない世界を覗くのってやっぱ楽しいね。ネタバレ厳禁、とにかくまずは最後まで観て欲しい!…あ、あと、おじいちゃんたち皆「ヴーン…」て言いがちで、何かかわいかったです。
追記(2025/3/14)
幸いにも、映画ライターISOさんと、カトリック市川教会の晴佐久昌英神父のお話を聴くことができました!とても貴重なお話ありがとうございました🙏✨「コンクラーベには聖霊の風が吹く」というワードを知ってから観ると作品理解に深みが増します
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おっさんだらけの総選挙。
マスターピース
TOHOシネマズの試写会にて。
いや、たいへんな傑作でしょ!アカデミー協会なにやってんだよ!これが作品賞!アノーラも良いけど、アカデミー賞ってのはこういうことでしょ。
主演男優賞もレイフ・ファインズだよ!年食ってきてはじめて出来る最高の芝居じゃん!
コンクラーベという我々から一番縁遠く、社会から隔絶されていると思われるイベントを題材に、これほど生々しく切実な物語が作れるとは!本当に驚いた…
今まさに世界を覆う憎悪の連鎖。宗教が殺人の、虐殺の、動機になってはならないのだという強い思い。ジェンダーも同様。事前には想像できなかったほど射程が長く広い作品だった…
英語・スペイン語・イタリア語に加えラテン語も解説なく飛び交うが、それこそがカソリック教会の広がりを感じさせるし、そこが案外ポイントだったり…
イザベラ・ロッセリーニも良かったし、撮影も美術も良かったが、個人的には劇伴が最高!チェロの響きが最初から不穏だった。
これは間違いなく、マスターピースです…
システィーナ礼拝堂の重厚かつ静謐な空気感が伝わってくる名作
(今回追記分)
ANAの国際線で日本公開前に鑑賞できた「教皇選挙」ですが、3月20日にようやく劇場公開されたので、観に行って来ました。先週末に観ようとしたものの、非常に人気があるようで、何処の劇場も満席のオンパレード。仕方ないので平日に行きましたが、それでも8割方の入りで、その人気を実感するところでした。
改めて観た結果、当たり前ですが、機内のモニターで観たのとは比較にならない迫力で、やはりスクリーンで観るのはひと味もふた味も違うと感じました。また、機内では途中機内アナウンスが入ったりしてやむを得ず中断することもありましたが、劇場ではそうしたことがなく、きちんと集中して観ることが出来、本作の理解もより進みました。
さらに、最初に観た時は字幕を追うのに必死で、画面全体をゆっくりと眺めることが難しい一面がありましたが、筋の大枠が分かってみた今回は、映像美や音楽、効果音などにも集中することが出来、初回以上の楽しみを得ることが出来ました。
内容的に感じたことは、序盤でチェスが上手な前教皇を評して、「常に8手先を読んでいた」というセリフがありましたが、結局本作の大筋は、この一言に集約されていると改めて感じました。自らの死期を悟り、次期教皇になるべき人がなるように配慮したというか、言い方を変えれば”陰謀”を企てた前教皇は、死してなおローマ教会をコントロールしており、コンクラーベで対立した100人を超える枢機卿たちも、結局は前教皇の掌の上で踊らされていたんではないのかと思い、そのスケールのデカさに感心したところでした。
また、枢機卿の衣装や、システィーナ礼拝堂の建物の荘厳な雰囲気が、実に宗教的な神秘性を強調する一方、次期教皇を巡って有力候補たちが仕掛けた謀略は、極めて俗世的で、悪い意味での政治闘争そのものであり、そのギャップが非常に上手く表現されていたところが本作最大の見所だったのではないかと思いました。
さらに、今アメリカのトランプ政権が否定することに躍起になっている「DEI」、即ち「Diversity(ダイバーシティ、多様性)」、「Equity(エクイティ、公平性)」、「Inclusion(インクルージョン、包括性)」の一つである「ダイバーシティ」というのが本作上のコンクラーベのテーマになっていて、結局「ダイバーシティ」の象徴のような人が新教皇になったことも、現代世界に対するメッセージ性も抜群で、こうした社会性が土台にあることも、本作が注目される一因なのではないかと考えられるところでした。
