劇場公開日 2024年9月27日

憐れみの3章のレビュー・感想・評価

全171件中、121~140件目を表示

3.5めちゃ金のかかったアイロニカルコメディ

2024年9月29日
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だと思って観るとめちゃくちゃ楽しく見れます!

作品の意味とか内容を追おうとするのではなく、ただただ映像と演技の暴力に身を委ねて楽しむことがヨルゴス・ランティモス監督作品の楽しみ方なんだなって。めちゃくちゃ良くできた世にも奇妙な物語2024年秋編って感じですかね?

とにかくドぎつめのエログロがスーパースターの抑揚効かせた演技で上質な笑いに変わっていく(ホンマか?)のを目の当たりにして驚くやら感心するやら大爆笑するやらで終始ご機嫌に楽しめました。欲を言うなら各話40分でまとめてもらえると総尺120分で収まるので2回目観にいくハードルが下がるかなー?とか。

配給する側も「哀れみ」と「憐れみ」を使い分けたりするからこの人達のセンスと監督の意図を余すことなく届けたい気持ちも侮れないです…あと何気にこれって実は3話とも人生の選択の話ってのもKINDS of KINDNESSですわ。初っ端にかかるユーリーズミックスのスイートドリームズも勢いだけじゃなく歌詞もわりと内容とシンクロしてるかもしれないよ?調べてみてね!

あとエンドロール前に席を立たず、R.M.F(Real Mother Fucker マジでクソ野郎)の物語もちゃんと見届けてあげてください!

そうそう気になったのが劇伴が人の声とピアノの短音連打でこれってA24作品だっけ?って思ってしまうほど聴き慣れてる感じがありましたね。やっぱオーケストレーションだとハリウッドの大作っぽくなってしまうので、そうじゃなく魅せたい監督勢の中でこの感じはトレンドなんですかね?そうなると80年代のヒット曲を爆音で使うのもそうかな?

最近のトレンドと言えば俳優さんを真顔でガンガンに踊らすの演出も大好物!本当に大好き!これも最近ならWednesday役のジェナ・オルテガが世界中でバズらせた最高峰のダンスを見せてるので未見の方は是非。

あ!ビートルジュースビートルジュース観に行かないと!

それでは!ハバナイスムービー🎞️

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きーろ

1.5スマホゲームしながら見るやつ

2024年9月29日
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俗に言う起承転結の転結しかないタイプのイケてる感ある映画。起承は観る側に任せることで勝手な重厚感を出してもらうやつ。出ないけど。

時計仕掛けのオレンジの様なこの作品好きって言えばなんかイケてる感出るやつ。あそこまで振り切っても無いけど。

各俳優陣の能力の高さは見物ではあるが、全く無名の監督と俳優陣でこの作品をヒットまでもっていけたかは疑問である。ミニシアター系作品。

転結しかないので1話目はかなり置いていかれる。なにしてるか解らないままモヤモヤと話は進んでいき結局わかりやすく閉まる。まあそうなるか。

2話目はつながりを一瞬意識してしまうけど、結局独立した話なので意識し過ぎるとアレレとなります。なんか悪者がいない胸糞なのでリアリティが無くて。グロもなんかしょーもない。あ、あれがオシャレなグロなんやろか?わからんなあ。

3話目、唯一解りやすいカルト宗教の人達の話。まあ解りやすいだけで設定はコントです。大俳優陣で送るカルト宗教コント。ただし起承が無いので途中差し込まれる追加エピソードがモヤる。

テーマ感のある各ストーリーではあるが、なんつーか。起承のフリもないまま転結するからストーリーに重厚感がでないので。。

つまんない。

ぶっ飛び感も胸糞感もエログロも全て中途半端なのになぜかストーリーも中途半端。

中途半端っすよね?あれ?やっぱこの映画ええやんって言わないとセンス無いと思われるやつすか?

少々寝ても話はわかるタイプのオムニバス作品なのでスマホゲームしながら見るのにちょうどいいと思いました。

ストーリー自体はとにかくオシャレな映像
を意識した胸糞悪い系映画。
胸糞レベルは軽め、いや中途半端ですか。

期待してただけに残念。
というか予告映像とは乖離しすぎてる内容すぎん?笑

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tsigaa

4.0犬だよね。

2024年9月28日
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鑑賞方法:映画館

萌える

三本立て映画を観た感じでお得感があるね。
もう、二本立てもなくなった。
1日に三本観ることもなくなった。

これ3章とも面白かった。

どれも短くはできるが長くはできない。

二章が犬らしくって良かったワン

(o^^o)

