ブルーピリオドのレビュー・感想・評価
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昨年のブルージャイアントに続いてブルーがつく作品は面白い!
予告で面白そうだなって思いつつ配信待ちか迷ってましたが・・・
業種違えどやりたい事を仕事にしてる者として劇場へ
昨年のブルージャイアントもそうでしたが、10代でやりたい事に挑む!って簡単なようで難しい
身内の応援と支援、いい仲間と出会うかで変わってくる
でも真剣にやればやるほど天武の才持ってる人に衝撃を受け劣等感を感じる
そこからが勝負なんですが、この作品はその辺の描写が良かったです^^!
芸術・美術系を職業にするのは、難しいだけに作品の今後は気になるね
俳優さんのキャスティング含めて・・・
若い世代にも専門職系昭和世代にも刺さる作品だと思います!
絵を描くことは楽しい、そして苦しい。だからやはり楽しい。
どこまで描けば完成なのか、何が正解なのかずっと考えながら、そしてその答えが分からないまま私は美大を目指していました。
私も高校2年の後半から美大を目指し、予備校に通ったので残り1年はとにかく絵を描きまくりました。
夏休みは予備校の梯子をし、朝から晩まで油絵とデッサンをひたすら描いていた。スタートダッシュが遅かったからそれでも足りない。
なので八虎の油絵を描き始めていた頃の楽しさもわかるし、予備校で周りの人達の上手さに驚き自分の絵のレベルの違いにショックと絶望を感じたのも共感できる。
見覚えのあるアトリエが映ったり、裸婦を何人もの人達が囲み、無言でひたすら描くあの異様な光景など懐かしさと苦しさに胸がギュッとなった。
それだけでも私にとっては観る価値のある映画でした。
眞栄田郷敦、高橋文哉この2人の演技がとにかく良かった。眞栄田さんは最初あまり演技が上手と思わなかったけど、沢山の作品に出てどんどん上手くなっていく。高橋さんの演技も特に上手と思ったことはなかったけど、今回の映画で考えを改めました。
でも映画という限りある時間の中で八虎が絵を描くことに目覚め、美大の中でも特別枠の芸大に受かるまでをえがくのは少し物足りない気がしたので星はマイナス1。
懐かしさと、苦しさと、でもなにより一生懸命だったあの頃を思い出させてくれました。有難うございます。
情熱の薔薇
人との対話シーンが刺さります。
マンガ大賞受賞した原作はまったく見ずに鑑賞。
結論、映画としてとても良かったです。
人に合わせることで自分というものを出さずに生きてきた、本当の自分がどういう人間かさえわからずに流されて生きている主人公の高校2年生が、美術部の絵を観たきっかけで自分が授業で書かされた課題が褒められてやりたい事に気づき始める。
進学を難関芸大と決めるまでも、決めてからも周りの人と話すことで進路を揺らぎないものに。
美術部の顧問との対話、クラスメイトとの対話、美術部の先輩、ジェンダー問題を抱えながらも自分を確立してる幼馴染、そして母親。
それぞれに影響を受けた対話だが、聞く耳を持ってるからこそ真摯に自分を見つめて行きていこうとする。良い人達に恵まれたというよりも、それぞれの人達を素直に聞く耳を持つことで結果良い人達に巡り会えたとなる。
私も40年前の高校生の自分にこの映画を観せて、もっとチャレンジの人生を歩んでいたらと思う。
この歳になったから感じるものなのかもしれないけれど、高校生当時の自分なら狭い世界観で凝り固まった思考では何も感じなかったかもしれない。
映画では才能は無い努力と人よりも多く没頭することで才能が開花するのだが、やはり人との関係、人と話すことで受ける考え方など、独りよがりでは成長しないってことかな。
逆に友達に影響与えたりして、良い映画を観せてもらえました。
各シーンの音が耳に入り易いので映画館で見るべし
原作、アニメからの実写鑑賞。
鑑賞後、笑顔で「まーだか」を、つい口ずさんで映画館を出ていた。良かったんだよこの映画は、自分にとって。
ベテラン女優お三方のリアルな味のある演技もさることながら、若手俳優が味があったしリアルだった。
若手凄いなーと感心した。
こんなシチュエーションだったら、きっとそんな顔するし、そんな声出すしと言うのが随所にあった。
ひとつ、ゆかちゃんの着地。あれがないと繋ぎが悪いのかな。
ストーリーと関係ないけど、一次試験で、きねみちゃんに不意にぶつかられて椅子から落ちるシーンで八虎の手が映っていて、ヤバい転ぶーって言う雰囲気が、手から伝わってきて、ストーリーを知ってるのに八虎大丈夫かと心配になった笑
オープニングも好きだし、八虎が世田介の後ろを通り過ぎながら「こいつは天才だ」のシーンで鼓舞していくの好き。
好きなシーン上げ始めたらキリがない。
郷敦の作品に対する情熱が十分伝わる
主人公の矢口八虎(眞栄田郷敦)はまだ自分を見出せていない。だからちょいワル同級生とつるむが成績優秀、天才肌。思いつきで始めた絵画も直ぐに本領発揮。
