「ドナルドとロイの物語」アプレンティス ドナルド・トランプの創り方 まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
ドナルドとロイの物語
次期アメリカ大統領ドナルドトランプが、まだ世間知らずのお坊ちゃんだった頃から、アメリカの、世界のトップへと登りつめていくまで、いかにして“怪物”は作られたのかを描いた本作。
主人公はドナルドですが、彼のビジネスマンとしての人格形成に多大な影響を与えたロイコーンもまた、主人公の一人でした。
敏腕弁護士ではあるけれど、汚い手も使いまくる強烈な人物ロイが、ドナルドを見出し育て上げていきますが、想像以上の逸材だったドナルドが頭角を表していくのは、サクセスストーリーとして面白い一方、ドナルドの良い面はほぼ描かれてないこともあり、ビジネスマンとしては優れているけれど国のトップとしてはどうなのか…と、どうしても思ってはしまいます。
インタビューで冗談混じりに大統領選立候補を語ってはいたけれど、どうして本当に大統領になろうと思ったのか、そのあたりの心理は読み取ることはできませんでした。
そして何より、現役の政治家をここまで赤裸々に描き切るアメリカは、やっぱり凄いです。色々初めて知ることも多く、衝撃的でした…どこまでが真実かは分からないけれど。
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