「インノウケンウテルス」教皇選挙 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
インノウケンウテルス
コンクラーベが完全密室で行われる1週間以上に及ぶ教皇選挙だっていうことは知っていた。まさに、根くらーべ。
アカデミー賞脚色賞作品。
ということは原作の小説があるわけですな。
三分の二以上の票を集めないと決まらないのを知った。世界中から100人以上の枢機卿が集まり、自薦他薦の投票を三分の二に達するまで繰り返す。上位決選投票はしない。一票だけの人が30票以上。えげつない根回し合戦が繰り広げられるから完全密室。スマホ類は取り上げられて、情報操作、漏洩をシャットアウト。
賭博や八百長防止のために携帯取り上げられて缶詰にされるボートレーサーと同じだね。
これじゃ決まるわけないよなぁ、と思って眠くなってしまう。
亡くなった教皇が秘密裏に認可していたカブールの枢機卿は男性なのにお腹の中に子宮(ウテルス)と卵巣がある完全な両性具有(ヴァギナはないらしい)。極めてマレな病態で、自分の精子と卵子を人口受精させて、自分の子宮で育て、帝王切開で自分のクローンが産めるかもしれないのだ。
一番、神の子にふさわしいかも。
知らんけど。
それでも、彼の教皇名を聞いたときには感動しました。
最初、陰嚢兼····なんとか?と思った。
インノケンティウス。英語ならINNOCENCE.
レイフ・ファインズが説教するときの言語はラテン語なんですかね。
レイフ・ファインズとスタンリー・トゥッチはズリ落ちそうな小さい帽子似合うねぇ。ふたりの額のシワ数えていました。スタンリー・トゥッチの勝ち。
追記
本邦公開中の2025年4月21日にローマ・カトリック教会第266代教皇のフランシスコ教皇が亡くなりました。これから本物のコンクラーベが行われます。公開期間延長、上演回増やされるかな?
日本からも2024年12月にフランシスコ教皇から任命された枢機卿が出席するらしい。
追記2
シスター役のイザベル·ロッセリーニ(母親はイングリットバーグマン)
バラの品種にイングリットバーグマンという深紅のバラがあります。
第264代ローマ教皇のヨハネ・パウロ二世の名が付けられたバラは真っ白でとてもゴージャス。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。