憐れみの3章

「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」に続いてヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組み、愛と支配をめぐる3つの物語で構成したアンソロジー。
選択肢を奪われながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する男、
海難事故から生還したものの別人のようになってしまった妻に恐怖心を抱く警察官、
卓越した教祖になることが定められた特別な人物を必死で探す女が繰り広げる
3つの奇想天外な物語を、不穏さを漂わせながらもユーモラスに描き出す。

「哀れなるものたち」にも出演したウィレム・デフォーやマーガレット・クアリーのほか、
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェシー・プレモンス、
「ザ・ホエール」のホン・チャウ、
「女王陛下のお気に入り」のジョー・アルウィンが共演。
3つの物語の中で同じキャストがそれぞれ異なる役柄を演じる。

「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」でもランティモス監督と組んだエフティミス・フィリップが共同脚本を担当。
2024年・第77回カンヌ国際映画祭でプレモンスが男優賞を受賞した。

憐れみの3章
Kinds of Kindness
2024/アメリカ・イギリス合作
配給:ディズニー

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カール@山口三

2.0本作のわけの解らなさは想定内 でも、予想を遥かに超えてきた、これは相当にヤバい

2024年9月28日
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ヨルゴス・ランティモス監督作品 久々の現代劇でルック的にはとてもとっつき易く、楽しんで見始めましたが、途中から何を見せられているのか全く解らなくなり、完全においていかれました(前作『哀れなるものたち(2023)』に続きまたもや超敗北感・・・)

正直 普通じゃなさすぎて、ついには くだらないと感じるようになりました、たぶんヨルゴス監督作品が自分には合わないんだと思います

映画レビューサイト見ると監督の最高傑作など絶賛の声を多々見かけますので、素晴らしいのかもしれませんが、私には全く理解不能で受け取れず、まだまだ修行が足りない様です

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Jett

3.5シュールで‼️❓アバンギャルドな‼️❓からかい上手なブラツクコメディちゃん‼️❓

2024年9月28日
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三話ともかなり使い古されたストーリーだ。
一話は狂う富豪と言いなりになる輩。
二話は精神異常の警察官。
三話は狂信者。
でも、無茶なことするな、犬を酷いことするし、酷過ぎる。
しかし、シナリオは凄い。
これから、何するんや、体調崩してたのが、回復したかと勘違いするレベル、わかるかな。
こちとら、サウナと焼肉が大好物だが、うーん🧐、少し自重してしまうかも。
一と三は冷静に観れたが二は衝撃に備えた、なんで肝臓なん、可愛そうやん、夫婦スワツプ久しぶり、なんかの風刺なん。
三話とも同じ人出てるの、みんなアメリカの普通の人です、そんなメタファーなのかな。
映像は、かなり衝撃でした、元気が湧くほどに。
コメディならこれくらいする日本が観たいかな。
刺激が欲しい人は、是非。

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アサシン5

4.0割と楽しめた

2024年9月28日
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事前情報なしでいきました。
好きな俳優が出ていたので観たのですが面白かったです。
1人で観たのが正解だった気がします。

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blackjack

4.5◇止まらない支配と服従

2024年9月28日
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笑える

 人間社会の中には、少なからず支配と服従の関係が存在します。支配服従関係を最も典型的に示しているのは、奴隷と奴隷主との関係。社会階級として固定された制度として存在してきました。

 現在の民主主義国家において、社会制度としての奴隷制は無くなりましたが、人それぞれの深層心理の奥底には「支配したい欲求」も「服従しなければならない強迫観念」も不気味に蠢いているのかもしれません。

 この作品の題名に使われている"Kind"という言葉の語源には、「生まれながらの」という語義が含まれていたようです。「生まれ」から「生まれのよさ」へと派生して【優しい、思いやりがある】という意味へ。「同じ生まれの」へと派生して【種類】という意味へ。「支配と服従」が人間の「生まれ」に根源的に関係しているものであることを暗喩しているのかもしれません。

 奴隷が解放され、女性が解放されて、平等であると考えられている現代社会。潜在意識の奥に隠されている支配服従関係は、人間存在にとって根源的関心事であるセックスと死に纏わる事柄によって、唐突に表面化してくるのです。

 極端に誇張され戯画化されたこの作品のへんちくりんな世界観の中に、すっぽりと入り込んでしまった時に感じる薄気味悪さ。それは、自分という存在の奥底に押し込められて、隠されている不気味な性質に触れるように感じるからかもしれません。人間の中に潜む動物的な生々しさとの出会いの物語。

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私の右手は左利き

3.5チキチキ ジェシー・プレモンス3変化が評判だが、やっぱりウィレム・...

