「まさかの感動作。」動物界 Kさんの映画レビュー(感想・評価)
まさかの感動作。
《試写会にて鑑賞》
素晴らしい作品を観ました。
まさかこんなに泣くとは…。
新生物との友情と父の愛に感動。
原因不明の突然変異で人類が動物化。
変容する過程、親子の苦悩と葛藤が丁寧に描かれていました。
多ジャンルの融合とリアルな社会問題にも触れています。
共存か排除か。隔離か自由か。
それぞれが窮地に立たされた時、
何を優先し、選択して生きるのか。
現代のリアルな目線でストーリーを追うことができました。
また、美しいVFXや緻密な特殊メイク、息づかいが表現されている劇伴も素晴らしかったです。
終盤、新たな生存と受容に直面する家族に大号泣。
生きることについてとても考えさせられるストーリーでした。
因みに犬は無事です。
アルベール賢すぎます!芸達者!
《上映後のトークにて》
元は学生が原案の脚本だと聞いて驚きました。
最初は朝と夜で変化がはっきりとわかる狼男の設定だったらしいのですが監督により徐々に獣化する設定に変わったようです。また、様々な作品に影響を受けながら動物界を制作したとのこと。いくつか上げられていましたが、もののけ姫の名が読み上げられた時、深く納得しました。
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