教皇選挙のレビュー・感想・評価
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名前を呼んではいけない人
個人的には無宗教なので、教皇選挙にもあまり興味はありません。
閉ざされた世界なので神秘的にも思えますが、聖職者と言えど所詮すべては人間社会の出来事です。
作品としては、映像が美しく、スキャンダルが絡み合ってミステリアスに進んで行きます。
どちらにしても、私としては、ハリー・ポッターのほうが好き (-_-)† アーメン
教皇選挙は こんくらべ 。。。
何百年もこんな感じなんだろうね
雰囲気に対して内容中身の薄さがあるような
えー?ここからが面白くなるところじゃないの…?
というところで終わってしまった。
療養先としてスイス ジュネーブを出すことで
安楽死志願だった、自ら命を絶つ系の禁忌かと
ミスリードさせられたところが
おお〜となるところで良かった。
首席枢機卿の選挙前の説教とても良かった。
首席枢機卿、ヴォルデモードだったんだ!の驚き。
外国人顔も名前も覚えられなくて相関図片手に観た。
重厚感のある音楽や映像など
全体的に雰囲気が綺麗なところも良かった。
最後に教皇に会って役職を解かれた、
票を買収し、黒人枢機卿を辱めた、とされた枢機卿は
ほかの票を落とした枢機卿たちと違い
明らかな自白や失言などもなく、
陥れられた可哀想な人に見えた。
あんなやり取りした上で今後も一緒に
組織運営していくのは地獄すぎるなとも思った。
黒人枢機卿は教皇になれないどころでなく
聖職者としての職を追われるべきだと思う。
禁欲云々以上に、子供に対しての言い草、
女性に対しての逆ギレ、
失態への反省がない上に開き直った態度、
全部が人として最低すぎる。
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私は無教養でカトリックについて全く知識がなかったため、見始めてからこれはちょっと難しいな?と思い、途中で止めてカトリックについての知識を詰めるなどしたので、知見が深まったという意味では観て良かった作品だけれど、最低限の一般教養のある人からしたら、これだけ重厚そうな作りの長尺に対し、ミステリー感も複雑さも、描かれていたテーマやメッセージ性にも物足りなさを感じるものなのではないかなと思った。
彼らは聖職者であり理想であるべき人々だが、所詮人は人であること、や、信仰による霊的判断を謳いながら社会政治など世俗的なものが大きな判断材料となる矛盾、教皇選挙という隔離された空間での本来公にならない特殊性や伝統、がテーマにあったからこそその強調ために、明確な証拠なしに噂や伝聞だけで票が動くという描写になったように思うけれど、物事の透明性や論理性、整合性、合理性の目線を向けてしまうと少し気持ち悪さが残る。
久しぶりに意思の入った映像を見た
映像も脚本も美的センスがすばらしい
映像センスよき
ちゃんと面白くてずっと綺麗
教皇選挙(コンクラベ)、マジ、根比べ😆
大人の視点で、深く考えさせられる映画でした。
面白いよ。いや中間管理職ってマジで大変っていう内容w 枢機卿ですら...
息をのむ展開と映像の美しさ
地味なのに傑作!
映画を見始めたときの感想は、「全部似たおじさんばっかりでだれがだれか分からない…」。
日本人でも顔を覚えるのが苦手なのに、全部似たような年齢で、同じ服を着ているおじさんばかり。その上名前も場面によってファーストネームだったり、ファミリーネームだったり、主要人物の中に眼鏡の人が二人もいて、どっちがどっちか分からなかったり…。正直、序盤はストーリーについていけるか不安。
やっと主人公のことを認識しだしたのは、選挙前の演説のときだったか?しかし、このあたりから、ぐっと物語が面白くなる。
思えば本作は、教会内部での密室劇に終始し、ほとんど場面的なバラエティがない(パターンは寝室、食堂、講堂ぐらい)。終盤近くの爆発事件以外には、派手なシーンはなく、実に淡々と進む。にもかかわらず、とてもスリリングで、すごくおもしろい。三谷幸喜の初期作品などが好きな私にとって、こういうストーリーで見せるタイプの映画はとても好みだ。
なにより、ストーリーに込められた、現代への警鐘、皮肉が一級品である。特に切り口が鋭かったのが、ジェンダー問題に対する視線。これが、最後の最後のミステリーのカギとなるとは、余りに鮮やかではないか。
見終わったときの満足感は、非常に高かった。もちろんパンフレットは即買い。なお、この映画を見終わってしばらくした後、本当の教皇様もお亡くなりになった。新しい教皇様も平和路線は継承してくれるようで、その点は映画の結末に重なるようなありがたさを覚えた。
まず、顔が覚えられない、そして、名前も覚えられない。顔を見ても名前...
