劇場公開日 2025年3月20日

教皇選挙のレビュー・感想・評価

全845件中、21~40件目を表示

5.0重厚で真面目に面白い

2025年9月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

斬新

厳格で歴史ある宗教という大集団の上位で、運営しまとめる人物と、しかし人間である以上、一般と変わりない問題もあり、世界観にのめり込んで見ることができました。奇抜なことが起きるわけではないところがとても良い!呼吸の音や音楽、映像の各シーンがとてもシンプルかつ重厚。もっと宗教的な知識があればより楽しめるでしょうし、無くても楽しめます。観てよかった映画です。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
AATT

4.0見ごたえがあった。システィーナ礼拝堂の中に自分もいるような気分になれた

2025年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

驚く

癒される

レイフ・ファインズさん演じるロレンス枢機卿が最高!

コンクラーベはニュースの特集で見たことがあって、
過去にも何度か映画に登場しているので、
教皇選挙がどういうものかはだいたい把握していたので、
すんなりとストーリーに入ることが出来ました。

「神に仕える身とはいえ過ちを犯す人間」の内省、
枢機卿ともなると謙虚さや内省の深さも、一般人より深くて、
教皇の座に手が届きそうなポジションにいる枢機卿たちの心の動きが
面白かったです。

カソリックの様式美と映画の様式美がマッチして、
ヴァチカンに残された宗教画の生々しい映像が人の心の揺れと絶妙に合って、
すんなりと映画の世界を堪能できました。

「多様性」についても言及してるシーンがあって、問題提起もあって、
面白かったです。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
山川夏子

5.0ヒットするのも頷ける

2025年9月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

驚く

斬新

アンコール上映でなんとか観る事ができました。Amazonプライムでは無料配信が始まってますが、
やはり劇場で観るべき作品だという事で再上映を待ちました。しかし観る前に不安もありました。
まぁ密室劇で地味だし話持つかな・・・
そういう心配をよそに私にとって今年のベスト1と
言っていい出来でした。(ベスト2はサブスタンス・・・こちらは期待大で期待通りの出来でした)

始めは枢機卿がシスティーナ礼拝堂に集まり投票をするのですけど、なかなか決まらない。私はレイフ・ファインズ演ずるローレンスが教皇になるために密室工作をする話で最後の鍵を握るのがイザベラ・ロッセリーニ扮するシスター・アグネスだと思い込みましたが全然違いました。結局、教皇に選ばれたのは私も納得できる方でした。IOCも某与党の総裁選も、こういう方を選んで欲しいところです。

この映画は音楽が、ほぼ効果音に近い弦のピッチカートや打楽器が登場人物の心情を表しています。ナレーションやテロップもなし。
後半に近づく時、ある出来事を効果的に見せています。(←本当びっくりしました)
音響も凝っていてIMAXで観ているような錯覚に陥いりました。

あと構図で人物の心情を表しております。
結構ロング・ショットが多いので、
やはり映画館で観て正解でした。
ある枢機卿を捉えたカメラワークが
“はーい、あんた終わりだよ〜”とか
長い廊下を歩くローレンスが焦燥感を表しております。
F・ラング「暗黒街の弾痕」でのエディ(H・フォンダ)を収監している鉄格子の垂直に伸びる影が空虚感を表したように画面構成の工夫が感じられます。

ベルガー監督の前作「西部戦線異常なし」も気になるところです。

コメントする 2件)
共感した! 3件)
naoki

4.0ほほー

2025年9月8日
Androidアプリから投稿

何だかしずしずと進む映画だなーと思ったら後半の畳みかけがすごい。そしてホントにラストがすごい。これはバチカンから怒られるよねー。おじさんばっかりでいいからベテラン俳優たち集めたうえに数少ないシスターも何とイザベラ・ロッセリーニ!地味だけどキレイなおばちゃんで往年の輝きを彷彿とさせる。とにかく役者陣が強烈な中、ベニテス役はほぼ映画初出演だそうで、この監督すごいな。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
柴犬泣太郎

4.0評価の仕方が分からないが良かった

2025年9月8日
PCから投稿

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
MIKO

4.0映像の美しさ 何かを決めるということの難しさ

2025年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
あつん

3.5閉じられた世界を克明に描く 一人一人のキャラが立っていて、登場人物...

