「大人の映画の醍醐味が詰まった映画」教皇選挙 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
大人の映画の醍醐味が詰まった映画
カウンターパンチみたいな若い世代の映画ばかりが映画じゃないね、と思えるザ・映画、の醍醐味を堪能できる一本。
醍醐味って何なのかというと、たぶん脚本、撮影、芝居、音楽、そこにプロフェッショナルな仕事が見えたりするもので、この作品にはそれがたっぷりある。こういう映画が定番であって欲しい。
日本語タイトルそのままの教皇が死んで新しい教皇の選挙となるのだけど、もちろんそんな特殊設定知らん、のだけど、ななかなか知り得ないところの密室劇なので覗き見感覚が楽しい。
特にあの投票の仕方の作法、紙の投げ入れ、読み上げ、束ね、焼く、一連の伝統の作法。それが延々繰り返され、苦悶し、捩れ、どこに着地するのか〜そこか!というのが楽しい。
そうでなくとも教会の聖俗入り乱れたいろんな事件もニュースで見知っている側からすると、いろんなことを想像するが、そういったことが小出しに、想像以上なネタで出てくる。逆に聖俗の交わる場所だからこそのドラマが面白かった
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