まず、顔が覚えられない、そして、名前も覚えられない。顔を見ても名前が出ない、名前を聞いても顔を思いうかばせられない。終わってる。だから、映画ドットコムでキャストを見ながら、あ、これはこの人で、あのメガネの人がこの人で、あ主人公はローレンスでレイフ・ファインズで。レイフ・ファインズがローレンスで。で、デデスコ、トランブレー、ベニテス?ちょっと待て!となるのだ。
そして、5分ほど経つと
ローレンスって誰だっけ?と相成る次第。これは、恋はデジャブ的ループが起きているのかって思うほどだ。
7割ほど観終えたあたりから、ようやく人物描写のなかに「汚点」がみえるようになり、キャラ立ちする。
最終的には、そのオチはもう少し掘り下げて欲しいなと。さらっといきすぎて、弱い。
そんなオチが!となるのに、すぐ終わるからね。
未知の世界。
確信と信仰のはざまで
演出の妙と、絵画を切り取ったような画面作りが美しく目に楽しい映画でした。
コンクラーベの最初のローレンスの説教で、この映画のテーマが示されます。
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確信は団結の大敵である。確信は寛容の致命的な敵である。•••我々の信仰は、疑いと手をたずさえて歩くが故に、まさに生き物なのだ。もし確信しかなく疑いが何もなければ、謎は何もなくなるだろう。したがって信仰も必要なくなる。神が疑いを抱く教皇を我々に授けてくれるよう祈ろう。そして、罪を犯し、赦しを乞い、それを続ける教皇を我々に授けてくれることを。
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私はこの後、「神が疑いを抱く教皇」に相応しい候補はいるかな?と考えながら観ました。
そして、枢機卿たちも果たして自分以上に相応しい人間がいるだろうか?(いや、いない!)と、野心バリバリでコンクラーベに参加するわけです。
"罪を犯しても"赦しを乞い、それを続ける教皇。自分の解釈に背中を押されて。
チェスの名手らしく、先を読む前教皇の準備、整えられた道筋は、はまりすぎでは?とは感じるものの、ベニテスは、最後に前教皇の思惑を乗り越えて、新たな時代を切り開く教皇の道を歩み出すのでした。ここは痺れた!
システィーナ礼拝堂の天井に開いた風穴は、神の意志、これからのローマカトリックの開かれた未来を示しているようにも感じました。
ローレンスは疑念を捨てて、信仰を選択しました。迷える亀を正しい場所に戻す。コンクラーベが終わり、開放される聖マルタの家。暗い建物から明るい外へ視線は映り、未来を象徴する若いシスターを見下ろして、彼の暗い表情も和らぎました。(カトリックでは日陰にいる女性が、これからは明るい場所に、という監督の意図もあるかもなぁ)
彼はきっと新教皇の腹心の部下になるでしょう。
最後に蛇足ですが、野心に呑まれそうになるローレンスも非常によかったですね。
ベリーニ「教皇名何にするの?」
ローレンス「ヨハネ」
答え早すぎでは?笑
その後の爆発と完全に調子乗っちゃってたなって気まずそうな顔。きゅんとしました。
カトリック教にもいろいろあるんだなぁ
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