「画面が暗すぎて何やってんだか分からん」フンパヨン 呪物に隠れた闇 シゲさんの映画レビュー(感想・評価)
画面が暗すぎて何やってんだか分からん
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タイ製のホラーという事で「女神の継承」(←これはK国作品ですが)的な
ガクブル映画を期待して挑んだ訳ですが正直期待ハズレも甚だしい。
冒頭の事件は本編に全く絡まんし主人公の目的である筈の
“出家した兄について調べる”も一向にやる気配ないし
島一番の美女(?)も早々に退散。これはホラーの真髄を分かっていない。
美女の絶叫こそホラーには必要不可欠な要素のひとつです。
それと多様性担当男の面倒くさい一言一挙手一投足が鼻につく。
まぁこれについては最後に明かされるミスリードの伏線なので仕方ない。
致命的なのは編集が悪いのか演出が悪いのか話の流れが停滞する上に
名前と顔が一致しない登場人物たちが何をしているのか画面が暗すぎて
よく分からない。結局良い人と思っていた人物の悪行って件も
へぇ〜そうなんだ…といった一件落着感にも乏しい結末。
しかし私が大サービスで☆☆付けたのはこの後の真相発覚の件。
先に述べた多様性担当男が実は悪の権化だったという
最近観た「悪を世に解き放ってしまった」別の映画とオチが一緒な所は
ダークな結末が好きなのでこの件は悪くない。
でもやっぱりホラーを謳うのであれば怖いが前提です。
使い古されたびっくり音響ではホラー免疫力が強い人には通用しません。
人を怖がらせるホラー映画としては0点です。
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