「青の渋谷」のシーンで空に浮かぶ八虎など効果的にVFXが使われる。八虎の超アップも多用されて、八虎の真剣さがしっかり伝わる。郷敦も実際にかなりの部分で本人が筆を入れているシーンがあり、作品にリアル感が伝わる。
ただ、美術は各人の感性の違いで評価も大きく変わり、絶対的な正解も無い。(「青の渋谷」や「自画像」などはとても良いと思ったが、)入試の二次試験の作品は私には理解できなかった。作品を見た仲間が(映画内で)感想を述べる必要性もないかもしれないが、ラストの重要な場面なのだが、そこで感情移入が十分にできなかった。これはマイナス点にせざるをえない。
ぎりぎりに
素晴らしい作品👏👏👏
溢れる情熱
若い役者さんたちがみんな素晴らしい
最高の作品ではないけど自分には刺さった。
映画としては完璧に素晴らしいものではない。
そもそも原作からして作品として一流の基準を満たしているとは言えない、絵も構図もキャラも演出も一流だとは思わない。
それでも作者の書きたいテーマは自分に刺さる物があった。
この映画も同じ。
ぐらぐらしてる自分が目標を見つけて努力するところ、それでも揺らぐところ、そして揺らいでも自分を取り戻しなお進むところが良い。
長い漫画を2時間に納めるために色々カットしているのは仕方ない。
美術にはテクがあり主人公がそれを学ぶ派であること。そして主人公が様々な種類の努力を続ける所辺りは省略されてても仕方ないとは思う。
ただ母親を説得したときののセリフを省略したのは解せない。
母が誰よりも家族のために尽くしているということを理解した上で、それでも自分は絵が描きたいと母親に頼むシーンはこの作品屈指のいいシーンなのに、「誰よりも家族のために尽くしている」というところが丸々省略されている。
たかが10秒程度のセリフをなんで省略したのか本当に理解できない。
眞栄田郷敦が美しかった、青春映画✨
熱中時代
高校生の頃、美術部だった。油絵が主だったが、美大受験などという目標はなくて、絵を描くより部活の友達と遊ぶのが楽しかった。
それでも年に一度の文化祭では、当時ブームだった冨田勲さんのシンセサイザー曲をBGMに部室に摩訶不思議な世界をマジになって作り上げた。あの体験は自分のその後の人生にかなり影響を与えた、はず、である。
自分語りはこの辺にして。
原作は少しだけ読んでから映画鑑賞。
主役の眞栄田郷敦君は、大河ドラマ『どうする家康』での武田勝頼の演技が印象的だったがここではまた違う役どころ。少し地味ながら、目標を得て悩みながら頑張る八虎を好演していたと思う。
でもでも!!なんといっても私の推しは『ユカちゃん』!!
でっかいキャンバスを背負ってジャンプして現れるシーンに息をのんだ⋯が⋯それよりも『きゃぁぁぁぁ(はーと)』ってなったのが、海のシーンの後突然ハダカになった時の⋯脚!!!!!!
なんと、女子かと思う程の美しさ。これ、スタント(って言うのかな)の人なんだろうかと思っていたら、高橋文哉君がこの役のために減量そして脱毛したと知り、感動。
(絵よりそこかい⋯。)
ユカちゃんの苦悩や喜びなどを絵にどう表現したのかをもう少し見たかった。
それと、世田介くん。板垣李光人君は今一番注目している俳優(『陰陽師0』の帝、ハマり役だった⋯♬.*゚)なので、彼の事ももう少し掘り下げて欲しかったところ。
色々足りなかった所は原作で補完するとして、元美術部としては、美大受験のノウハウや、八虎の絵の成長ぶりが見られて良かったと思う。
美術予備校の江口のりこ先生もナイスキャスティングでした!
成功した実写化
原作のストーリー
原作知ってるのが前提
まず原作知ってるのが前提の時点で映像化としては失敗だと思いました。
前半1時間がとにかく退屈で退室しようか迷ったぐらいです。ただ後半は良かったので評価は五分、初見で理解できないだろう点でマイナス1。
2時間でまとめるには何もかも半端だと思いました。
原作と合わせて見た方がいいかも
自画像=アイデア勝負
原作未読。1枚の絵をきっかけに美術に魅せられた高校生が短期間で鍛練を積んで美大を目指す話で、世界観は良かった。不良っぽいのに成績優秀。モテそうなのにそうでもない。言い返しそうなのに素直。皿投げつけそうなのにちゃんと片付ける、みたいな主人公八虎の二面性が面白かった。
ストーリーは結構極端で、まぁ長い原作ということなのでギュッとまとめたのかな?って感じはした。あの体調崩したのは特に意味がなかった気がするけど何故に?普通に万全で挑む展開の方がかっこいいのに。
で、やっぱ気になったのが全員全く高校生に見えないところ。特にユカちゃんはあれではあの多感な年代だからこその性自認の葛藤みたいなのが見えてこない。普通に美しくて洗練されてた。
あと高校生にしてはみんな金ありすぎな。キルフェボンとかあんな高級タルト屋にフラッと行かれたらたまらんわ。公園のベンチでコンビニのケーキでも十分贅沢やで。
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