2025年9月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

閉じられた世界を克明に描く
一人一人のキャラが立っていて、登場人物が多くてもわかりやすい
レイフファインズは表情だけで感情を見事に伝える
最後のアルカニックスマイルはみごと

コメントする (0件)
共感した! 3件)
jyojyo4649

3.5亀の雌

2025年9月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

かねてより亀首は男性器の象徴・サブリミナルであるが、そんな目線で見てた亀自体が実は"雌"だった!、これミスリード…

居ますよね~、一見オッサンだかオバサンだか分からない人って。

コメントする 2件)
共感した! 4件)
ヒロ

4.5「特別な選挙におけるあっと驚く極上なミステリー映画」

2025年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

驚く

ドキドキ

 教皇が死去した。新しい教皇を選ぶ「特別な選挙」がコンクラーベだ。世界各地から108名の枢機卿が集まり選挙をする。この「特別な選挙」を映画は二つの観点から描写している。

 一つ目は伝統と格式美を印象付ける描写だ。大勢の枢機卿のまかないをするシスターが世界各地から集められる。コンクラーベに身に着ける衣装や装身具の数々。大勢の枢機卿が集まるシーンや宿泊、選挙会場を上からの撮影、俯瞰的カメラアングルによって壮大さを描写している。「特別な選挙」は外部とまったく遮断され隔離状態になることや進行、投票方法などディテールも緻密だ。

 二つ目は約十四億人の信者のトップを決める名誉と権力をかけた戦いを極上のミステリー心理戦として秀逸に描写していることだ。この「特別な選挙」は伝統と格式美のもとおこなわれているが内実は違う。コンクラーベの前日から丁々発止のやり取り、牽制、仲間内との密談。投票が進むごとに明らかになる策略、追い落とし、嘘、多数派工作がおこなわれ投票の力学的変化が起きてくる。

 しかしこの「特別な選挙」は聖職者のトップを選ぶものだ。神に仕える枢機卿という役職にあるまじき野心への露骨さと一番聖なる座に就く人を選ぶ選挙というギャップが所詮人間だと思わせる。

 コンクラーベ中に二度テロ事件がおきる。異教徒の仕業だ。首席枢機卿が事件を枢機卿に説明すると保守派とリベラル派の対立がおきる。まるでどこかの国の政局を見ているごとく聖なる者たちの対立。テロを宗教戦争と意味づける保守派。六十年の歴史と前教皇の否定。そこで誰と戦争するのか、確信に疑念をいだくことが必要と説く一人の枢機卿の一言に皆が黙る。

 結末はあっと驚く展開が二つ連続する。まったく予想できない結末。ただこの結末は前教皇がすべて仕組んでいたのではないかと想像力が掻き立てられる。あまたいる枢機卿を死期を悟ったときから監視し続け、ある者を断罪しローレンス首席枢機卿の辞任を認めなかった。「特別な選挙」が虚無感しか残らない終幕にした見事なミステリー映画であった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
かな

4.0スタイリッシュな映像で描かれる心理戦とサスペンス、宗教への問いかけ

2025年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

斬新

ドキドキ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
yco

5.0久しぶりに綺麗な映画を観た

2025年9月1日
スマートフォンから投稿

幸せ

最近まで観てた映画がどれだけ薄汚れていたか考えさせられる程、最後までお手本のように素晴らしい物語を観たね笑

やはり映画は脚本と迫真の演技だね。サスペンスのようでヒューマンドラマ、陰謀のようで清廉潔白、素晴らしい内容じゃないですか。少し面白みに欠けるかなと躊躇してたが、観て良かったですねホント。コンクラーベの流れは他の映画等で知っていたが、普通に選挙が流れると部屋に戻って寝るんだね。それだけが意外でした笑

コメントする (0件)
共感した! 5件)
DJ XYZ

途中睡魔に襲われ寝てしまったので、評価出来ません(涙)

2025年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

途中睡魔に襲われ寝てしまったので、評価出来ません(涙)

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ナオック

5.0進み続ける

2025年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

斬新

ドキドキ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
キウイジャム

3.5聖職者達の「白い巨塔」?

2025年8月28日
スマートフォンから投稿

コンクラーベが話題になっていたので、鑑賞。
イメージでは「白い巨塔」みたく陰謀渦巻く権力闘争かと思っていたが、そうでもなかった。
コンクラーベがどのように行われているかが知れただけでも勉強になった。
聖職者であっても、あらゆる差別や偏見とは無縁ではない。ただ重厚な雰囲気でオブラートには包んではいる。
ラストは意表はついてはいるが、今作のテーマともいえるのかな?ただちょっとトンデモ展開かも?

