ブルーピリオドのレビュー・感想・評価
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そうなるしかなかった青年の物語
予告を観た時はキャラクターのコスプレっぽさに、観る気が起こらなかった。
けど、評判を耳にして観てみた。
ゾクゾクした。何度も。
この主人公は自分の事を天才ではないと言う。しかし、やはり天才だと思う。
才能があり、努力を努力と思わない人。その事で頭がいっぱいの人。その為の追及心や行動力が人並み外れている人。そんな人が天才だと思う。
自分もそうなりたいと思っていた。けど、「なりたい」と思ってる時点でそうはなれないんだろう。
これは、そうなるしかなかった青年の青春映画だった。
良い映画だ。
現在大ヒットしているアニメ映画「ルックバック」と併せて観たい。
そちらは「才能はあるけれど何がが足りない、天才ではない少女二人の物語」だった。
#ブルーピリオド
とても面白かった
クリエイティブさんは直面する。
「好きなことをする努力家は、“最強”」
美術館とかで絵を見る時、この絵にはこういう意味が込められてるのかなとか、描いてる人はこういう事考えながら描いてるのかなとか、解釈って見る人それぞれにあると思ってて。
“世の中の色々”も本質はそうだよなって改めてこの映画観て思ったなー。
多くの人がこう思ってるからこうとか、マジョリティ側の意見や考えがパワー持っちゃう事が多いけど、
「あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎの体も青くていいんだよ」
この先輩のセリフが、この思考が、賢くはないけど、でも本質的で大事だなって考えさせられた🤔🌟
映画自体は、なんか映画っぽくなかった。
オシャレなCMっぽかった印象←
あと出てくるキャラクターがみんないい人。
でもみーんな、どこか薄っぺらい。
高校の先生も、塾の先生も、同級生もみんな、薄っぺらい良い奴。
なんか人間味ない奴らばっかの印象だった。
それが、映画の尺で、このストーリーで、色んなキャラクターをフィーチャーする余裕時と間が無かったのか、原作がそうなのかは分からんが💦
かんはれ
自分も夢中になれるものをまた見つけたくなる作品!
八虎くんの眼
八虎くんの眼にとても惹かれました。制作中は、手元はあまりとらず、彼の懸命な表情と眼がうつされていました。あ…描きたいものが見つかったんだ…と伝わってきました。
原作は読んでいません。絵に出会う前の八虎くんは、生きている手応えがなく… この頃のふらふらっと生きている感じがあらわれてました。この主人公は、何か心がごちゃごちゃしていて、理由もわからず、母親に当たり散らすタイプではないようでしたね。素直で。頭がいいからか、夢中になるものを見つけると、周りに言われたりすることも、気にならないのだなと思いました。そんな友達もいなかったかな。
お話はとても澄み渡っていて、キラキラしていました。
一番印象に残ったのは、郷敦くんの魅力ですね。眼の中に熱がありました。暴れてくれそうな。ゴールデンカムイの尾形もよかったです。このお話は、ひたむきな素直な青年であったのですが、次は、自分を見失いかけた、周りの眼を気にしすぎて、自分自身が嫌いになるような、魂が深い沼底に沈んでいるような、そんな役を見てみたいです。
出逢い。
原作第12巻までは読了している。ブルーピリオド展にも足を運んだ。その上で、劇場鑑賞。
非常に良かった。周りに何となく合わせて、流されて、気づいたらもうこんなに年齢を重ねてしまった、そんな大人は多いと思う。大多数がきっとそう。それでもそれなりに生きていけるし、そこそこ幸せな人も少なくないだろう。
でも。本当は自分の心に訴えかけてくる何かがあったんじゃないか、本当は手を伸ばして掴み取るべき何かがあったんじゃないか。振り返ってそう思う瞬間、きっとあると思う。または、そのふとよぎる想いに蓋をして鍵をかけて。片目を瞑って生を全うしようとしているか。
この生は一度きりしかない。死は皆に平等にやってくる。自身の鉱脈を見つける余地のある国、この日本国に生まれた幸運の下生きているなら、息絶えるその日まで掘り続けてもいいんじゃないか。そういう思いを新たにさせてくれた作品だった。
そして、本質を掴むって何か、そもそも本質とは何か、を今も考えている。
原作は読んだことないんですが…
大好きな芋生さんが出ていた
漫画原作の違和感が少ない
★5つでは足りないほど素晴らしかったです。 原作と比べると、あのシ...
