「残す記録と蘇る記憶。」明日を綴る写真館 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
残す記録と蘇る記憶。
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東京では売れっ子カメラマンで無愛想な五十嵐太一が町の小さな写真館の人間が撮った1枚の写真に惚れ弟子入りする話。
自分の撮ってる写真には「音がない」と納得出来ず、以前に出会った佳作写真「ケーキを見て微笑む女性」の写真を撮った鮫島武治に出会い鮫島写真館で弟子入りし働く事に…。
~音がないとは=写真から聞こえてきそうな音、匂いなど~
評価はされてるけど自分の撮ってる写真に納得出来ない太一だったけれど、最初はちょっと無愛想で素っ気なかったり、過去の親との事でポートレートを苦手だったりしたけど、鮫島武治と出会いで写真の撮り方、人としてみたいなとこを学んだりして、固い表情だった太一が笑って優しくいい写真家へ変わってく姿が良かった。
主演は平泉成さん演じた鮫島だったけど何か太一描写多くない?何て少し思ったけど。
俺の背中見て学べ的な感じの口数少ない鮫島武治のシブさと優しさ突発的に行動して写真届けたりと熱い写真家で、写真が全てみたいな鮫島キャラも私は好きでした。
終始流れる優しいピアノの伴奏とシャッター音、被写体と撮る側の笑顔と終始心地よく観れた本作面白かった。
80歳にして初主演の平泉成さんこれからも体には気をつけていい作品をまた届けて下さい!
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