ブルーピリオドのレビュー・感想・評価
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よかった! でも、もっとヒリヒリさせてほしかった!
原作未読ながら、TVアニメで観たことがあり、その世界観に引き込まれた「ブルーピリオド」の実写化作品。予告からもその熱量は伝わり、期待を高めて公開初日に鑑賞してきました。
ストーリーは、勉強も人付き合いもそつなくこなすものの、そこに虚しさしか感じていなかった高校生・矢口八虎が、美術の授業で絵を描いたことをきっかけに美術の世界に魅せられ、国内最難関と言われる東京藝術大学合格を目指して絵に打ち込む姿を描くというもの。
空気を読み、親の期待に応え、周囲に合わせ、これといったこだわりも本気になれるものもなかった八虎が、初めて本気になれるものに出会い、がむしゃらに突き進む姿が熱いです。人生をかけられるほど好きになれるものと出会えた喜び、その道を極める厳しさに立ち向かう仲間との絆、自分の本気を理解してくれる友がいる心強さ、夢を応援して支えてくれる家族がいる幸せなど、青春応援歌としてのメッセージがダイレクトに伝わってきます。中でも、悪友とタルトを食べるシーンや母に自分の本気を伝えるシーンは心にじんわりと沁みてきます。
一方で、絵画制作を通して八虎自身の成長譚として描いている点も見逃せません。絵を描くことで自分ととことん向き合い、自分を少しずつ理解し、ありのままの自分を認め、そこから力強く一歩を踏み出していく八虎に清々しいものを感じ、心から応援したくなります。絵画を観る目も美術的センスのかけらもない自分でも、美術の道に足を踏み入れた者が味わう、無上の幸せや底なしの苦しさの一端を感じることができたように思います。
ただ、八虎の味わったものはもっとずっとヒリヒリするようなものだったと思うのですが、それがもっともっとスクリーンから伝わってくるとよかったです。例えば、エンドロールで流れる数々の作品は八虎の努力の足跡だと思うのですが、本編中にもう少し組み込んでもよかったのではないかと思います。また、龍二が“好き”を貫く難しさも、恵まれた環境をもつ八虎との対比で、もっと八虎の心に鋭く切り込み、変容に強く絡むとよかったのではないかと思います。映画の尺では難しいでしょうが、テレビドラマで1クールかけてじっくり描いてくれたら、もっと素敵な作品になるような気がします。そうすれば、美術部や予備校の仲間との絡みをもっと描くことができ、八虎を中心とした青春群像劇としてさらに重厚な作品になったと思います。とはいえ、メッセージがしっかり伝わる素敵な作品に仕上がっているので、興味のある方はぜひ劇場でご覧ください。
主演は眞栄田郷敦くんで、ちょっと高校生には見えないですが、直向きに絵に打ち込む八虎を好演しています。脇を固めるのは、高橋文哉くん、板垣李光人くん、桜田ひよりさん、石田ひかりさん、江口のりこさん、薬師丸ひろ子さんら。中でも、高橋文哉くんのユカちゃんはとてもかわいくてよく似合っていたし、体当たりの演技もとてもよかったです。
絵を描くこととは内面の発露
不良高校生がある日、渋谷の青い朝焼けを絵にしたことで、絵を描く楽しみに目覚め、東京藝大を受験することを決意する。
万に一つもありえないような話なんだけど、吉田玲子の脚本が冴えわたっていて、まる先輩の絵が登場する頃には、物語世界に引き込まれてしまっている。
大学生にしか見えない高校生ばっかりというのはご愛嬌としても、見た目で内面が想像できてしまうキャラクターを中心にストーリーが進んでいくので、マンガを読んでいる感覚に近いかも。
