ブルーピリオドのレビュー・感想・評価
全284件中、61~80件目を表示
素晴らしい作品👏👏👏
溢れる情熱
若い役者さんたちがみんな素晴らしい
最高の作品ではないけど自分には刺さった。
映画としては完璧に素晴らしいものではない。
そもそも原作からして作品として一流の基準を満たしているとは言えない、絵も構図もキャラも演出も一流だとは思わない。
それでも作者の書きたいテーマは自分に刺さる物があった。
この映画も同じ。
ぐらぐらしてる自分が目標を見つけて努力するところ、それでも揺らぐところ、そして揺らいでも自分を取り戻しなお進むところが良い。
長い漫画を2時間に納めるために色々カットしているのは仕方ない。
美術にはテクがあり主人公がそれを学ぶ派であること。そして主人公が様々な種類の努力を続ける所辺りは省略されてても仕方ないとは思う。
ただ母親を説得したときののセリフを省略したのは解せない。
母が誰よりも家族のために尽くしているということを理解した上で、それでも自分は絵が描きたいと母親に頼むシーンはこの作品屈指のいいシーンなのに、「誰よりも家族のために尽くしている」というところが丸々省略されている。
たかが10秒程度のセリフをなんで省略したのか本当に理解できない。
憧れの東京藝大にちょっと潜入した気分
東京藝大の
1次試験の絵画が
どれもすばらしくて、
経験したことのない
本物の藝大の試験を
後ろからのぞき見ているように
感じられた
2次試験の八虎君の油彩画も
いい絵だし
好きな絵だと思った
エンドロールの最後の音もいい
エンドロールまで楽しませてくれる
映画は時々あるけれど
音が面白いと思ったことは
あまりなかったかも
途中で帰らず
最後まで見て良かった
ただ、
出演者の方たちは
とても魅力的なのだけれど、
私にはどうしても
高校生には見えないことも多く、
気になって
入り込むことができない時間が
続いてしまったので
★4つ
眞栄田郷敦が美しかった、青春映画✨
熱中時代
高校生の頃、美術部だった。油絵が主だったが、美大受験などという目標はなくて、絵を描くより部活の友達と遊ぶのが楽しかった。
それでも年に一度の文化祭では、当時ブームだった冨田勲さんのシンセサイザー曲をBGMに部室に摩訶不思議な世界をマジになって作り上げた。あの体験は自分のその後の人生にかなり影響を与えた、はず、である。
自分語りはこの辺にして。
原作は少しだけ読んでから映画鑑賞。
主役の眞栄田郷敦君は、大河ドラマ『どうする家康』での武田勝頼の演技が印象的だったがここではまた違う役どころ。少し地味ながら、目標を得て悩みながら頑張る八虎を好演していたと思う。
でもでも!!なんといっても私の推しは『ユカちゃん』!!
でっかいキャンバスを背負ってジャンプして現れるシーンに息をのんだ⋯が⋯それよりも『きゃぁぁぁぁ(はーと)』ってなったのが、海のシーンの後突然ハダカになった時の⋯脚!!!!!!
なんと、女子かと思う程の美しさ。これ、スタント(って言うのかな)の人なんだろうかと思っていたら、高橋文哉君がこの役のために減量そして脱毛したと知り、感動。
(絵よりそこかい⋯。)
ユカちゃんの苦悩や喜びなどを絵にどう表現したのかをもう少し見たかった。
それと、世田介くん。板垣李光人君は今一番注目している俳優(『陰陽師0』の帝、ハマり役だった⋯♬.*゚)なので、彼の事ももう少し掘り下げて欲しかったところ。
色々足りなかった所は原作で補完するとして、元美術部としては、美大受験のノウハウや、八虎の絵の成長ぶりが見られて良かったと思う。
美術予備校の江口のりこ先生もナイスキャスティングでした!
