ブルーピリオドのレビュー・感想・評価
全184件中、41~60件目を表示
迸る汗とギラついた目
原作未読。 集中を超えた没頭に至る主人公の表現がたまらない。全身全霊で絵に向かっていく主人公達の姿は心揺さぶられる。 p.s.パティシエの友は見直した
シナリオが残念
漫画原作のシナリオが難しいのは分かる。 2時間で何をテーマにし、何を引き算するか。 引き算から生まれるメリハリと心に刺さるテーマ。 漫画原作の映画ではこの計算がとてつもなく難しい。今回も期待して失望。 最後まで観ると八虎の「高校生としての進路に向かい合う成長」にしか見えなかった。 藝大受験を扱うなら「若き凡人が天才と対峙する」くらいの風呂敷を広げて欲しかった。 藝大入学の後の苦悩に続けて欲しかった。 続きが作れないのは理解しているけど、漫画を読んだことのない人に感動させれるシナリオでも演出でもないのだから。 せめて漫画を読んでる人に納得のいく内容であってほしい。 しかし、他によくありがちな。 原作のエピソードに振り回されてテーマが何かも分からないシナリオよりは全然良い。
そうなるしかなかった青年の物語
予告を観た時はキャラクターのコスプレっぽさに、観る気が起こらなかった。 けど、評判を耳にして観てみた。 ゾクゾクした。何度も。 この主人公は自分の事を天才ではないと言う。しかし、やはり天才だと思う。 才能があり、努力を努力と思わない人。その事で頭がいっぱいの人。その為の追及心や行動力が人並み外れている人。そんな人が天才だと思う。 自分もそうなりたいと思っていた。けど、「なりたい」と思ってる時点でそうはなれないんだろう。 これは、そうなるしかなかった青年の青春映画だった。 良い映画だ。 現在大ヒットしているアニメ映画「ルックバック」と併せて観たい。 そちらは「才能はあるけれど何がが足りない、天才ではない少女二人の物語」だった。 #ブルーピリオド
とても面白かった
原作は未読。マンガ大賞2020受賞作だけありとても面白かった。芸術、美術の世界は全くわからないけど何もない所から作り出す工程がよく描かれていると思った。注目している江口のりこさんがキーパーソンとして出演していて嬉しかったなあ。現在公開中の「ルックバック」とセットで観るのがオススメ。
クリエイティブさんは直面する。
漫画原作はみずで鑑賞。 たぶん、2時間問題(映画の時間)の影響かと思うけれど主要キャストとの切磋琢磨、関わりが多いのかと思いきやそうでもなかった。 美術部の絡みは早々に、ここはどこで?という瞬間や、キーパーソンであろうユカちゃんも、えっ?て 想定と違った クリエイティブな仕事を目指す人に押し寄せる不安や色々がリアルに描かれていた。 続編は難しいのかなぁ、みてみたい。 映画をみて原作をみてみたいと思えた作品だった。 マッケンさんは出演時間を聞いても分からなかった!無念!
「好きなことをする努力家は、“最強”」
美術館とかで絵を見る時、この絵にはこういう意味が込められてるのかなとか、描いてる人はこういう事考えながら描いてるのかなとか、解釈って見る人それぞれにあると思ってて。 “世の中の色々”も本質はそうだよなって改めてこの映画観て思ったなー。 多くの人がこう思ってるからこうとか、マジョリティ側の意見や考えがパワー持っちゃう事が多いけど、 「あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎの体も青くていいんだよ」 この先輩のセリフが、この思考が、賢くはないけど、でも本質的で大事だなって考えさせられた🤔🌟 映画自体は、なんか映画っぽくなかった。 オシャレなCMっぽかった印象← あと出てくるキャラクターがみんないい人。 でもみーんな、どこか薄っぺらい。 高校の先生も、塾の先生も、同級生もみんな、薄っぺらい良い奴。 なんか人間味ない奴らばっかの印象だった。 それが、映画の尺で、このストーリーで、色んなキャラクターをフィーチャーする余裕時と間が無かったのか、原作がそうなのかは分からんが💦
かんはれ
話題になっていて気になったので。 原作等は未読。 絵のことはわからないけれど、熱を感じとても面白かったです。 鑑賞前に最初のシーンで真剣佑がエキストラ出演していると言うのが頭から離れず気が散ってしまった^^;
自分も夢中になれるものをまた見つけたくなる作品!
観ていてるとスクリーン越しに熱さが伝播してきて、胸も心も熱くなる作品! そして、劇中では人生で大切なこと、忘れてはいけないこと、励まされる台詞や登場人物の言動に散りばめられていている所に奥深さを感じられました。 また観たいと思えた上、原作も読みたいと思いました!