心は乙女の龍二が登場するシーンは、強烈で、詰襟上着にスカートだけでもびっくりするのに、背中にでっかいキャンバスを背負ったままジャンプ。高橋文也のなりきり演技がすごい。
絵を何のために描くのか。疑問を持ちながらも、持ち前の要領のよさと努力を厭わない性格で藝大合格に向かって邁進する八虎。藝大実技試験は、受験生の尋常ないピリピリ感が伝わる。
絵を描くこととは自分の内面の発露である。自分も絵を描いてみたくなった。
気付き
45年前に観てたら人生変わってたかも。
不良で優等生の眞栄田郷敦演じる矢口八虎、高校生はタバコ吸っちゃダメっしょ!郷敦の見た目から、始まった時点で3年生かと思ってたら、2年になったばかりだったかな。細かい日程は分からなかったけどね。
ある日の美術の授業で課題に興味を抱き、絵を描くのが好きになり、美大を目指し始める。だが、私立大は学費が高いので国立の東京芸大を目指す事にする。そりゃ大変でしょ。
高校で美術部だった自分は京都の美大を受け不合格になり、東京のデザイン専門学校に入学し、卒業して現在もデザイナーを続けている。
そのせいもあって、八虎の努力がとてもリアルで、凄く重かった。実際大切なのは技術。石像や風景をリアルに描けなければダメでしょ。なのに先生の指導は、もっと自分らしさを表現しろ。それ、レベル高い話だわ。ある意味、八虎のアイデアは天才的だよ。八虎に才能ありと認められてた髙橋は技術的なハイレベルだったんじゃないかな。
ちょっとモヤッとしたのは、後半の受験シーン。芸大でも学力の共通テストなかったっけ?絵を描く試験しか出てこなかったのは何故だろうな。共感度が高くてずっと辛かったけど、最後はハッピーエンドでスッキリできました。
会田誠さん
アイデンティティを確立する
原作やアニメは観ていません。
主人公 八虎(眞栄田郷敦)が自身のアイデンティティを確立させていく作品だと思いました。
人と自分とを比べて一喜一憂するのではなく、
絵を通して自分は何者なのか、まわりの人たちから様々な気づきを得ながら
追求していく八虎の姿が率直にカッコいい生き方だなと思いましたし、
自分の生き方を見つめてみるきっかけにもなりました。
絵を始めてみるきっかけになった森まる先輩(桜田ひより)、
東京藝術大学が受かるくらいに最後のひと皮がむけたきっかけになったユカちゃん(高橋文哉)。
この二人が八虎を輝かせていましたね。
眞栄田郷敦のかっこよさは言うまでもなく、
私個人としては『バジーノイズ』以来注目している桜田ひよりの美しさが
神々しくて作品にも非常にマッチしており、眼福でした。
鑑賞後感が良いのもおススメできるポイントですね。
※本当は公開初日に観る予定にしていたのですが、地震によりそれどころではなくなり、
しかしながら、漸く本日鑑賞できました。
すごいスピードで日常が戻ってきたことには、さまざまな復旧に関わっている人たちのおかげです。
心から感謝しております。
江口のりこのバイプレーヤーぶりがすごい
原作一巻の途中までは読んだ。映画の冒頭はほぼ原作トレース。でも中盤から後半って結構はしょってるんじゃないかなあって。父親のキャラ、結構変わってて。あのキャスティングだと父はあまりからまないよね。
女の先輩とか予備校の天才くんとかとの絡みが中途半端なのは、やっぱ時間の関係なのかな?全体的にエピソードがつながってない感するのも、そうなのかな?って。
あと、出てくる作品に「すげえ!オーラ」がないんだよなあ。
でも、講師役の江口のりこさんってすごいよね。すごく作品を引き締めてた気がする。存在感あるよね。主役じゃないからこそ出せる存在感はすごいなあって思った!
