劇場公開日 2025年3月14日

ドマーニ! 愛のことづてのレビュー・感想・評価

全34件中、1~20件目を表示

4.0最高のミスリード

2025年4月13日
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鑑賞方法:映画館

男尊女卑は世界共通の話。自然界の中で腕力がある方が偉い=男性の方が偉いに繋がっている。
第二次世界大戦後、ストーリーは何気ない日常を撮っている感じだが恐怖でもある。常に従っている母親像が痛々しくあり、娘もまた同じ。
しかし、母親強し。ラストは凄い、大どんでん返しとはこの事なのかもしれない。

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るい

4.0イタリアへの親近感

2025年4月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

男尊女卑は日本の専売特許と思っていましたが、イタリアもそうだったのですね。
アメリカ兵からチョコレートをもらったのも日本と同じですね。
ランニングを着て、小競り合いばかりしている兄弟も、どこにでもあった光景だと思います。

無声のミュージカルのような手法を用いて、軽やかに表現しているので、
問題提起の映画ではなく、純粋な女性讃歌と判断しました。

いつの時代でも、どこの国でも、自分の居場所で自分の人生を元気に全うしたいものです。

なお、白黒映画は苦手でしたが、時代背景にマッチして自然でしたので気になりませんでした。
戦後の貧しさの残る1946年でも、オシャレに見えたのは、色なし効果かもしれません。

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Mikikar

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年4月8日
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鑑賞方法:映画館
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りゃんひさ

4.0「NO」を叩きつける作品

2025年3月28日
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イタリアにおいて現代にまで続く、女性に対する差別と暴力に、毅然と「NO」を叩きつけた映画でした。

今現在もイタリアは、元夫婦・元恋人の「男性側による女性の殺人事件」が非常に多く、女性蔑視が根強い国ってイメージ。
第二次世界大戦直後、敗戦とイタリア男たちがバカなせいで貧民にあふれ、ファシスト政権の名残が色濃く、女性に結婚や離婚の権利などの人権も認められず、女性は「存在しない」レベルに虐げられ、男尊女卑が「当たり前」だった時代を描くことで、いかに男性が根拠なく愚かに暴力を振るってきたかを浮き彫りにする。
「ダメなイタリア人男性とその社会」のカリカチュア(誇張)。
コメディタッチだから残虐なシーンには仕上がっていないが、想像力で補えば、どれだけひどい状況かがわかる。
女性監督だから撮れた作品だったと思います。

ただ、今の投票率が非常に低く、参政権や男女平等がどれだけ価値があるかを理解していなさそうな日本(および日本人)では、主人公の行動に関し、観客をミスリードさせるラストの意味・価値は理解しがたいように思えました。
ナチュラルにセクハラ・パワハラしちゃう人たちも当然、この作品に物足りなさと嫌悪感を抱きそうな気がします。

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コージィ日本犬

4.0過酷な環境の中、力強く生きる、美しい女性を描いた秀作

2025年3月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

年に数本、想定していた以上に、あぁ良い物語だったなぁ、本当にシミジミ思える佳作に出会える😚
だから映画って好きです❤️
男尊女卑の描写が露骨、酷い台詞が飛び交い、モノクロの画面が汚い世界を強調してるのに…、あら不思議…、観終わったら全然暗い気持ちにならなず、寧ろ爽やかな気分になれる‼️
1946年終戦直後のイタリア、過酷な環境の中でも、自分の考えを確り持って力強く生きる、容姿も心も美しい、素晴らしい女性を描いた秀作でしたっ😆
でも邦題はイマイチかなぁ😂

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タモン

3.5そっちか!