2024年9月28日
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チキチキ ジェシー・プレモンス3変化が評判だが、やっぱりウィレム・デフォーが持っていくな。特に第3章の教祖役がいい。

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teraox

4.0Who was R.M.F?

2024年9月28日
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悲しい

良かれと思っていた行為がほとんど裏目に出る皮肉。原題のKINDS of KINDNESSや冒頭のテーマ曲sweetdreamsがずっと頭の中をぐるぐる廻る。

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印刷局員

3.5途中で諦めた

2024年9月28日
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2024年劇場鑑賞244本目。
予告で独特の世界観だな、と思って観たのですが独特が過ぎるわ!
邦題通り3章仕立てなのですが、面白いのはそれぞれに主人公の役者がいるのではなく、同じ役者が違う話をオムニバスで演じている所です。この設定は面白いので普通の話でやってくれ・・・。
第1章でこれどういうこと?と思って大した説明もなく終わったので、2章でもう諦めの境地に入り、あのオチでももういいわって感じで、3章もそんな感じでした。普通の映画に飽きた人にオススメです。あんまり普段映画観ない人はあの人が消えたとかの方がオススメです。あれも変な映画ですけど分かりやすいです。

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ガゾーサ

4.0ずーっとうすら怖い、狂気の3話

2024年9月28日
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怖い

知的

予備知識なしで鑑賞。
3話立てのオムニバス。3話それぞれ独立の話。

面白かった。
昨今の日本映画では味わえないブラックテイスト。「奇妙な物語」のような…と言ってしまえばそれまでだが、そんな余韻では終わらない。
原題が「Kinds of kindness」。「憐み・のようなもの」といった感じか。
3話通して登場するR.M.Fという人物への憐れみが舞台装置として登場する為だろうか?
とにかく鑑賞中の3時間、「えっ何?」「どういうこと?」「なんでなんで?」と眉を潜めて頭をぐるぐる回しながらスクリーンにくぎ付けになった。

結局どういう話なの?と言われると一番困るパターンの映画。
お約束ばかりの娯楽に飽きた方にこそおすすめの、狂った3話3時間。
もう一回観たい。

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namaketaro

4.0最新の映像を駆使した「不条理劇」を堪能するならこれ!という一作

2024年9月28日
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約50分の中編3作が織りなす物語は、何についての話か理解できそうになったとたんにするりと指の間をすり抜けて去っていくようなとらえどころのなさ、余韻を残します。

本作が気になるけど、ポスターからは内容がよくわかんないし、長そうだし……、と躊躇している人には、ひとまず鑑賞して、3つの作品のつながりや不可解な描写の意味をあれこれ考えたり、R.M.Fって何者?って推測するなど、いろんな楽しみ方がありますよ、とお伝えしたいところです。

言い換えれば、本作の賞感が、すっきりとはかけ離れたものとなるのはほぼ間違いないので、もやもやを抱えても大丈夫な程度に心の余裕があるときに観るのがおすすめです。

本作はランティモス作品の原点回帰的な色合いが強いので(盟友の脚本家、エフティミス・フィリップの復帰が大きいのでは)、ランティモス監督の前作、前々作である『哀れなるものたち』(2023)や『女王陛下のお気に入り』(2018)よりも、さらにそれ以前の作品群、たとえば『聖なる鹿殺し』(2017)がおすすめかも。これらの作品を通じて、「掟に縛られる人々」、「掟に縛られたがる人々」をランティモス監督が繰り返し描いてきたことが明確になると思います。

ただし『聖なる鹿殺し』は本作以上にショッキングな場面を含む(冒頭から!)上に、やっぱり不条理というか後味が微妙な結末のため、こちらも心にある程度余裕があるときの鑑賞がおすすめ。

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yui

3.0不条理で悪趣味

2024年9月28日
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怖い

難しい

別々の3つのお話を同じ役者が違う役柄で演じている映画。
昔のトワイライトゾーン?星新一のショートショートみたいな感じ。
正直、不条理で悪趣味。
エマ・ストーンの変なダンス見たさに最後まで鑑賞。

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キブン

3.0ユーリズミックスのムダ遣い

2024年9月28日
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「メタファーだよ、象徴的だろ」は、
「聖なる鹿殺し」か、
「ロブスター」か忘れたが、
バリー・コーガンのセリフだっただろうか。

