劇場公開日 2025年3月20日

教皇選挙のレビュー・感想・評価

全140件中、41~60件目を表示

2.5認められる人、認めさせる人

2025年3月22日
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怖い

単純

知的

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Bacchus

4.0知られざる世界を覗き見するような面白さ

2025年3月22日
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興奮

知的

 ローマ法王を選出する選挙、いわゆるコンクラーヴェは世界中から大きな注目を浴びる伝統と格式に則った選挙制度である。これまでに数多くの法王が誕生したが、個人的には前々任者ヨハネ・パウロ2世の印象が強く残っている。在位期間が長かったというのもあるが、テレビなどでもよく目にしたので何となく馴染み深い。

 そんなコンクラーヴェの内情に迫ったのが、この「教皇選挙」である。
 外から見るのと中から見るのとでは大違いで、泥臭い駆け引きや陰謀、欲望渦巻く戦いが繰り広げられ、神聖なイメージとは程遠い骨肉の争いが展開される。当たり前であるが、聖職者だからと言って全員清廉潔白なわけではない。夫々に大なり小なり野心を持っているし、他者を陥れてでも頂点に立とうとする狡猾さも持っている。聖職者である前に一人に人間なのだ。

 以前、オットー・プレミンジャー監督の「枢機卿」という作品を観たことがある。これは、情熱にあふれた若い神父がカトリック教会の実情を目の当たりにして信仰心が揺らいでいく…というドラマだった。そこにもコンクラーヴェは登場してきた。票集めに躍起になる取り巻きや、裏で駆け引きに興じるフィクサー的な存在が出てきて、やっていることは政治の世界と一緒で権力の座を巡る派閥争いである。

 本作にも一癖も二癖もある個性的な枢機卿が登場して、激しい選挙戦が繰り広げられる。
 リベラル派のベリーニ枢機卿、保守派のトランブレ枢機卿、初のアフリカ系教皇の座を狙うアデイエミ枢機卿、現在のカトリック教会に批判的な伝統主義者のテデスコ枢機卿。更に、ここに本作の主人公であるローレンス主席枢機卿、前教皇から直々に任命されてはるばるアフガニスタンからやって来た若きベニテス枢機卿が加わる。

 教皇に選出されるためには全体の2/3以上の票が必要で、決まらなければ何度でもやり直すという方式だ。今回は急な選挙ということもあり、これだけ候補者が並び立つと票は当然、分散してしまう。そのため何度も投票が繰り返されることになる。その間、各候補者の思惑が複雑に絡み合いながら、票取り合戦はヒートアップしていく。中にはスキャンダラスな事実が発覚したり、ある種俗っぽさもあるのだが、そこも含めてエンタテインメントとして非常に上手く作られていると思った。

 物語は終盤から意外な展開に突入していく。
 カトリック教会という”組織”に仕えるのか?信仰の源である”神”に仕えるのか?この問題はローレンスの中で常に問われ続けられるが、それが”ある人物”の声によってついに解消される。
 正直、このクダリはやや安易という気がしなくもなかったが、ただ本作はこの後にもう一段階どんでん返しが用意されていて吃驚した。ここにこそ本作の言いたいテーマがあったのか…と唸らされた。

 これを”革新”と捉えるべきか、それとも伝統を破壊する”反乱”と捉えるべきか。それは観た人それそれが判断する所であろう。
 現在、世界中に叫ばれている多様性にしてもそうなのだが、夫々の立場が夫々の思想を持っていて当たり前である。
 こうした意見の対立は実は重要なことだと思う。但し、ただ一方的に自分の主張を言い合うだけではダメである。そこから何かを学び取らなければ意味がないと思う。夫々に自らを省みることで歩み寄る姿勢というのが必要なのではないだろうか。
 劇中でローレンスが語る言葉。”確信”ではなく”疑念”を抱くことの重要性。その言葉の意味が身に染みる。

 本作はコンクラーヴェの実情=”闇”に迫るだけに留まらず、既存の伝統的価値観を安易に鵜呑みにすることの危険性、時代と共にその価値観が刷新されていくことの重要性を訴えている。同時代性という観点から見ても、極めて普遍的なメッセージを言い放っているように思う。

 尚、本作のローレンスは、最初から自分は教皇に相応しくないという立場を取っている。ローマ教皇ともなれば相当の重責を負うことになる。そのプレッシャーを嫌ってのことだと思うが、彼を見てナンニ・モレッティ監督の「ローマ法王の休日」という作品を思い出した。この映画は、誰も法王になりたがらず、小心者の主人公が半ば押し付けられる形で法王になってしまうというコメディだった。教皇の座に就くことは確かに名誉かもしれない。しかし、それが本人にとって本当に幸せなことなのかどうかは誰にも分からない。

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ありの

3.5荘厳な作品だが、トロい前半がマイナスに ★3.7 (途中からネタバレ)

2025年3月22日
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萌える

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レオン

4.0「大奥」見ている感覚

2025年3月22日
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かばこ

2.5この大オチは意外性なのか?