役者陣に関しては、主役のレイフ・ファインズはじめ、どなたも見事でしたが、今回改めていいなと思ったのは、イザベラ・ロッセリーニ演じるシスター・アグネスでした。男性のみしかいない枢機卿によって選出されるのがローマ教皇ですが、有力候補の陰謀に対して、「神は私たち(シスター)に目と耳を与えて下さった」として、言葉を選んで”悪者”をバッサリと切る彼女の一言は、本作のセリフの中でも出色のものだったと思います。
以上、ようやく劇場で鑑賞した上での感想を追記しました。やはり映画は劇場で観るに限りますね🎬
(3月11日UP版)
日本公開が3月20日の本作「教皇選挙」ですが、ANAの国際線に乗ったら機内放送でやっていたので、ラッキーにも一足先に観ることが出来ました。
まず第一印象ですが、とにかく映像から漂って来る質感が最高でした。教皇が亡くなり、新しい教皇を選出するための”Conclave(コンクラーベ)”は、実際にコンクラーベが行われた時に日本でも報道されていたので存在は知っていました。でもその内部でどのようなことを行われていたかは知らない訳で、秘密のベールの中を覗き見ることが出来たという意味でも、非常に興味深い作品でした。
映画の舞台はコンクラーベが行われるシスティーナ礼拝堂。言わずと知れたカトリック教会の総本山にして、バチカンの中心にある礼拝堂ですが、平素でも荘厳な雰囲気を漂わせる建物の内部が、コンクラーベの開催により緊張感が漲っており、この辺りの空気感の演出は、近年稀にみるものだったと感じられました。また、コンクラーベを取り仕切る役目を担うことになった主人公・ローレンス枢機卿を演じるレイフ・ファインズは、個人的に「ザ・メニュー」における狂気のシェフ役の印象が強く、ローレンス枢機卿が最後にシスティーナ礼拝堂を燃やすのかと思いつつ観ていましたが、実際は極めて真っ当で穏当で冷静な調整役として終始活躍していました。
本作の見所としては、前述の通りシスティーナ礼拝堂そのものであり、普段は重厚で静謐な礼拝堂の中で行われるコンクラーベ=戦争という”動乱”のコントラストにゾクゾクさせられました。予告編でも紹介されていましたが、周辺で勃発したテロの影響でシスティーナ礼拝堂の天井の一部が落ちて来るシーンは、緊張感が最高潮に高まるシーンでした。
また、実際のカトリック教会の中で論点となっている”リベラルな教皇”という問題についても切り込んでいる点も忘れてはならないように思いました。少し前に体調不良が報じられた現教皇のフランシスコですが、一般に”リベラル”な教皇と言われており、同性愛や離婚、中絶に対する態度が、”保守派”から懸念されているということが度々報じられてきました。本作では、前教皇が亡くなってコンクラーベが開催されることになる訳ですが、この前教皇はフランシスコ教皇同様にリベラルの立場にあったようです。そのため、今回のコンクラーベでは保守派の巻き返しが行われることになりました。そういう意味では近未来にあるだろうコンクラーベを描く作品であるとも捉えることが出来るのではと感じたところです。
果たして次期教皇は誰になるのか?その結末が実に意外な方向に行った点も唸りました。現実の次回コンクラーベがどういう考えを持つ人になるのかは分かりませんが、本作を観たことで非常に興味深いものになることは間違いないでしょう。
そしてラストシーンも印象的でした。無事にコンクラーベが終わりほっとするローレンス枢機卿が部屋の窓を開けると、外からは日常の生活音が聞こえて来る。これで彼個人にとっても、カトリック教会全体にとっても、平和な日常が戻って来ることを印象付けるところが心地よく、最後まで楽しめる締めくくりでした。
そんな訳で、本作の評価は★4.8とします。
確信は罪…悩めるローレンス!
