「異端への恐れ、差別…そして愛。フランス映画らしい描き方。」動物界 豆腐小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
異端への恐れ、差別…そして愛。フランス映画らしい描き方。
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突然「新生物」と称する既存別生物へ変異する奇病を背景に人々の恐れ、差別、そして愛の物語…ともすれば世紀末パニック世界になる題材をいかにもフランス映画らしい高尚な人間劇で観せる作品です…まぁフランス人とフランスという国を考えれば、ああそういうアプローチなのねと納得。王道のフランス映画的な仕上がり。特に異形の新生物を狩る人間たちを中世ヨーロッパ時代の人々とオーバーラップさせる様な見せ方にはアングロサクソンの歴史を感じますな。
当初、小理屈こねる父ちゃんがあまりに貧相な見かけなので「おいおい…」と思ったがw変異する母親、そして息子への限りない愛を描ききったところは評価したい。これが芯にある故にラストこの映画がひとつレベルが上がったように思う。悪くなかった。
鑑賞後、ぶっちゃけ、このテーマでハリウッド映画なら世紀末パニック、韓国映画なら終末ホラーてな感じになるんだろうなと(それはそれで観たいのだが…)
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luna33さんのコメント
2024年11月11日
>変異する母親、そして息子への限りない愛を描ききったところは評価したい。これが芯にある故にラストこの映画がひとつレベルが上がったように思う。悪くなかった。
まさにそれ!って感じです。
全く同じことを思いました。悪くなかったという表現が一番しっくり来るかもです。