教皇選挙のレビュー・感想・評価
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異文化を知る
日本で公開される、本当にコンクラーベが開催されるということで見に行きました。
ローマ法王は枢機卿の投票で決まることと、日本にも枢機卿がいることくらいしか知らなかったので、見に行く前にちょっとお勉強もしました。
ニュースで見るだけだと、そこにいる枢機卿のひとたちを記号的にとらえてしまうんですけど。
それぞれに家族や大切な人たちがいて、思惑や感情もある。
そんな中であの選挙を行うんだと、当たり前なことに気づきました。
カトリックの教義的には突っ込んだテーマで。
原作が二千年前の掟は現代で通用するのか、という問いがテーマ。
そんな映画を作っていいよってのが許されるんだなぁというのが、1番驚きでした。
実際この先、宗教ってどうなっていくのかなと思いました。
この人が教皇になるのかな?までは予想できたが…
実話と言われたら信じそう
美しい舞台と、人間の権力争いのドロドロの対比が良い
夫が観たがっていたので、AmazonPrimeで観ました。
面白かったです!
面白かったポイント
■美しい舞台と、人間の権力争いのドロドロの対比
まず舞台が美しくて、この景色観てるだけでもう素敵だわ~と思いました。
白い教会に、教皇の洋服の赤が映えてきれいです。
それに対して、権力争いのドロドロしている感じが対比になっていて良いなと感じました。
■嘘みたいにトラブルがどんどん起こる
「そんなにトラブル起こる?」と突っ込みたくなるくらい、ガンガントラブルが起きます。
ですが、こういう内輪もめって会社とかでもありそう~と思ってしまうところがすごいなと思いました。
教皇というとても神聖な人物を描いているのに、内容は共感しうるものが多くありました。
この取りまとめ役は誰もがやりたくない…と主人公の追体験ができます。
自分がこの主人公の立場であれば、
「もうとにかく、誰でもいいから穏便に決まってほしいな」
と思ってしまうタイプなので、共感できました。
■ラストは考えさせられる
多様性が叫ばれる中、多様性と伝統とをどのように両立させていくのか、どちらを重んじるのか、という問題は今後いろいろなところで出てくるのだろうなと思いました。
名前を呼んではいけない人
個人的には無宗教なので、教皇選挙にもあまり興味はありません。
閉ざされた世界なので神秘的にも思えますが、聖職者と言えど所詮すべては人間社会の出来事です。
作品としては、映像が美しく、スキャンダルが絡み合ってミステリアスに進んで行きます。
どちらにしても、私としては、ハリー・ポッターのほうが好き (-_-)† アーメン
教皇選挙は こんくらべ 。。。
何百年もこんな感じなんだろうね
雰囲気に対して内容中身の薄さがあるような
えー?ここからが面白くなるところじゃないの…?
というところで終わってしまった。
療養先としてスイス ジュネーブを出すことで
安楽死志願だった、自ら命を絶つ系の禁忌かと
ミスリードさせられたところが
おお〜となるところで良かった。
首席枢機卿の選挙前の説教とても良かった。
首席枢機卿、ヴォルデモードだったんだ!の驚き。
外国人顔も名前も覚えられなくて相関図片手に観た。
重厚感のある音楽や映像など
全体的に雰囲気が綺麗なところも良かった。
最後に教皇に会って役職を解かれた、
票を買収し、黒人枢機卿を辱めた、とされた枢機卿は
ほかの票を落とした枢機卿たちと違い
明らかな自白や失言などもなく、
陥れられた可哀想な人に見えた。
あんなやり取りした上で今後も一緒に
組織運営していくのは地獄すぎるなとも思った。
黒人枢機卿は教皇になれないどころでなく
聖職者としての職を追われるべきだと思う。
禁欲云々以上に、子供に対しての言い草、
女性に対しての逆ギレ、
失態への反省がない上に開き直った態度、
全部が人として最低すぎる。
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私は無教養でカトリックについて全く知識がなかったため、見始めてからこれはちょっと難しいな?と思い、途中で止めてカトリックについての知識を詰めるなどしたので、知見が深まったという意味では観て良かった作品だけれど、最低限の一般教養のある人からしたら、これだけ重厚そうな作りの長尺に対し、ミステリー感も複雑さも、描かれていたテーマやメッセージ性にも物足りなさを感じるものなのではないかなと思った。
彼らは聖職者であり理想であるべき人々だが、所詮人は人であること、や、信仰による霊的判断を謳いながら社会政治など世俗的なものが大きな判断材料となる矛盾、教皇選挙という隔離された空間での本来公にならない特殊性や伝統、がテーマにあったからこそその強調ために、明確な証拠なしに噂や伝聞だけで票が動くという描写になったように思うけれど、物事の透明性や論理性、整合性、合理性の目線を向けてしまうと少し気持ち悪さが残る。
久しぶりに意思の入った映像を見た
映像も脚本も美的センスがすばらしい
映像センスよき
ちゃんと面白くてずっと綺麗
教皇選挙(コンクラベ)、マジ、根比べ😆
大人の視点で、深く考えさせられる映画でした。
面白いよ。いや中間管理職ってマジで大変っていう内容w 枢機卿ですら...
息をのむ展開と映像の美しさ
地味なのに傑作!
映画を見始めたときの感想は、「全部似たおじさんばっかりでだれがだれか分からない…」。
日本人でも顔を覚えるのが苦手なのに、全部似たような年齢で、同じ服を着ているおじさんばかり。その上名前も場面によってファーストネームだったり、ファミリーネームだったり、主要人物の中に眼鏡の人が二人もいて、どっちがどっちか分からなかったり…。正直、序盤はストーリーについていけるか不安。
やっと主人公のことを認識しだしたのは、選挙前の演説のときだったか?しかし、このあたりから、ぐっと物語が面白くなる。
思えば本作は、教会内部での密室劇に終始し、ほとんど場面的なバラエティがない(パターンは寝室、食堂、講堂ぐらい)。終盤近くの爆発事件以外には、派手なシーンはなく、実に淡々と進む。にもかかわらず、とてもスリリングで、すごくおもしろい。三谷幸喜の初期作品などが好きな私にとって、こういうストーリーで見せるタイプの映画はとても好みだ。
なにより、ストーリーに込められた、現代への警鐘、皮肉が一級品である。特に切り口が鋭かったのが、ジェンダー問題に対する視線。これが、最後の最後のミステリーのカギとなるとは、余りに鮮やかではないか。
見終わったときの満足感は、非常に高かった。もちろんパンフレットは即買い。なお、この映画を見終わってしばらくした後、本当の教皇様もお亡くなりになった。新しい教皇様も平和路線は継承してくれるようで、その点は映画の結末に重なるようなありがたさを覚えた。
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