2025年3月27日
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息子たちはどうなるのかね。

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Oyster Boy

3.5監督が若い人たちに伝えたかったこと

2025年3月26日
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詠み人知らず

3.5ミスリードなタイトル

2025年3月25日
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鑑賞方法:映画館

男尊女卑の家父長制度が否定されて男女平等が叫ばれる時代を越え、多様性が叫ばれる現代

選挙権や離婚する自由すらなかった1940年代のイタリア

日本でも女には教育が不要と、高校すら行かせてもらえなかった時代
朝ドラ「虎に翼」でも扱われていたほんの少し前の時代

日々虐げられ暴力をふるわれながらも逞しく子供を育て家族の面倒を見続けるイタリアの主婦が明日に託す希望

家から逃げ出して何をするのか
ハラハラさせられながらの彼女の選択する結末の意義

少しずつ代わりゆく時代の中
越えてきた過去の歴史を胸に明日へと向かう

明日への希望を諦めず動き出す力をもらえる映画でした

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TRINITY

4.0与えられたカードで変わるのは、自分自身のアイデンティティなんだと思った

2025年3月24日
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知的

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Dr.Hawk

5.0じわじと口コミで大ヒット確実

2025年3月23日
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絶対に、絶対に、予備知識完璧ゼロで見てください!
明るいユーモアに包まれて、見たあとは、必ず唸る。さわやか、勇気付けられる。口コミやってて、じわじわとヒットしていく予感があります。

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ごまめ堂

2.5副題は完全にミスリード。洒落を狙っているなら捻りすぎ

2025年3月23日
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笑える

楽しい

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ねこたま

3.5母は強し

2025年3月22日
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鑑賞方法:映画館

1946年終戦直後のローマ。半地下の住居に住む貧しい一家の、中年主婦が主人公。
夫には暴力を振るわれ、家事だけでなく、寝たきりの義父の世話、家計のためにいくつもの半端仕事をこなすものの、その地位は女だからというだけで、低い。もしかしたら、当時の日本女性よりも低いのではないか。
そんな逆境でも、娘の幸せのためにけなげに努める姿に、心を揺さぶられた。
いい映画なのだが、黒人アメリカ兵の行動のありえなさとか、ラストの意外性を強調するための不自然さなど、気になった。

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ファランドル

3.0イタリアの80年前は日本の80年前と同じだった

2025年3月21日
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鑑賞方法:映画館

作品の性格から、ノスタルジーを感じさせる必要が無いにも関わらず
照明も撮影も、普通以上の演出力を持ち合わせているのに、ここで
あえて白黒映画にする必要性は無かった。

この映画には、芯がなく、結末の落ちにはがっかりした。

この映画を観たら、近年のイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス(1989年)」
そして 「自転車泥棒(1948年)」を観る事を勧めます。一見して秀作にも見える本作に芯が無い事を理解できると思います。

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YAS!

5.0まるで萎れた向日葵が咲きなおすが如く

2025年3月21日
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単純

第二次世界大戦後のローマ、女性への地位権利が低かった時代に生きる市井の人々の姿を描いた2023年イタリアでヒットしたドラマ。

まずお伝えしたいのは、お涙頂戴の女性人権映画やヨーロッパ古典映画のようでもない、一言で”下町母ちゃん奮闘記”だ。主人公デリアは、娘に”ママの生き方は絶対嫌だ”と強烈な一言を浴びせられるような日々だ。彼女の人生は正しいのか、彼女が求めているものは何なのか観客に問いかける。

既視感があった。私の母は戦中、祖母は大正生まれ、その時代を生きた女性達の事を考えてしまった。今が良いとか悪いとかではない、時代と共に変わる価値観の問題だ。この映画はそれを、ユーモラスにエンタメ性高く再現している。これは監督主演のパオラ・コルテッレージのセンスだ。彼女と同世代で、下町育ちの私にも共感するものがあった。

クライマックスに期待してほしい。デリアは、まるで萎れた向日葵が再び太陽に向かって咲き直すが如く、輝く。映画史に残るといってもよい。鑑賞後の清涼感も高い。

語り口の気持ち良いエンタメ映画なのでご安心ください。もし、お近く劇場で上映があれば、是非劇場でデリアをご覧ください。

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ihatakaeight

3.5女性の強さ、たくましさ。

Kさん
2025年3月21日
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DV夫からの突然のビンタ攻撃で幕開け。
デリアが派手に反応しないことから
日常茶飯事だと悟る。

夫はとりあえず謝るも言い訳はいつも同じ。
『苛立っていて』
『戦争に2度も行ったから』

暴力を振るうシーンは、
ミュージカル風のダンスと歌で
包んでいるため重すぎません。

登場人物たちの言葉ひとつひとつにも
面白さがあり、コメディアンである
パオラ・コルテッレージ監督の色が
でている仕上がりになっていました。
ひねりとミスリードもさすが!

“明日がある”という力強い言葉は
そういう意味だったのですね。

走るシーンにラップの曲がかかるのが
最高にかっこよかったです!
ラストの母の行動と娘のアシストに感動しました。
全ての女性に幸あれ!