それは進化を止め、退化させる。祈っても祈っても祈りは届かない、教会(組織)の腐敗。そんな絶対的男性社会の中で、(未だに!!)何者でもない女性という存在。従来の体制や社会通念にも、疑念に目を向けて改革することの大切さ。でなければ、神が創り給うた人間が人間である意味がない。自分の内側に目を向けて、絶えずこれでいいのか?現実に敗れて妥協していないか?と自問しながら、よりよい自分になるために歩みを止めず進むべきだ。黄は金や富。赤といえば血、そして生命そのものを想起させる色。血液を循環させて、凝り固まった組織の新陳代謝を上げる。
この思惑や陰謀渦巻く知略戦が展開される密室劇(※厳密には違う)ミステリーで、主人公ローレンスは苦悩し葛藤する。同じ展開が繰り返されては(一人目の罪が決して許せない!!)、疲れた顔のレイフ・ファインズが、益々疲れて果てていくコントみたい…という冗談はさておき、子供の頃に観たラングドン教授シリーズ『天使と悪魔』で存在を知って、興味をそそられたコンクラーベというニッチな題材を描きながら、現代社会・世界を映し出すような力作になっていて、見応え十分だった。
女性、多様性。今年は『ノー・アザー・ランド』に『ブルータリスト』の人種間や終わることのない宗教対立・戦争、『エミリア・ペレス』の性転換、そしてアカデミー賞を圧勝した『ANORA』のセックスワーカーという女性性と、今の社会を映し出すテーマや要素を含んだ作品が並んだラインナップだったと思う。そのいずれも米大統領選挙を待たずに製作され、本国や映画賞では公開された作品ばかりだろうが、トランプ大統領誕生によって、予見していたかのように一種の必然性をもってこの暗い時代と共鳴するようだ。
「私は教皇を選出する」― 監督エドワード・ベルガー ✕ 脚本ピーター・ストローハン ✕ 原作ロバート・ハリス = 恐ろしいほど手際よく、どこか緊張の糸が張り詰めるように美しい撮影によるバチボコにキマった画と編集、素晴らしい音楽によって語られる本作は、今の時代に間違いなく必要だ!! キャストもスタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、そしてイザベラ・ロッセリーニと錚々たる重鎮が顔を揃えて、スリリングな共演・演技対決を披露してくれる。
勝手に関連作品『2人のローマ教皇』『ダウト』
まさに密室サスペンス
ずっと選挙してた
脚本が良くできてて面白かったです。まるでサスペンスを見ているようでした。
いやあ、脚本が良くできてて面白かったです。まるでサスペンスを見ているようでした。
カトリックの総本山ローマ教皇が亡くなる。次の教皇を選ぶ為世界中から100人の候補者がやってくる。選挙を取り仕切るのは自分は教皇には向かないと自認する枢機卿。有力なのは4人の候補。そして亡くなった教皇が指名したメキシコの候補者。彼は自らの危険も顧みず紛争地帯で布教を続けた人物だ。果たして皆が納得出来て過半数の指示を得る教皇は誰なのか?
やがて4人其々に問題があることが枢機卿により次々と暴かれていく。 まるでショーン・コネリーの『薔薇の名前』を彷彿とさせるような珠玉のサスペンスでドキドキはらはら目が離せない。凄く面白かったです。
枢機卿を演じたレイフ・ファインズがこれまた凄く良かったです。教皇を決めなければならないという重責に悩む男を上手く演じていました。流石の演技で主演男優賞ノミネートも納得です。ラストの枢機卿の言葉に唸りました。考えさせられます。本当に良くできた脚本。面白かったです。
人間ドラマとして見応えあった、ローレンスの悩む顔がたまらん
無信心者な私、組織には怪しさを覚えるがどんな宗教でもマジメに信仰している人は尊敬する。そんな組織と信仰(信念)のせめぎ合いを垣間見ることが出来た。キリスト教、とても一口で言い表せない世界なのだろう、その最高峰の教皇をめぐる思惑を少し引いた視点での描写に惹かれた。リスペクトベースの作品と思うのでラストは新鮮だったがいま風かな、あれ以上ドロドロにすると普通の政争や権力争いになってしまうギリギリのところなのかも。
もっと伺いしれない最深部への踏み込みや巨大組織の持つ権力と影響力、猊下たちの暮らしも見てみたかった、TVドラマなら少なくても前後編出来たのになぁと残念。