んで、テーマ曲は「群青」が良かったんだけどなあ
ここまで削らなければならないのか
原作マンガのファンとして期待していた作品。
原作は美術や絵画の細かいディテール、熱を帯びたシナリオ、キャラクターのエモーショナルな描写が気に入っている。
映画については、美術や絵画の細かいディテールが実写にきちんと落とし込まれていたのは良かった。
原作からして、キャラが制作する美術作品は現実で作成してからマンガに落とし込む手法であり、作品単体での企画展が開催される程にストックも豊富だったので、それを惜しまず映画に活用したことで、マンガ原作とは思えない程に画面が完成していた。
これだけでも実写化した甲斐はあったと思う。
ただし、マンガ6巻分を映画1本に詰め込んだ余波でシナリオやキャラ描写が削られまくっているのは非常に残念だった。
脚本やセリフは原作に極力、忠実であろうとはしている。
それでも、原作では緻密に解説されている諸々の要素…美術知識、技法、キャラの背景描写などが節々で飛ばされたり改変されていて、結果的に描写不足、または悪しき脚本改変の要素を帯びてしまったように見受けられた。
特にキャラ描写について、
八虎の性格が原作よりぶっきらぼうに見えるとか、ユカ(龍二)の背景描写の省略、世田介と八虎の友好関係の消失、マキや橋田の没個性化などは色々と勿体ない。
これらの人物のディテールが削られ、美術関連の描写も原作本来の丁寧さを欠いてしまうと、八虎の藝大志望の動機や絵画力、藝大二次試験でのアイディア発露などもまた描写不足になって納得しづらく、その中でもバスでの「縁=金属」の映画チックなCG描写は唐突かつ受け入れがたい画になってしまっていた。
また美術以外の演技やシナリオでは、やはり八虎の性格がやや味気ないのが気になる。
演技のテンションの頂点をあらかじめ設定した上で日常パートでは逆算してあのようにしたのか、あるいは端的に演技力に難があるのか分かりかねるが、八虎はもっと配慮家かつコミュ強であるが故に”要領も頭も良いが実は飛びぬけた努力家で、感受性や情念も人一倍貯めこみつつ昇華できる素質がある”という人物なので、ここが欠けるのは”らしさ”を幾分か損なってしまった。
そしてユカ(龍二)の描写も、映画の尺や諸々の制約があるのは理解できるが、恋愛や葛藤におけるシナリオの変更や、海での一幕が自殺希求に捉えかねられない原作改変はもう少し何とかならなかったかと思わずにはいられない。そもそも原作ではユカ(龍二)が単独で海までたどり着いて入水したという描写は皆無で、お互いが会話した上で電車に乗って海を見に行った場面であり、ユカの自殺希求に近い危うさも確かにマンガでは描かれていたが、映画では色々と脚色し過ぎている。役者の演技は非常に良かったので余計に惜しい。
救いがあるのは、サブキャラにおけるベテラン役者陣の安定感がある演技。
顕著なのは高校の美術の先生、予備校の先生、そして八虎の母親。
どれも説得力があり、それでいてメイン役者陣を際立たせていた。
原作の魅力的なシナリオは一応踏襲しているので、鑑賞の後味がそこまで悪い訳ではない。
ただどうしても粗が目立つというか、映画製作への熱意の輪郭は垣間見えるのだが、納得感のある改変には至っていなかったし、映画単体の魅力もリアルな画作り以外はそこまで感じられなかった。
原作未読で映画からブルーピリオドを知り、一定の満足が得られた方には是非とも原作の通読をお勧めしたい。映画の5割増し、いや10割増しの興奮を感じられるはずだ。
好きこそものの上手なれ
原作漫画を実写映画化した作品で原作とアニメは未視聴。退屈な日々を送っていた高校生が美術の世界に挑む姿を描いた青春物語。難関の東京芸術大学に挑戦する主人公を眞栄田郷敦が見事に演じていて後半の試験シーンはなかなか見応えがあった。
2024-131
この実写化は見事というほかない。
原作は全て既読。
そもそも絵画と言う抽象的な題材を扱っているので、実写化するにあたってそこをどう見せるかが心配だった。
結果として、妙に奇抜な表現に走らずに、むしろ愚直にその絵画(素描や油画)を見せる手法にしたのは正解だったと思う。
それに加えて、ほぼ原作のイメージを損なわないキャスティングも良かった。
主人公である八虎を演じる眞栄田郷敦がらしさの中に、繊細な感情を有する役柄を見事にこなしていたと思う。
ユカちゃん=高橋文也、世田介くん=坂垣李光人は、入れ替えてもアリだったかも(今回も良いけどね)
中でもいちばんジャストフィットしていたのは、予備校教師の大葉先生役の江口のりこだったなぁ。思わず笑ってしまった。
努力の才能
なんでもそつなくこなすけれど人に合わせてばかりで自分を持たない高校生が、絵を描くことに楽しさをおぼえて藝大を目指す話。
