「神の創り給うた、、」教皇選挙 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
神の創り給うた、、
ローマ教皇が逝去され、新たな教皇を選ぶために枢機卿たちが集められて選挙投票するだけの話がこんなにもスリリングで絵になるなんて。
世俗から掛け離れた聖職者がいかに俗物か。
世間知らずの聖職者・リーダーがいかにして争いを起こしていくか。
呆れた観客を代弁するように戦争を体験してきたひとりの枢機卿が語る。そして、、
なんという皮肉。
神の創り給うたものを尊び、受け入れ、いただき、従い、感謝しなければいけないはずなのに、いかに反したことの多いことか。
予告で観ていたはずなのに爆破のシーンでは飛び上がるほど驚いた。寝てる客は起きただろうな。
それにしてもバチカンがよく許したもんだ。
日本のお寺さんや神社界でも映画になりそうなゴタゴタしたことたくさんあるけど、絶対に無理だろうな。
余談ですが、
今から30年以上前、バチカンでのある催しに連れて行ってもらった。ツアーの中にひとりのもの静かな普通のおじさんがいて、ローマに着くと現地の方が迎えに来てそのおじさんだけ別行動をとってどこかへ行ってしまった。翌日、システィーナ礼拝堂で枢機卿のひとりとしてお祈りを捧げていたのがそのおじさんだったので驚いた。白柳枢機卿は質素で驕らずとても素晴らしい方でした。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。