機内鑑賞ですが1.5回見ました😅各枢機卿は年齢からしても名優なのかな、ローレンスは惹きつけられたが、前半から光る脇(教皇の死を発見した人とか)もたくさんいて久々にドラマで見入りました。また映画館で見たい。
煙に巻く神の儀式
①【観賞前の雑感】
日本未公開。
カナダ在住の「ゆ〜きちさん」のレビューで本作の存在を知りました。
未鑑賞ですが、前売り券を買っておきたいくらい興味津々です。
宗教の神聖性を守るためには
コーディネーターが要るのです。
ちゃんと“マニュアル”があるのです。
「外界とは遮断して、部外者には秘匿すべし」。これですね。
世界中どこの宗教も一緒ですね。
隠せば隠すほどに おごそかで、ありがたみが増えるのですから。
日本でも皇居で深夜に執り行われるあの大嘗祭とか、同様ですし。
「絶対に見てはいけない」神の儀式の常道。
でもその中を覗いてみたくなるのが人情というもので、
野次馬たちの好奇心を掻き立てるから、こんな地味な映画でありながら欧米では爆発的ヒットなんだとか。
「煙の色のおはなし」は黒澤明の「天国と地獄」のあの煙を思い出します。
煙=温暖化や有害物質ダイオキシンの大気圏内放出だって?
大丈夫。バチカンは孤高です。
国連にもCOP25のパリ協定にも加盟していません。
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②【観賞を終えてのレビューです】2025.3.23.
やっと劇場で観賞。
蓋を開けて見れば
システィーナも、我々の生きるこの社会も、まったく一緒だった、という事なのですね。
そもそもですが、
「初代=第1代目の教皇」ペテロという男が、どんなエピソードを有する人物であったのか・・
それを知っていれば、本作に描かれた教皇制度の成り立ちも、次代へのバトンタッチの内情も、すべて驚くことでもないのです。
福音書でイエスは述べている
「”第1代教皇“とカトリック教会によって後日認定された12弟子の筆頭=シモン・ペテロ」に対して、イエスは何と告げていたか ―
「あなたが立ち直ったときには〜兄弟弟子たちを励ましてやりなさい」
(ルカによる福音書22章32節〜34節)
「先生、先生、お願いします、自分だけを弟子のトップに据えて下さいよ」とイエスにこっそり頼んでいた弟子のシモン・ペテロその人が、
実はニワトリが鶏鳴したその晩に( =十字架の瀬戸際に)、最もみっともない姿で裏切り行為をなしており、彼は官吏に捕まれた途端に上着を脱ぎ捨ててまで、裸で逃亡していったという有様が
聖書本文には赤裸々に明かされているのです。
すなわちその第1代教皇は目立ちたがり屋であり、かつ棄教者であり、抜け駆けを働いたにも関わらず嘘をついて逃げた「弱き男」であったのだと福音書自体が暴露している。
⇒教会のリーダーの恥の歴史。そこを包み隠さずに晒すところが、聖書の面白さなのですねぇ。
また、この「コンクラーヴェ」が「投票」(くじ)によって成り立つ歴史的根拠としては
◆旧約聖書では、箴言16章33節「人はくじをひく、しかし事を定めるのは全く主のことである」。
◆新約聖書では、使徒行伝 1章23節〜
[23 ]そこで彼らは、バルサバと呼ばれ、またの名をユストというヨセフと、マッテヤの二人を推薦した。
[26] そして、彼らのためにくじを引くと、くじはマッテヤに当たった.そこで彼は、十一人の使徒と共に数えられた。
― このあたりが始まりかと思われます。
イスカリオのユダの自殺のあと、人員の補充のために「コンクラーヴェ」が行われているのです。
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折しも
266代フランシスコが危篤状態にあり、
「自発呼吸が戻った」と報じられたりしている最中での劇場観賞となりました。
(ググればわかりますが、このご本人については脛に傷持つ御仁として、黒い疑惑もかけられているんですね。あのペテロと同類なのです)。
その現 266代フランシスコ教皇は、
カトリック教会の組織の中では、最大派閥フランシスコ会からの登用ではなく、初のイエズス会出身の教皇なのだ、とのこと。
「派閥の会長を選ぶ選挙」は、どこかの国の党総裁を選ぶ根回しとか、思惑のゴタゴタとか、密室での裏取引とか、10万円の商品券とか・・