★5つでは足りないほど素晴らしかったです。
原作と比べると、あのシーンは取り入れてほしかった‥といった点などもありましたが、美術予備校や受験時の描写や緊迫感などリアルで震えました。
また、八虎はもちろんのこと、受験生たちのひたむきさや苦悩もとてもよく描かれていて胸が熱くなりました。
好きなことと正面から向き合い、悩みもがきながらもとことん突き詰めて頑張る姿勢、、、これは美術に限ったことではなく、全ての頑張る人々に刺さる映画ではないかと思います。
そして、そこだけではなく、俳優さん方の役作りも素晴らしく、友情や親子愛など、見どころは無限にあります。必見の価値あり!です。
高橋文哉くんはできる
そうなんだよな。2020年のマンガ賞でブレイクした頃は大学合格までの話をワクワクして読んでいました。
しかし、4年が経ち大学に入学してからの話は読まなくなって、3年くらいで当時の熱は冷めて読まなくなっていました。
そこで実写映画化(アニメ化したのも観てない)。うーん、どうやろ?予想通り大学合格までを映画にしていたので、知らない話はなかったですが、出来映えは悪くはなかったです。
主人公の矢口八虎こと眞栄田郷敦くんはよく似ていて良い感じでしたですが、問題の女装のユカちゃんこと高橋文哉くんはいやこれマズイレベルの西片君です。同じ俳優がやっているとは思えない。西片君は普通感がっつりが今回はまるで女性かよと突っ込みたくなるほどの女装が高橋文哉くんの俳優芸バッチリなのは高評価です。
とにかく高橋文哉くんに1点です。
好きこそ
理系の芸術
"ブルーピリオド"ではなく"藝大受験"を描く物語と捉えるのが正しい気がします。軸はずっと矢虎の心の動きで、他キャラはそこに波紋を立てる概念として描かれたので、原作の世界観とキャラクターを愛して、それを期待すると蔑ろにされたように感じるでしょうか。
それでも実写は当然ですけど、現実の絵画を描いてみせてくれるわけで、見応えがありました。全体に実写化解像度が高かったと思うんですが、主演の眞栄田郷敦は雰囲気含めて別格に良かったです。世田介くんはちょっと演技過剰?もっと閉じてて不器用なイメージです。
私自身は理系の世界を進んできた人間ですが、自分の心や感覚を分解して分析して再構築する過程は、分野を超えて通ずるものを感じます。その緻密で膨大な作業の先に真の成果があると信じているので、勝手に共感して、勝手に応援してしまいました。
情熱を燃やしつくす❗これが青春だ❗
*ある日美術の課題で、ブルーの渋谷を描いた。皆がほめてくれた!今まで生きている実感がなかった八虎に何かが起こった❗思いっきり絵を描きたい❗描いて描いて描きまくりたい❗八虎の情熱がメラメラと燃え出した❗もう誰も止められない❗オレは東京芸術大学を受けるんだ❗そして八虎はとことん自分を追い込んだ❗
*ある晩何か様子がおかしいユカちゃんを助けに海へ行き、その晩、肉体の美しさと向き合う、そして人間本来の造形の美しさと、高まるインスピレーション❗八虎はユカちゃんから、たくさんのものをもらった❗
*課題をいくつもこなす彼は、けっして天才ではない!と言っているが、その情熱を友人、両親をも巻き込み、講師のアドバイスも吸収し、都会の力、大自然の力も五感で吸収し、全ての作品に投影できたのだ❗
*実際に郷敦くんは東京芸大を受験していたので(サックス)とても感慨深かったのではないでしょうか・・
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