2025年3月22日
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知的

画作りが素晴らし過ぎて目を見張る!
赤を基調とした色彩の鮮やかさ!
音楽、演技、演出のどれをとっても重厚であり、これぞ映画と言える。
ただ一方、お話はと言うとコンクラーベという知られざる世界を題材にしているが、中身は人間のやる選挙ということで、ロビー活動に蹴落とし合いの工作合戦。
神に仕える身がというだけで、目新しさはまったく無い。
結局、誰が選ばれるかは序盤で予測される人物で個人的には反則に思える大オチで落とす展開。
映画とすれば、この人物はミスリードに使うべきだし、レイフ・ファインズ演じるローレンスが地位というものに呑み込まれそうになる葛藤の話でよかったのではと思う。
その葛藤を目覚めさせる神の一撃として、あの爆破シーンを大オチにすればと思う。
あの爆破シーンの力強さと美しさは、それに相応しいインパクトをもっていた。

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ケージ

3.5タイトルなし

2025年3月22日
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亀の登場
…『ここはお前が来る場所ではないよ』

シスターアグネスことことイザベラ・ロッセリー二が好演。お年を召したロッセリーニ、すごい貫禄、眼力。ご本人も役者冥利につきるんじゃないでしょうか。存在感が光る!

場面や登場人物がほぼ固定されているため、刺激が少なすぎてウツラウツラしてしまった。
なのでたまにシスターアグネスがでてくると、ビクッと姿勢が正され、目が覚める。
それぞれの候補者の 人となりがある程度わかっていたらもっと入り込めたのかな?顔と名前がなかなか一致しない。映画じゃなくドラマ向きの題材なのかも…。
108人の候補者って、仏教で言ったら煩悩の数じゃないかい!💦

中間管理職の嘆き、男性だとこの男社会の選挙の雰囲気、一発でわかるんだろうな〜。ローレンス(レイフ・ファインズ)のどうにもならないイラつきが巧みだった。『シンドラーのリスト』の主演と同一人物とはどうも思えず…。あれから長い年月が経ったのね。

進行役のローレンスにも少しは野心はあったんだろうか。使徒ヨハネ。

ラスト、、。色々考えたけど 何も言えない。

音響が重厚だった。ドアが密閉される音。ローレンスの呼吸音。
白い法衣に白い傘、赤い祭服を着た候補者たちが歩いている。上から撮影した見事なカット。美しかった

ローレンスが何日かぶりに窓を開け 新鮮な空気を吸う。白いレースのカーテン、日の光。

若いシスターたちの無邪気な声

時代は移ろってゆく。

今はこんな着地が脚本に多い印象。

「何事も神の御心のままに…」

〜〜〜
期待値 上げすぎたかな。さして意外性のないラスト。
作品賞獲れなかったの わかる気がする。

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夢

3.5素晴らしい間の取り方

2025年3月22日
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知的

難しい

教皇選挙(コンクラーベ)の話。キリスト教最高権力者を決定する選挙なので、「白い巨塔」「清洲会議」のような被選挙人のストーリーを予想していたが、違うものでした。
選挙を執り仕切る人の苦悩を描いたストーリーで新鮮でした。
選挙が進むなかで、スキャンダル、陰謀、不正が発覚していき、選挙が難航する。

新しい切り口のストーリーも良かったが1番印象に残ったのは静寂の間が素晴らしく、その時の全体的構図もシンメトリーが意識的に使われていて美しいです。また、全体的に黒や灰色が多い中、赤い服や赤い絨毯など、まるで絵画の様な美しさがありました。

難点は
①人の名前が多い
日本人からすると外国人の名前がなかなか覚えられないものです。○○枢機卿が大量に登場するので誰が誰か分からなくなります。
②キリスト教のルールが分からない
キリスト教のルール、戒律が分からないので一部意味が分からない所があります。

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ゆーき

4.5そうだよね 最後はそう思いました

2025年3月22日
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知的

難しい

寝られる

日本の総理大臣にはもっと市民の苦しみに向き合ってくれた人になって欲しいと思ったし 宮内庁の女性天皇の問題などジェンダーに関する問題が日本も片付けなければいけないことが沢山あると思いました 後半の作品のメッセージは見る人に届くと思います

