「見て良かったです」教皇選挙 ムーニンさんの映画レビュー(感想・評価)
見て良かったです
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「子宮摘出―――。」
漢字四文字で全てがひっくり返った。
選挙で新しい教皇に選ばれた男は、実は女性であったのだ。
辛うじて声は出なかったものの、驚きや悔しさと言った様々な感情を受け止めた呼吸は、荒く低く劇場に響いてしまった。
いや、声を出してしまっても良かったかもしれない。むしろ声を出して周囲から白い目で見られるべきだった。だってその人達はこの作品で得られる、本当の感動を味わうことができないのだから。私はとても嬉しかった。映画を見る前日コンクラーベや教皇について予習しておいて良かった。
カトリックの主たる教皇が男しかなれないことを日本人の何人が知っているだろうか。
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