これは古今、どこも変わらないのだなと云うのが僕の感想でした (苦笑)。
“幹事長”として選挙を取り仕切る首席枢機卿のローレンス(レイフ・ファインズ) の苦悩には、共感しきりでした。素晴らしい演技です。
けれどもドラマの結末として
《群れの中で一番弱くて、代表(=教皇)としては最もふさわしくない人間をば、イエスは敢えて選んで指名して、リーダーとして立てたのだ》という事実。
108人の枢機卿たちの人となりのすべてが《そこ》に当てはまる。
どこにも聖人など居やぁしない。
― 《この故事》があのコンクラーヴェの原点なのだと理解すれば、2025年のバチカンの“すったもんだ”も、そして2000年前のあの12弟子の わちゃわちゃも、愛らしきもめ事として見えてくるから、楽しいし、何だか身近に思えてくるから、
僕たちもちょっと安心もするというものです。
(ただしシモン・ペテロの名誉のために付け加えておきますと、猪突猛進な彼は、後にローマで捕縛されて、処刑されるに当たっては「私はキリストと同じ形では畏れ多い」と自ら申し出て、逆さ十字架で殉教したのだと伝説で伝えられています。絵はミケランジェロ他)。
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③【そして、もう一度、煙について】
やはりあの煙は印象的ですね。
僕は今月、とても若い従兄弟を二人、一週間違いで立て続けに亡くしました。悲しみに暮れていた月の始めでした。
故に、あの「煙」は人の終わりの光景なのだと、煙突を見あげながら僕は思っていたりもしたものです。
「バチカンの煙」は、白だろうと黒だろうと、「新しい教皇の誕生のサイン」ではあるけれど、しかし紛れもなく「先日誰かの命が終わった事のしるし」。
新教皇の誕生よりも、誰かの死去について、気がつくと、スクリーンを観ながら思いを馳せていた映画の時間でした。
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2時間の根比〜べ。暗くて静かで、眠気に注意⚠️!
昔、西の方向が吉方位という占いを信じてイタリア旅行をしたことがありましたw
すごく楽しくて、ブランド物も安く感じたスーパー強強の円で買い物しまくり、ご飯も美味しくて、美術館や教会も美しくて、イタリアに住むにはどうしたらいいか、ずっと考えたくらい好きになりました。
日本領事館で働いていたイタリア人に相談したら「ヒヨコの性別を分ける仕事は日本人しかできないんでしょ?」と冗談でいなされましたが、帰国した後とりあえずイタリア語の勉強を始めました(ちなみに、5年くらい勉強しましたが、日本ではイタリア語学習教材が限られており、なかなか応用編まですすみませんでした😭…)。そんな、イタリア語学習時代を思い出させて、胸熱ではありました。
投票シーンはイタリア語でしたが、基本全編英語。今だに英語が不自由な私としては、外国人ってなんでバイリンガルが普通なんだろと、ずっと羨ましく思ったくらいで、作品としてはかなり退屈な会話劇…😩。ただ、海外のレビューは絶賛寄りなんですよね。
日本では確か来年1月くらいに公開になりそうで、おそらくアカデミー賞候補に何かしらなり、その頃にはかなり話題になっている作品と思われます。字幕でご覧になる方々なら、もう少し深く理解できるとは思いますが、バッグの中から眠気覚まし用のガムを漁る音すら館内に響き渡るような静寂さは、集中力のない私には耐えられませんでしたwww
…というか、ミッション系の大学でキリスト教概論が必修科目だった私にはローマ教皇の世界がどうにも理解しがたく、神の使いどころか、人間のクズみたいな存在もいたんじゃんと、半分ガッカリしながら観てました。😩
そうだよね 最後はそう思いました
日本の総理大臣にはもっと市民の苦しみに向き合ってくれた人になって欲しいと思ったし 宮内庁の女性天皇の問題などジェンダーに関する問題が日本も片付けなければいけないことが沢山あると思いました 後半の作品のメッセージは見る人に届くと思います
全739件中、721~739件目を表示
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