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たっち

3.5全体を通して感じたソワソワ感

2025年3月22日
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怖い

知的

難しい

これ、鎌倉殿の十三人だわ

最終的に選出された教皇って、昨今の世相への風刺だったりするんですかね?
中道って難しいっていうね。

p.s.やっぱり根比ーべだった

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Riii

3.5荘厳さに圧倒されました

2025年3月22日
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楽しい

興奮

知的

コンクラーベ

なんだかユーモラスにも感じられる名前だけは知っていましたが、教皇の選任式、程度の知識しかありませんでした。
この映画では教皇の逝去から次の教皇が選任されるまでの過程がつぶさに描かれます。
異教徒の外国人である私にとっては映画でなければ見る事のできない世界に圧倒されました。

綺羅びやかな衣装、荘厳な建築物、伝統の重さを感じさせる儀式の流れ…
108人の枢機卿が一堂に集い、誰かが必要な得票数を得るまで繰り返し投票が行われます。

伝統か変化か。
信仰か野心か。

舞台は枢機卿たちの宿舎と投票会場であるシスティーナ礼拝堂のみ。
灰色の背景に緋色の法衣が鮮やかに映える映像美を背景に、厳かなはずの儀式の裏では人間の欲得が渦巻き、虚々実々の駆引きが繰り広げられます。
多様性、ジェンダーギャップなど昨今注目度が高まっているキーワードを巧みに盛込んでドラマティックでありながら淡々と進行するストーリーが、人間性をじっくりと描き出します。

この機会を逃しては見る事のできない世界。
是非ご覧になってください。

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さとうきび

5.0玉座の審判に向かい絡み合う策謀。聖職者たちのエゴはいつしかむき出しに…喝采!これは珠玉のミステリー映画だ!

2025年3月21日
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知的

幸せ

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おひさまマジック

5.0修道婦は見ていた

2025年3月21日
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ホモ・サピエンス

4.5期待度○鑑賞後の満足度◎ 驚くべき結末!「神が全てを創造したのであれば、この世にある全てのものはあるがままの姿が神の御心に適っている」正に其の通り。それを変に解釈して歪めているのは人間。

2025年3月21日
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①因みに私はキリスト教徒ではありません。

②「確信」と「盲信」と「狂信」と…これらの境って確かにグレーだわ。

③こういう緊張感のある演出は心地好い。演技的にも出演者はみんな演技巧者なので安心感と安定感はたっぷり。
特に、教皇選挙のしきり役を任され(しきり役って我々庶民の仕事や活動でも大変な役回りなんですよね)、公平・公正な立場に立とうと思いながらも、革新派と反動派の板挟みになり、自分もパワーバランスの戦いに巻き込まれそうになりながら、やがて前教皇が何故自分を辞めさせなかったのかを理解するようになり、最後前教皇の(おそらく)希望通りの結果に辿り着くまでの上席枢機卿の苦悩を演じきったレイフ・ファインズがやはり見事。

④泉水のある広場を白い傘を指した赤い衣装の枢機卿たち(レイフ・ファインズだけ傘を指していない)が通っていくシーン。
昔の(特にヨーロッパ)映画には必ずこういうシーンが挿入されていたように思う。最近の映画ではあまりお目にかからない。
こういうシーンが映されると“ああ、映画を観せてもらっているなぁ”という気になりますね。

⑤中盤までの緊迫感が凄かっただけに、法王有力候補の二人が脱落する原因が世俗的過ぎて(まあ、普通こんなもんなのでしょうが)、こんな感じで最後まで行くのかな?、っとちょっと緊張感が緩んでしまったが、終盤にかけての捻りで盛り返しました、って感じかな。

⑥若い頃あんなにキレイだったイザベラ・ロッセリーニが初老の修道女役で助演している姿が、若い頃は神々しいほど美しかったのが晩年『オリエント急行殺人事件』(1974年版)で冴えない中年女を演じた(でも、この演技で3回目のアカデミー賞獲りましたけど)お母さんのイングリッド・バーグマンの姿とダブって感慨深いものが有りましたねぇ。

⑦自分が死んだあとに教皇の座を巡って醜い争いが起こることを予想しつつも極秘に秘密兵器を仕込んでおいた前教皇はタイトルに書いたような考えを持つオープンな心の人だったようだが、自分が死んだあとに親族内で血で血で争う事件の発端になる遺言書を残した『犬神家の一族』の犬神佐兵衛翁みたいだな、とちょっと思った。
本作では血で血を争う様なことは起こらないけれども、或る意味それより醜いことを炙り出すことになる。