不良と呼ばれつつも陰ながら勉強をし、成績に問題はないけれど特にやりたいこともない主人公が、美大を目指す先輩の絵に魅せられて背中を押されて美術の課題を描いて変化する。
普通に進学し普通に就職するんだろうという、なんとなくの人生に訪れた転機ということで、情熱や努力は良かったけれど、美術や芸術のなんたるかがこれっぽっちも解らない自分には、そういう面では響かなかったし、唐突に載っけてきた腕のこととか体調不良とかは、原作では何かあったのかも知れないけれど今作では何も活きていない感じで、拾わないならいらないんじゃ?という感じ。
バイトしている感じでもないのに遊び歩いたり、画材や講義の費用にも困った様子もないしでそこら辺の苦労もか感じられないしね。
ということでストーリーそのものは良かったし面白かったけれど、なんだか上っ面な感じがしてしまった。
芸大合格を目指す青春映画。日本の美術業界を全く知らない素人が思うに、絵じゃ食って行けんぞ、きっと。
美大や音大の受験は実技があるから文学部や理工学部の受験勉強と違って初めて知ることがあって面白い。才能とかで悩むのも独特だ。
僕は美大を目指したことはないから分からないが、おそらく美大受験あるあるが色々と描かれているのだと思う。
美大受験の予備校(専門学校?)の所も面白かった。江口のりこさんが出てるの知らなくて驚いた。ちょっとテンション上がった。
初めて描いた石膏象が完璧だった高橋(板垣リヒトさん)も天才だが、小さい頃から絵を画いてこなかったのに2年弱で芸大に受かった矢口八虎(眞栄田郷敦)も十分に天才だ。
武蔵美(むさび)出の完売画家、中島健太さんは高3までフットボールに明け暮れていたが、美術の先生に影響を受けて美大を受けたというからリアル矢口八虎と言えるかもしれない。東京MXのバラだん出演中 (^^)
矢口ママが言うように「絵で食って行けるのか?」と思う。
日本人で画家で絵を売って生計を立てるというのがピント来ない。日比野克彦さんと中島健太さんしか思い浮かばない。イラストレーターは沢山いそうだが。
画集は毎年出さないだろうし、売れた絵画に印税はないだろうし、毎年何百万円、何千万円の収入が有るとは思えん。
音楽なら演奏家で生計を立ててる人が何人も思い浮かぶ。コンサートやCD、配信の売上が有りそうだ。
作家も売れっ子作家が何人も浮かぶ。売れれば印税入るし、エッセイの依頼も有る。
もちろん一握りの人だが。
好きなことに全力を注ぐ事の尊さ
作品毎に成長している感じがする眞栄田郷敦を見たいと思い鑑賞。単に好きなこと、ではなく生きていることを実感出来る、全てをかけて打ち込みたいと初めて思えた事のために、必死に技術を磨きながら、感性が磨かれていく様が描かれている。自分の全てをかけるものを、見つけられるって凄く幸せなことだ。高校生にしては少し成熟してる感はあるが、無理な感じはしなかった。単なる思春期のティーンの話し、ではなく、生き方を追求しているような熱を感じる作品だった。
郷敦君の表情は堪能出来るけど。
原作は知らないのですが、映画はヒノマルソウル、東京リベンジャーズ、ゴールデンカムイ、テレビではエルピスとか大河ドラマどうする家康の武田勝頼で出ていた眞栄田郷敦君の主演なので鑑賞することに。
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進路に苦悩したり、絵に目覚めて「描いてやる!!」って奮起したり。。の雰囲気やアップの表情とかは良かったんですが、
それでも情熱を燃やせるものが「何も無かった時」と「ある時」の落差があんまりあるようには伝わらなくて。。何故か淡々としてました。
先輩の絵に感銘を受けたんだろうけど、見てるほうとしてはあまり共感出来ず。え?もう今そこまで感銘受けたの??ホントに??あ、そうなんだ。。という置いてけぼりくらった感じ。
正直、眞栄田郷敦の無駄遣い。勿体ない。もっと映画としての深みとか感動を与えられる作品に出来たでしょうに。
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最後、これで藝大に合格しましたっていう絵もそこまで上手とか凄く良い絵だな、とも思えず。。芸術系は個人の好みもあるから「この絵で合格したと納得してください」と提示されてもなかなか難しいですね。
あと。。原作通りなのかもしれませんが、大事な受験日程のさなか、明後日から2次試験って時に友達のことだからってわざわざ小田原の海に行ったりするのか?海に入って自殺しようとした人を止めに主人公も服のまま海に入っちゃうし
(将来がかかってる受験があるのにここまで主人公を振り回す友達は本当の友達じゃないし、行く方も行く方で何か変。違和感しかない)、
んで高校生がいきなり旅館に泊まってる??