ヨルゴス主導のシナリオは、
テーマもストーリーもまとまらないどころか、
それを言っちゃおしまいのセリフまで書いてしまう。

ジョークのような開き直りのセリフ、
(本作は、R.M.F)も駆使して、
ホラーすれすれの自己意識の暴発、
またはバックファイヤーの、不協和音を鳴らしながら、

登場人物の奇声、奇行、愛情の押し付けは罪なんだろうか等、
を観察者のフィクスのカメラで追っていた。

そろそろネタも無くなってくるだろうと、
予想していたら、
女王陛下の悪態、プアーな尊厳の解放を、
ワイドレンズ、必要以上の仰角、伏角を多用、テーマも狙いも明確だった。

それに伴う美術の造り込み、というアップデートを遂げ、
魚眼のようなパースで、
現代社会にも通じる人間の心の闇や歪みを象徴しているよう・・・
とこじつける事もできなくはなかった。

驚きは隠せなかったが、すばらしい作品だった。

ところが本作は、
ヨルゴス・ランティモスがなんだか初期化されたようで、
撮り方のカロリーも低く、

[愛情][人質][疑い][奴隷]プレイ等、

全体的に変な事はやっているが、
それが単なる「変な映画」の域を出ない。

今後、可能であれば、
バリー・コーガンやエマ・ストーンのようなキャラが活きるような、
女王陛下や哀れなるのような、
ちゃんとしたシナリオライターを起用するほうがいい、

もちろん、ジェシー・プレモンス、デフォー博士も・・観たい、

ホラーやスプラッタ未満の作品を観たいが、
無理な注文なんだろうか・・・

エマ・ストーンの【しらんけどダンス】は笑えた。

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蛇足軒妖瀬布

2.5マーガレットは、

2024年9月28日
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良かったとお思います。演技があまりないからかな?ランティモス監督好きには申し訳ないですが、お前らこういうのが見たいんだろ?が強すぎてだめでした。ジェシー・プレモンスがマット・デイモン見たいな演技をせず自分の芝居して欲しかったです。彼が下手でだめな部分がかなりありました

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michi

3.5エマストーンを見にいきました

2024年9月28日
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不思議体験の2時間45分。訳の分からないストーリーなのに、なぜかそんなに長く感じない。期待した?エマストーンの裸は今回は少し。まあ、しかし前作に続き確かに体当たり演技だわ。

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ケビタン

3.0またまたエグい

2024年9月28日
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どっちが本当?
どれが真実?
病気? 妄想?

いつもの俳優陣と
相変わらずエグい作品ですなー。
エマ・ストーンも良く付き合ってる。

運転うま!

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ボケ山田ひろし

5.0隷従・猜疑・狂信の3章 ★悪趣味炸裂★

2024年9月28日
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 ヨルゴス・ランティモス監督の悪趣味が炸裂。一章ごとにエンドロールが流れるので3本を連続鑑賞した気分になる。だから、上映時間は気にならない。
 最初の章は、金持ちのジジイに人生を売った男の物語。無茶な命令をされて後悔することになるが、やはり贅沢をすてることができない人間の性が哀しい。

 第二章は、遭難して帰ってきた妻が偽物と疑いを抱く男の物語。とんでもないグロシーンにノックアウトされるが、ラストにはもっと驚かされる。

 第三章は、命の水教団と呼んでいいようなカルト宗教にどハマりした女性の物語。個人的にはこの章が一番面白い。乳房とヘソが正三角形の配置をしていて、一卵性双生児の女性が救世主らしくて、その女性を探すエミリー。
 ワケのわからない設定の中、エマ・ストーンがダッチ・チャージャーをフルスロットルでぶっ飛ばす。これがラストへの伏線となるのだが、どのシーンもアングルが決まっていてゾクゾクする。

 演技力がある俳優がヤバイ役を真剣に演じたらこうなるよね。ジェシー・プレモンスの個性的な顔立ちが、各章のスパイスとなっている。

 俺は大好きだけど、人によっては悪酔いすると思う。
 自己責任で楽しむ大人の童話でございます。

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bion

4.0痛みをエロスで中和・・・出来てません(笑)

2024年9月28日
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ヨルゴス・ランティモス監督最新作です。監督の作品は前作「哀れなるものたち」と信頼おけるレビューアーさんからおすすめされた「籠の中の乙女」の2作のみ鑑賞済みです。

特に「籠の〜」で、「痛い描写」に対して耐性というか免疫が出来ていたので、私はそれなりに楽しめました。しかし悪い言い方をするとグロくて悪趣味なシーンが満載で人を選ぶ作品であることは確かでしょう。ちなみに良い言い方のほうは私の語彙力では表現困難なので割愛いたします(笑)。