⑧原題の“Conlave”ってそのまま片仮名読みすると「コンクラベ」⇒「根比べ」ですね。

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もーさん

4.51番相応しくない、と勝手に思っていた人物

2025年3月21日
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つとみ

4.0味わい深い作品

2025年3月21日
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悲しい

知的

難しい

レイフ・ファインズ主演ということで楽しみにしていた1本。『ザ・メニュー』ではヤバすぎるシェフを演じて印象的だったが、今回はなかなかに悩み多き枢機卿というポジション。
次期ローマ法王を決定するために、閉鎖された空間の中で結論が出るまで繰り返されるコンクラーベが、まさか水面下であのような…。そして結末に用意されたあの事実、そう来たかと素直に思わされました。
2度見て理解を深めたいタイプの良作でした。

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フクメン

3.0DS祭り

2025年3月21日
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最後の落ちはさすがに読めなかった。
カトリックという巨大組織の政治の話だけど、特に若い世代は伝統宗教に無関心になってきてるし、自分にとっても古臭い時代遅れなことしてるなぐらいの印象しか残らなかった。

バイオリンの弦をはじくような音の使い方がカッコイイ。緊張感を高めてた。

今年のオスカーはDS祭り。バチカン(レプの巣窟、小児性愛)、アリアナ・グランデ(ワク推し、ファウチ推し)、ボブ・ディラン(悪魔崇拝者)、ブルータリスト(シオニズム)、エミリア・ペレス(トランス・ジェンダー)。
まあ、ハリウッドではよくあるけど。

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CR7

3.5未来は亀のみぞ知る

2025年3月21日
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亡くなった前教皇は未来を見据えてローレンスならこう仕切るだろうと計算して託してこの世を去ったのだろう。
未来は神のみではなく亀のみぞ知るだ。

カメラを止めるなのホラー映画撮影のシーンもそうだったが前半は疲れるもののそこを乗り越えたらめちゃくちゃ面白くなる。

前半は半沢直樹か?おっさんばかりの権力争い。顔芸もあるし。
銀行で1円合わないと帰れま10状態で数字が整うまで執拗な選挙のし直しが繰り返される。コンクラーベは正に根くらべ。
大学の頃、イタリアやバチカン市国にも行ったが、こんなに狭い狭い小さい国でありながらキリスト教徒の世界的な信者数を考えるとローマ法王の権力ってすごいよなあさと思ったものだった。

べっぴんさんべっぴんさんべっぴんさんひとつ飛ばしてべっぴんさんという客いじりがあるが、ジジイジジイジジイひとつ飛ばしてジジイ、状態。
大勢のジジイの中でどのジジイが教皇になろうがどーでもええわー足の引っ張り合い醜いわ!

…からのまさかの展開。

観る前は現代の話じゃなく何百年も前の教皇選挙の話の方が方が興味深いと思っていたが、結果的に坊主がスマホを使ってるシーンもあるような現代の話だったからこそ、今の時代より先の未来を想像できるのだ。

亡くなった前教皇はこうなることは想定の範囲内だったのだろう。知ってて破門せず手術を勧めたのだから。
両性具有なのかはよくわからなかったが、LGBTの問題では無いのはわかった。
リーダーになるのに女性だからだめってことはないよな、もうこの時代。
日本の天皇の制度も男子でなければっていつまでも言ってたら人材が居なくなってしまう。能力があれば性別にこだわる必要なし!
そんな未来を感じる結末は嬉しかった。

亀は万年生きるというから、人の方は先に死んで、どんどん時代は変わっていく。バチカンの亀はバチカンの未来を見続けるのだろう。

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momo

4.5神の子は、前教皇により、選ばれていた‼️

2025年3月21日
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琥珀糖

5.0隔離されても世界はやってくる

2025年3月21日
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カトリック教会は世界中にあるから、枢機卿たちが教皇選挙のために隔離されても、世界のほうが外からやってくる。リベラル対保守、欧米と非欧米、叩けば埃も立つスキャンダル。密室劇ながら退屈させない脚本には、今日のカトリックの芯を突く問題が次々と。最後の衝撃は、そう来たか、お見事と言いたくなる。それにしても保守派の枢機卿の名前がテデスコ(イタリアの苗字だが、意味は「ドイツ人」)とは意味深。最後に選ばれる教皇が選ぶ名前も意味的にピッタリ(ネタバレ防止で名前はここに書かず)。

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Boncompagno da Tacaoca