やはり原作。だけど良作。
原作が大好きで何度も読み返しています。アニメも視聴済み。
申し訳ないですが、順位を付けてしまうとすれば
原作>アニメ>実写 かなと個人的には思いました。
評価できる部分やリスペクトも感じましたが、原作の良さを最大限表現しきれていないなあという感想です。
ただ原作を知らない人が観れば(元々内容は素晴らしいので)評価が高くなるだろうなと感じました。
良かった点
・映画冒頭部分
渋谷に向かう地下鉄とノリの良い音楽から入るところでオシャレな入り方するなあと思いました。
・森先輩との掛け合い
一緒に描くシーンが追加されていたことで、卒業時にお互い描いた絵を交換するシーンのエモさと2人の関係性が際立っていました。無理な恋愛展開にしなかったのもよき。
・縁の絵
実写映像ならではの表現で興奮しました。かっこよかったです。ただ火花散らしながら描くシーンは「ガリガリガリガリ!」と激しく描くというより、ゆっくり線を引いているところに激しく火花が散るイメージだったのでちょっと解釈違いでした(細かすぎ)
・母親との和解シーン
あそこは内容を知っていても感動しますね。役者さんの演技もあってうるっときました。泣いてる方もちらほらいらっしゃってなぜか嬉しくなりました。
・演技
演技っぽくない自然な演技が良かったなと思いました。作品の雰囲気にマッチしていたと思います。
残念な点
・台詞回し
原作リスペクトは分かりますが、自然な演技をさせたいのに漫画っぽい言い回しをそのまま使っているところが多々あり、浮いていたと思います。特にユカちゃん役の高橋さん。キャラ自体が現実っぽくないので難しかったとは思います。どちらかと言えば台本の問題かなと素人ながら感じました。そのあたりは逆に先生役の薬師丸ひろ子さんが圧倒的にに上手でしたね。まんま先生でした。
・世田介君のキャラ
うろ覚えですが、公表の時八虎の作品を馬鹿にしたように笑っていたシーンがあったと思います。世田介君ってあんな風に笑うか...?とちょっと引っかかりました。ここは僕の解像度が低いのかもしれませんが。そこ以外はとても世田介君でした。
・橋田君
桑名さんに比べて出番少なくね!?美術館に絵を観に行くシーンは一緒に行って解説してくれるみたいな展開にしてくれても良かったと思います。変な髪型したモブみたいになってました。悲しい。
・端折り
映画の長さにまとめなければならないので非常に難しかったとは思いますが、結果的にユカちゃんがなぜあそこまで悩んでいたのかとか、八虎の苦悩とかの描写が若干浅いなと感じました。「手段で手段の絵を描いていたんだ」のところとか、ちゃんと観客に伝わったのかな。
総評
細かいことを言い出すとうざい原作厨になってしまいますので終わりにします(すでにうざい)
やむを得ずカットしてしまったシーンがあったり、都合上八虎がクール過ぎたりと色々気になる点はありますが、いわゆる失敗作ではなく、よくまとまっていました。
原作未読の方には特に刺さってくれたのかなと思いますし、作品の良さを世に知らしめ、「好きなことに一生懸命になることへの苦悩」を抱える人を励ますような作品になったと考えればとても良い映画だと感じます。
愛ゆえ、細かいことを言ってすみません。
引き続き映画スタッフの皆様と、山口つばさ先生のご活躍を心より願っております。
成功した実写化
原作のストーリー
この熱さ、情熱、素晴らしい!
ブルーピリオド
何となく周りに合わせて適当に砕けながらもしっかり勉強もして、将来も国公立の大学を確立させるかと思われた八虎。順風満帆に見えるが何か手応えがない。
しかし出会ってしまう。
森先輩の絵をみて感動を知ってしまい いてもたってもいられなくなる。
絵を描くことで、やっとそこに自分を見いだし、受かるかどうかも分からないが倍率200倍の東京藝術大学、東大よりも狭き門に挑戦する。
まず自分のやりたいことをやれてる人なんてどのくらいいるのだろう。
中学、高校生のうちにやりたいことがハッキリしてる子なんてそんなにいないだろう。
だがしかし八虎は絵と出会ってしまい、芸術の素晴らしさに触れてしまい、あんなにも真っ直ぐに夢中になれるとは どんなに素晴らしいことか。
森先輩の絵に対する情熱が、美術教師の佐伯先生の、八虎の可能性を広げる優しい語りが、好きなことを選んだ八虎をみてパティシエになろうと思った友達、八虎を嫌いだというライバルで才能ある世田介が八虎を認めるくだり、初めは八虎のことを嫌悪していたゆかちゃんこと龍二も、だんだんと八虎の努力を認めて何かと支える存在になり、そんな八虎のまわりの数々の言葉がすごく突き刺さり、何度も目頭が熱くなる。
性的マイノリティに悩む龍二の辛い思いも、今の時代一番の理解者が親であるべきなのに。
八虎の将来を心配する母親の気持ちもものすごく分かるが、そうやって自分の子供が苦労しないように、失敗しないようなレールを植え付ける親も多いのではないか。
何となく親の期待に答えようとしていた八虎が、自分の好きなことが明確になり、最終的にその思いを母親に伝えられた事が良かったし、反対していた母親も、八虎の強い決心を受け入れ、信じて父親とともに応援する姿も良かった。
藝大の狭き門をくぐる為には 在り来りな発想では残れない。凄まじい努力でひたすら絵を描き続け、学び、色んな感性を身につけ、絵を通して自分を見出していく。
なかなか自信を持てず右往左往する八虎のその成長が素晴らしく、自然と応援している自分がいた。
藝大の1次試験の結果が出た時、2次試験も終わり合否を決めた発表を見る時も
一緒にドキドキし、結果に「よし‼️」と喜ぶことができた。というか声に出てしまいそうだった。
日本の将来が懸念される今、若い人に響いて欲しい作品。
天才と見分けがつかないほど描く努力
予告で気になり鑑賞!
ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた
悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた
その時に絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたと感じ、美術に興味を持ちはじめ、のめりこんでいく
そして、ついに国内最難関の美術大学への受験を決意するのだが…
立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁
経験も才能も持ってない自分はどう戦う!? 八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか
というのがあらすじ!
この映画を観て思ったのが好きなことに夢中になれるのって羨ましく思っちゃいました…
八虎が絵を描くことを好きになるきっかけが森先輩の絵なんですが…
絵のことは素人で何がいいとかわからないのですが森先輩の絵はなんかすごくいいなと見てて思いました!
佐伯先生の「好きなことは趣味でいい」これは大人の発想だと思いますよ
好きなことをする努力家はね、最強なんですよ
っていう言葉は確かになと思い納得しました
名言ですよね!
絵を描くシーンでのCGや縁は金属なのではとかのシーンをすごく良かったです
そして民宿でのシーンは2人とも綺麗すぎでしょ!
驚いちゃいました笑
最後は合格できてなにより😊
原作読んでないしアニメも観てないし絵のことも全くわからないのですがとても楽しめました!
青春映画だなーと個人的に思いました☺️
素敵な映画をありがとうございました!
原作知ってるのが前提
まず原作知ってるのが前提の時点で映像化としては失敗だと思いました。
前半1時間がとにかく退屈で退室しようか迷ったぐらいです。ただ後半は良かったので評価は五分、初見で理解できないだろう点でマイナス1。
2時間でまとめるには何もかも半端だと思いました。
原作と合わせて見た方がいいかも
自画像=アイデア勝負
原作未読。1枚の絵をきっかけに美術に魅せられた高校生が短期間で鍛練を積んで美大を目指す話で、世界観は良かった。不良っぽいのに成績優秀。モテそうなのにそうでもない。言い返しそうなのに素直。皿投げつけそうなのにちゃんと片付ける、みたいな主人公八虎の二面性が面白かった。
ストーリーは結構極端で、まぁ長い原作ということなのでギュッとまとめたのかな?って感じはした。あの体調崩したのは特に意味がなかった気がするけど何故に?普通に万全で挑む展開の方がかっこいいのに。
で、やっぱ気になったのが全員全く高校生に見えないところ。特にユカちゃんはあれではあの多感な年代だからこその性自認の葛藤みたいなのが見えてこない。普通に美しくて洗練されてた。
あと高校生にしてはみんな金ありすぎな。キルフェボンとかあんな高級タルト屋にフラッと行かれたらたまらんわ。公園のベンチでコンビニのケーキでも十分贅沢やで。
好きな事をひたすら努力できるって素晴らしい!!
原作は未読。
勉強の成績は良いが本気で打ち込めるものが無く、人に合わせるように生きてきた主人公が、絵に目覚め東京芸術大学を目指す物語。
青春学園ドラマ作品は数ある中で、美術がテーマの作品は珍しいのではないでしょうか。そもそもスポーツものと違って、勝敗や良し悪しの判断が難しい美術の世界を素人でも分かりやすく表現されていたのは良かった。
主人公が絵を描くことが好きという事に気づき、ひたすら努力を重ね、挫けそうになりながらも着実に実力を付けていく様は素直に応援したくなる。
そして、ただただ好きな事を貪欲に頑張れるってのは何とも羨ましくも感じた。
久しぶりに娘と映画鑑賞をしましたが、娘も美術部。
何か感じるものもあったのではないかと思います。
少し残念だったのは、主人公を取り巻く仲間たちのサイドストーリーがほぼ無かったこと。
それぞれのキャラクターにも芸大を目指す物語があるだろうに、映画では尺が足りず盛り込めなかったのだと思います。
きっと原作では少なからず描かれているとは思うので、尚更原作が読みたくなりました。
文化系の熱くなれる作品です✨
若干の物足りなさを感じつつも良かった!
全284件中、61~80件目を表示