劇場公開日 2025年3月20日

「見ごたえがあった。システィーナ礼拝堂の中に自分もいるような気分になれた」教皇選挙 山川夏子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 見ごたえがあった。システィーナ礼拝堂の中に自分もいるような気分になれた

2025年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

驚く

癒される

レイフ・ファインズさん演じるロレンス枢機卿が最高!

コンクラーベはニュースの特集で見たことがあって、
過去にも何度か映画に登場しているので、
教皇選挙がどういうものかはだいたい把握していたので、
すんなりとストーリーに入ることが出来ました。

「神に仕える身とはいえ過ちを犯す人間」の内省、
枢機卿ともなると謙虚さや内省の深さも、一般人より深くて、
教皇の座に手が届きそうなポジションにいる枢機卿たちの心の動きが
面白かったです。

カソリックの様式美と映画の様式美がマッチして、
ヴァチカンに残された宗教画の生々しい映像が人の心の揺れと絶妙に合って、
すんなりと映画の世界を堪能できました。

「多様性」についても言及してるシーンがあって、問題提起もあって、
面白かったです。

山川夏子