(お金の使い方が社会人にしか見えない)
しかも今度は裸体のデッサンの練習??そりゃ風邪ひくわって。。ごめんなさい、さっきまで死のうとまで悩んでいた女装好きな友達が、今度は急に旅館の浴衣からもう全部脱ぎ始めた所でBLっぽく見えてドン引きしてました。。
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「眞栄田郷敦の動く宣材」としての価値がほとんどの残念な映画作品でした。多分原作は「何かに情熱を持って打ち込むことはこんなに熱く素敵なことなんだ!」というテーマを表していたんだろうな。。と思いましたが。
また板垣李光人君が演じた天才肌の青年も、掘り下げる時間が無いから薄い表面的な関わりしかなくて、それも残念でした。
超難関校に受かった!っていう凄さがもっと感じられたらきっと感動出来たと思うんですが、落ちた友人達と主人公の差が良く分からなくて感動出来ず、さらに残念。
眞栄田郷敦君の目力や声やスタイルは良いと思うので、(ゴールデンカムイの時のアクションも良かったし)
次の作品に期待したいと思います。。
原作未読。アートを主題にする作品としては、主人公を優秀だが平凡な...
絵に興味ある人には響く
高校生の矢口八虎は成績優秀で他人の顔色を伺ってたためクラスで人気も有ったが、そんな毎日に空虚さを感じていた。苦手な美術の授業で「私の好きな風景」という課題を出され、明け方の青い渋谷、を描いた。八虎は、絵を描いてみて、初めて本当の自分を出せたような気がし、絵に興味を持つようになり、のめりこんでいった。そして、国内最難関の東京藝術大学の受験を決め、邁進し・・・さてどうなる、という話。
絵が苦手だった高校生が、2年弱で東京藝大に合格するほど上手くなる、というのが現実離れしてるが、元々感性は有ったのだろう、という事でそこは良しとしよう。
八虎役の眞栄田郷敦が感情こもった良い演技をみせてくれた。最近彼は北村拓海に似て来た気がする。
鮎川龍二役が高橋文哉とは・・・交換ウソ日記の時のイメージが強かったから、めっちゃ減量して撮影に入ったんだな、と役者魂を感じさせてくれた。
天才高校生・高橋役の板垣李光人も暗くてこんな役も出来るんだと驚いた。
あと、桜田ひより、薬師丸ひろ子、江口のりこもそれぞれ良い味出していた。
文句無しに面白かったんだけど
あの渋谷の青の絵から、絵が上達するのが早すぎてどれだけ努力したのかが、いまいち分かりませんでした。絵の師匠とか無しで独学でここまで上手くなったの?原作はそこんトコちゃんと説明してるんでしょうか。
映画大好きポンポさんの謎空間での映画製作、映像研には手を出すなの謎空間のような、どうも納得できない私がいます。
「 お母さんが一緒」 の江口のりこさんが夜間学校の講師役。キレ芸が最高だったけど、今回はキレてないっスよ?
第二次試験の前日なのに
「 いま、小田原の海にいる... 」
って言う男の娘メンヘラ友人はまぁ迷惑だ事。新幹線で三時間かかるんですけど。
物語の都合上、ピンポイントで自殺現場に間に合って宿に泊めたら、いきなりフルチンになってそれでも逃げない主人公はとても出来た良い子だね。どれだけ仲良くても俺なら逃げてるわ。
あとはEDかOPはYOASOBIかけなきゃ駄目でしょう。それだけが残念。
結局今回も文句が多かった。
またまた、なんの気なしで
いつも、タイトルだけで、とか、
なんの気無しで
映画を観ます。
今回はマンガ、アニメ、舞台化もされている?
実写版。
あの藝大を目指す、て予備知識しかないまま、
映画館へ。
ムスメが、美術科通っていたんで、
朝から晩まで寝てもさめても、
キャンバスに向き合っていたことを
思い出し、
あ〜!そうか、そうだったな。。
親としての絵で食べていけるのか?
そんな葛藤あったな。
いつのまにか、感情が揺さぶられ、
気がつけばナミダ
すごく良かった!
実写版を否定するひともいるみたいだけど
眞栄田郷敦さんのひたむきさ、
伝わってきました。
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