劇場公開日 2025年1月17日

「ロイ・コーンの存在感が凄い」アプレンティス ドナルド・トランプの創り方 アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ロイ・コーンの存在感が凄い

2025年1月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

首都ワシントン近郊で起きた旅客機と軍用ヘリコプターの空中衝突事故に対し、トランプ大統領はその遠因は「多様性、公平性、包括性」のDEI政策にあったとし、連邦航空局が知的障害者や精神疾患者を採用し安全性を低下させたとバイデン民主党政権の失政と噛みついた。ロサンゼルスの大火事に対しても批判だけだったし、米国民が何故?このような人間を再び大統領に選んだのかがわからない。
そして映画を観て、ますますこの「ドナルド・トランプ」という怪物が嫌いになった。
しかし、映画自体は当時の時代背景を入れ込みこの怪物の生き様を面白く作り込んだいたので評価はしている。なかでも私が興味を持ったのはその怪物を創ったロイ・コーンという伝説の辣腕弁護士である。検察官時代のローゼン・バーク事件でスパイ行為を行った夫婦を死刑判決にまで追いつめた実績で政府の権力者との人脈を構築したとの事だが、冒頭のクラブでの出会いのシーンから半端ない存在感を示し、トランプに3つの掟などを教え込み、彼を窮地から助けスターダムに上り詰めさせた。最後はAIDSにかかり、トランプからも冷たくされ非業の死となってしまったがロイ・コーン物語も映画で作れそうな程のキャラクターであった。
トランプの今後の政策で世界がどう動くか?であるが、おそらく誰も言い当てることなどできない。今も毎日こんなに世界が混沌としているのだから、。

アベちゃん