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ちくわ

3.5前半の展開はスリリングで最高。対して後半の展開は微妙。

2025年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
といぼ:レビューが長い人

3.5この映画が名作である事だけは確信している

2025年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

驚く

レイフ・ファインズが選挙中に起きる様々な問題に頭を悩ませる話。
主人公ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)は選挙の責任者として、集合する枢機卿たちの受け入れ準備を整え、儀式の段取りを仕切り、枢機卿同士の政治闘争や保守派とリベラル派の対立を取りなしつつ、自らの派閥の談合にも参加する。枢機卿とシスターが修羅場になれば事情聴取を行い、枢機卿の不正疑惑に奔走し、さらには亡き教皇からの遺言めいた不正の証拠を見つけて頭を悩ませる。それはそれとして選挙を妨害したいテロ勢力からの攻撃もあり、ローレンス枢機卿は大体ずっと困っている。
信仰・権力・倫理、それぞれの持つ魔力がせめぎ合うドラマの中で葛藤するローレンスの様がじっくりと描かれており、ここはレイフ・ファインズの圧巻の演技力が光を放っている。

選挙にあたりローレンス自身が語る「確信を持たず」というフレーズはこの作品の核心 。現在の行い、信仰、教義を絶対とせず、常に疑問を投げかけるという姿勢はとても正しいと思う。
その一方で、長い歴史に根差したカトリックという組織の中でその信念を貫くことの難しさも描かれており、物語のラストではその言葉そのものが思いがけない形でローレンス枢機卿に返ってくる場面がある。物語中ではリベラル派の筆頭であったローレンス自身もまた、自ら語った「確信を持たず」という言葉に強く揺さぶられ、その重みを思い知ることになる。この踏み込んだラストは、保守・リベラルという枠を超えて、カトリックという組織そのものへの大きな問いかけとなっていて、最後まで油断できない。

この映画の楽しい所は選挙にまつわる政治サスペンス部分だけではない。
教皇選挙(コンクラーベ)といえば、システィーナ礼拝堂で執り行われる枢機卿たちによる儀式で、白い煙が昇れば教皇選出、黒い煙は未決というのは割と有名な話だが、それ以外にも、実際に教皇が死んだ後の段取りはどうなっているのか、世界各地の枢機卿はどのように参集し、どのように選挙を行うのか。選挙に使う専用の紙、専用の投票箱、一人一人が唱える宣誓の言葉、華麗な紅の衣装。コンクラーベに伴う一挙手一投足が事細かに描かれており、深い歴史に裏打ちされた未知のディテールは、見ていて興味が尽きない。

映画はこの一連の儀式を決して無駄なものとしては描かず、その形式に含まれる宗教的な意味合いに大きな敬意を払っている。荘厳さと歴史の重みを画面の中に再現するエドワード・ベルガー監督の手腕が光っている。
このディテールの積み重ねによって観客も儀式の重要性を体感できるようになっており、映画への没入度が高まる。
また同時に、形式にこそ意味が宿ることや歴史を尊重することの重要性を暗に語っているようで、これは保守にもリベラルにも味方しないという、この作品そのものが放つメッセージなのかもしれない。物語・美術・構造のすべてを駆使して真の改革とは何かを問いかける。類まれなる作品である。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
てんぞー

4.5説教と物語の融合

2025年8月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.3
教皇選挙の舞台裏と対比させ、問われる信仰の本質と宗教とは。
劇中での説教の内容に、何度か心こみ上げる部分があり、無宗教の私には感銘をうけるシーンが多々あった。
説教と物語が上手く融合していると感じる。
映像と音楽も素晴らしく、バチカンの重厚な空気が作品から溢れ出ている。
また、この重厚な絵を作っているのは、まぎれもなくレイフ・ファインズの業であろう。
この名優のストイックな演技こそが、本作の柱となっている。
かつて地動説を認めなかった過ち。世界が進むにつれて、再び変化を受け入れる時代がやって来る。
『確信こそが罪』鑑賞後もこの言葉が深く突き刺さる。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
映画BARシネマーナ

3.5左巻きのプロパガンダ映画

2025年8月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

教会の雰囲気が好きなのと、実際にローマ教皇が亡くなられたばかりなので、どこまで切り込んでいるのか気になって見ました。

んーー、LGBTや多様性を訴えて洗脳しようとしてると感じてしまいました。
それ以外は、衣装や映像美、演技と音楽、いずれも素晴らしかったです。
サスペンス的なストーリーも良かったです。

主席枢機卿が最後に自分の名前を投票するところ等
もしかしたら自分でも気づいていない名誉欲があったのでは?と思わせるシーンが幾つかありました。

和洋を問わず、宗教界は汚職や陰謀などが蠢いていますね。事実は小説より奇なり、実際は本編で若干触れられていた児童性愛を皮切りにもっと毒々しいものだと思います。

コメントする 1件)
共感した! 4件)
ずっ子

4.5革新とは

2025年8月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
@R3X

4.5音楽、演出、お芝居、どれも最高でした。 前半でしっかり登場人物説明...

2025年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

斬新

音楽、演出、お芝居、どれも最高でした。

前半でしっかり登場人物説明、コンクラーベの仕組み説明、これまで発生した事件などの前振りがあり、後半で一気に回収してくる構成が良かった。

キャラクターの名前と顔が覚えられるか不安でしたが、何も心配ありませんでした。
また劇場で見たい作品。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
髭男爵