《個人的なお気に入り》
・介護が必要な意地悪な鼠(義理父)を
オジィと訳されていたのが可愛かった👴🏻🐭
・チョコレートでお歯黒になる2人だけの世界観も
ユーモアセンス抜群。
・「神に誓って殺す」3連チャン。
・お葬式に身内が知らないお婆さん参列。

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K

4.0古そうで新しくて、 コメディーっぽかったり真面目だったり、 キャラ...

2025年3月21日
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古そうで新しくて、

コメディーっぽかったり真面目だったり、

キャラ設定もストーリーもしっかりしているし、

魅力満載な映画

応援したくなる主人公

見て良かった

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jung

4.0今さら女尊男卑とは、言わずもがな

2025年3月20日
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楽しい

ドマーニ! 愛のことづて

出てくる子供も若者も大人も老人もバカ男ばかり。

それに引き換え、主婦は働き者。

でも、若い女の子は何となく頼りない。

戦後、靴下と女性が強くなったそうだ。
80年も前の話をなぜ今頃取り上げたのか?

コメディ仕立てで、
思いっきり女性を叱咤している様だ。

暴力的な男などに頼らず、
学校に行け、
自活できる仕事をもて、

そして、
女性が主流となって明日の社会を変えよう。

そのためには、
夫に怒られても選挙に行こう!

こうして、
イタリアに初の女性首相が誕生したとさ。

コメディなのだろうけど、男子としては肩身が狭いと言うこと。

しかし、余りに古い話をなぜ蒸し返す?

それにしても、古き懐かしいイタリア、ローマ辺りの再現は見事で、庶民のそれぞれが助けてって協同生活していたのが、まるで日本の長屋生活の様で楽しげだった。

それが、イタリアでは、
近年もジェンダーに基づく暴力が深刻な問題として取り上げられており、2023年にはフェミサイド(女性に対する殺人)が社会的な議論を呼んでいそうです。

EUも案外新しく古い証左の様です。

(^ν^)

ドマーニ! 愛のことづて

戦後ローマでたくましく生きる市井の人々と権利を渇望する女性たちの姿を描き、2023年のイタリア国内興行収入第1位を記録したドラマ。
「ジョルダーニ家の人々」などで知られるイタリアのコメディアンで俳優のパオラ・コルテッレージが初メガホンをとり、自ら主演を務めた。

1946年5月。
ローマにある半地下の家で家族と暮らすデリアは、夫イヴァーノの暴力に悩まされながらも意地悪な義父の介護や家事をこなし、さらに複数の仕事を掛け持ちして家計を助けている。
過酷な毎日を送る彼女にとって、市場で青果店を営む友人マリーザや自動車工のニーノと過ごす時間だけが心休まるときだった。
母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは、裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を自宅に招いて昼食会を開くことに。
そんなある日、デリアのもとに1通の謎めいた手紙が届く。

夫イヴァーノ役に「おとなの事情」のバレリ・オマスタンドレア。
「イタリア映画祭2024」では「まだ明日がある」のタイトルで上映。

ドマーニ! 愛のことづて
劇場公開日:2025年3月14日 118分

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カール@山口三

5.0素晴らしすぎる!

2025年3月20日
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全人類が観るべき映画です!

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tutubird

4.5オープニングクレジットと音楽が素敵!!

2025年3月20日
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Sakiko

5.0コメディ出身・女性初監督主演作品

2025年3月18日
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泣ける

笑える

『ドマーニ! 愛のことづて』は、一見するとイタリア・ネオリアリズム風の人情ドラマに見えるが、実は非常に現代的な視点で戦後のイタリア女性の自立を描いた作品。

監督・主演を務めた新人女性監督はコメディアンヌ出身らしく、コミカルな演出を巧みに織り交ぜながら、したたかで力強いイタリア女性の姿を浮かび上がらせる。そのバランス感覚が見事で、笑いの中にもリアリティがしっかり息づいていた。見終わった後の爽快感に、思わず拍手を送りたくなった。

上映中、座席後方の高齢の女性が、両手で顔を半分隠しながら、ひと場面ごとに大きなリアクションをしていて少し気になったが、それだけこの映画に引き込む力があったのだと思うと、納得せざるを得なかった。

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Syochan17