八虎くんの眼
八虎くんの眼にとても惹かれました。制作中は、手元はあまりとらず、彼の懸命な表情と眼がうつされていました。あ…描きたいものが見つかったんだ…と伝わってきました。 原作は読んでいません。絵に出会う前の八虎くんは、生きている手応えがなく… この頃のふらふらっと生きている感じがあらわれてました。この主人公は、何か心がごちゃごちゃしていて、理由もわからず、母親に当たり散らすタイプではないようでしたね。素直で。頭がいいからか、夢中になるものを見つけると、周りに言われたりすることも、気にならないのだなと思いました。そんな友達もいなかったかな。 お話はとても澄み渡っていて、キラキラしていました。 一番印象に残ったのは、郷敦くんの魅力ですね。眼の中に熱がありました。暴れてくれそうな。ゴールデンカムイの尾形もよかったです。このお話は、ひたむきな素直な青年であったのですが、次は、自分を見失いかけた、周りの眼を気にしすぎて、自分自身が嫌いになるような、魂が深い沼底に沈んでいるような、そんな役を見てみたいです。
出逢い。
原作第12巻までは読了している。ブルーピリオド展にも足を運んだ。その上で、劇場鑑賞。 非常に良かった。周りに何となく合わせて、流されて、気づいたらもうこんなに年齢を重ねてしまった、そんな大人は多いと思う。大多数がきっとそう。それでもそれなりに生きていけるし、そこそこ幸せな人も少なくないだろう。 でも。本当は自分の心に訴えかけてくる何かがあったんじゃないか、本当は手を伸ばして掴み取るべき何かがあったんじゃないか。振り返ってそう思う瞬間、きっとあると思う。または、そのふとよぎる想いに蓋をして鍵をかけて。片目を瞑って生を全うしようとしているか。 この生は一度きりしかない。死は皆に平等にやってくる。自身の鉱脈を見つける余地のある国、この日本国に生まれた幸運の下生きているなら、息絶えるその日まで掘り続けてもいいんじゃないか。そういう思いを新たにさせてくれた作品だった。 そして、本質を掴むって何か、そもそも本質とは何か、を今も考えている。
原作は読んだことないんですが…
最初から最後まで楽しんで鑑賞出来ました! 映画ではやはり時間の制約があるので仕方ないことですが主人公以外のキャラが深堀されず疑問点がありましたのでこれを機に原作、手に取ってみたいと思いました! 美術の先生のセリフ…「好きなことは趣味でいい。これは大人の発想だと思いますよ。(以下略)」がすごい胸に来た!!日本語不自由ですみません…けど感動しました!
大好きな芋生さんが出ていた
らしいが、気づかなかった。残念でならない。 原作は読んだことがないのだが、何か浅い感じがした。脚本のせいなのか。 1つは最終目標。 1つはそのための努力が映画の中では表現できていなかったこと。 でも、主役の眞栄田さんが誠実そうな役柄で、友人たちもいい人ばかりで好感がもてた。
漫画原作の違和感が少ない
油絵で芸大を受験する話。 絵の上手さより、工夫・発想で勝負するので観ていて楽しい。こちらも一緒に考えてしまう。 原作が漫画でアニメ化もされているが、ファンタジー要素がほぼないので実写映画との相性も悪くなく、むしろ龍二の難しい役をよく再現したなぁと感心。 八虎や世田介もキャラクターに忠実で、総じて演者さんが素晴らしい。 とてもよくまとまっているけど、原作に忠実なのでアニメや原作を知っている人に改めてオススメするほどではないかなぁ。
★5つでは足りないほど素晴らしかったです。 原作と比べると、あのシ...
★5つでは足りないほど素晴らしかったです。 原作と比べると、あのシーンは取り入れてほしかった‥といった点などもありましたが、美術予備校や受験時の描写や緊迫感などリアルで震えました。 また、八虎はもちろんのこと、受験生たちのひたむきさや苦悩もとてもよく描かれていて胸が熱くなりました。 好きなことと正面から向き合い、悩みもがきながらもとことん突き詰めて頑張る姿勢、、、これは美術に限ったことではなく、全ての頑張る人々に刺さる映画ではないかと思います。 そして、そこだけではなく、俳優さん方の役作りも素晴らしく、友情や親子愛など、見どころは無限にあります。必見の価値あり!です。
努力という言葉では足りない
眞栄田くん とても表情よかったです カッコ良さも含めて惹かれる魅力でした 自分を客観的に見つめること 自分自身をを理解すること 自分を表現(アウトプット)すること と思います 素晴らしかったです
高橋文哉くんはできる
そうなんだよな。2020年のマンガ賞でブレイクした頃は大学合格までの話をワクワクして読んでいました。 しかし、4年が経ち大学に入学してからの話は読まなくなって、3年くらいで当時の熱は冷めて読まなくなっていました。 そこで実写映画化(アニメ化したのも観てない)。うーん、どうやろ?予想通り大学合格までを映画にしていたので、知らない話はなかったですが、出来映えは悪くはなかったです。 主人公の矢口八虎こと眞栄田郷敦くんはよく似ていて良い感じでしたですが、問題の女装のユカちゃんこと高橋文哉くんはいやこれマズイレベルの西片君です。同じ俳優がやっているとは思えない。西片君は普通感がっつりが今回はまるで女性かよと突っ込みたくなるほどの女装が高橋文哉くんの俳優芸バッチリなのは高評価です。 とにかく高橋文哉くんに1点です。
好きこそ
努力の矛先を結果を残す事に使い、日々の生活にある楽しさを履き違えてることに気づきながらも抗えず暮らす中で、涙が出るほど心に響いたのは描くことだった。 最初から最後まで引き込まれた。主人公の没入感が凄く上手く表現されていて(これは鑑賞後の感想)、更に周りを固める方たちもうまーく引き込んでくれた。 この映画のテーマは『自分』。好きな事に重きを置く事の素晴らしさ、辛さ、苦しさ、そしてその先にある高揚感だと。 因みに原作は未読。 凄く面白かったです。
全184件中、41~60件目を表示