エマ・ストーンさんはじめおそらく監督作品に何度も出演されてる方がオムニバス形式で、それぞれ違う役柄で演じております。見た目は穏やかで紳士、淑女だが突発的に時に笑みさえ浮かべ何しだすか分からない危うさ、狂気・・・を含ませた演技は、皆さん本当に素晴らしかったです。

また、彼の作品に特徴的で普遍的?なエロシーンは今回も健在ですが、「前触れもなく出て消えてシチュエーションも微妙」なので単発的な清涼剤にはなっても、前述の「グロくて痛いシーン」を中和するまでには至りませんでした。そこが評価星1点マイナス(笑)。

エマ・ストーンさんがどの役も結果、痛めつけられる役で苦しむ姿が印象的でした。その趣向、性癖のある方にとっては加点要素かもしれません・・・。

倫理的には最初からぶっ壊れた作品ですが、設定やストーリーでは決して破綻させず伏線もしっかり張り、最後まで押し切る力量は本当に見事です。

続きものではないですけど、監督の過去作、特に前作は鑑賞してからのほうが理解は深まるかもしれません・・・知らんけど(笑)。

では。

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やまちょう

4.0ヨルゴス・ランティモス・サーカス団・・世にも珍奇な演目を3つ

2024年9月28日
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恐怖の悲鳴では無い。ただただ不愉快なのだ、笑っちゃう位。
ギャーギャー心の中で悲鳴をあげていた。
無茶振りに【従う側】にも、とても問題があると言う理論を
164分の嫌コメディで表現した映画である。
不思議と退屈はせず、あっという間の鑑賞でした。
癖がかなり強い映画で決してオススメはしませんが、
観て損はないが、この笑いのセンスを面白がれるかは、
あなたとわたし次第!!

ギャーっと悲鳴を挙げそうになるシーンが6回位はある。
(声は出すのは必死で堪えたけれど・・・)
原題は【KIND of KINDNESS】
韻を踏んでいて・・・ある種の親切さ、と言う意味らしい。

確かに3章に分かれています。
独立した3つの話しだが、演じる役者が同じで、
違う役をそれぞれが演じているアンソロジーです。
3章目がいちばん意味不明というか、分かりづらかった。

主要キャストはエマ・ストーン、ウィレム・デフォーと
ジェシー・プレモンス、足す、若くてスリムなモデル体型の
ハンター・シェイファーにマーガレット・クリアー。

【第1章】
暴君な社長(ウィレム・デフォー)に生活全般何からかにまで
コントロールされている部下のジェシー・プレモンスは、
ある日遂に「殺人」を命ぜられる。
流石に躊躇していると、「それなら、もう知らない、勝手にやれば」
と、梯子を外されるが、愛妻が消えたり不穏なことが次々起こり、
遂には従ってしまう話し。

【第2章】
海洋学者の妻(エマ・ストーン)が遭難する。
何週間後に生きて帰ってきた妻を警官の夫
ジェシー・プレモンスは別人と疑い、
精神的にも錯乱して、更に食欲をなくす。
必死で料理を作り食べさせようとする妻に警官の夫は、
とんでもない要求を突き付ける。
この2章が一番グロかった。
食欲が失せますので、ご注意を!!

【大3章】
カルト教団に取り憑かれた妻(エマ・ストーン)は、夫と娘に心を
残しているが、教祖(ウィレム・デフォー)の言い付けで、
家庭を捨てている。
夫が薬を酒に混ぜて、エマを犯す。
すると信者に「汚(けが)れている」と見抜かれて、
教祖の信頼を失ったために
エマはとんでもない事を始める。
特別な能力(死体安置所の死人を生き返らせる能力)の
霊能者を探し出す・・・そして・・・悲劇が?

ヨルゴス・ランティモス監督の原点回帰とも言えそうです。
監督はカミュの戯曲化「カリギュラ」を読んでいて、
この映画のプロットを思い付いたそうです。
ローマの皇帝「カリギュラ」はとんでもない暴君でした、
ネロ以上の。
支配するもの、支配される者。
を、描いている。

ジェシー・プレモンス、エマ・ストーン・ウィレム・デフォー。
ヨルゴス監督の指揮で踊る、狂う、はしゃぐ、演じる・・・
どんな命令も即決で完璧きに応答する。
息の合った俳優たちの、珍味を味合う満艦飾のご馳走。
お口に合うかは、あなた次第(笑)

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琥珀糖