憐れみの3章のレビュー・感想・評価
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変で醜悪な笑い
変なコメディ映画でした。
1時間の短中編3作という構成で、出ている役者は同じだが、1本ごとに独立したエピソードで、それぞれ違う役柄を演じている。
底通するのは、何かを猛烈に欲する主人公が、哀れで滑稽なほど必死に動き、手に入れた代わりに何か重要なものを失う不条理さというところか。
または、隷属と服従の関係性とも言える。
とにかく「変」で「醜悪」。
『哀れなるものたち』の気持ち悪さに耐えられる人向け。
一番爆笑したのが、2番目のエピソードの「行方不明の妻と自分が映ったホームビデオを、友人夫妻と見る」シーン。
気に入ったのは、予告編にもあった、エマ・ストーンのダンス。
こういう作品も楽しめる、心の余裕と、多様性への理解ある人間になりたいものです。
知識ありきで評価が変わるコンセプチュアルな映画
何の事前情報も持たずこの映画を観に行きました。寝不足だったので、もし映画がつまらなかったら寝そうだな…と心配しながら観ました。
ショッキング、アブノーマルなシーン不可解で不思議なシーンが沢山あり寝る事はなかったけど…「えっ?何?」と理解に苦しみながら映画を終えました。「多様性の時代って事を表現したいのかな?」とか思いながら帰りました。
しかしYouTubeやネットでネタバレ考察を探し、見ると…「えっ?不可解なシーンにこんな意味があったのか!?」と、すべて腑に落ちる考察ばかりで、この映画の評価は一変しました。
意味不明な映画が「確かにこれは面白い…」となった。
ある程度観る前に事前情報(ネタバレ)を頭に入れてから映画を観るのも面白いかもしれません。
非凡な才能が作り出した作品だと思う。
狂気の映画
玄人さん向け
不協和音の連続
「哀れなるものたち」エマ・ストーンが好きなら必見
グロテスクな描写も話題になった、エマ・ストーン主演「哀れなるものたち」が好きなら、まさにぴったりの作品。彼女はこの映画でも変な役を熱演しています。大人向けの、グロテスクなイソップ童話のような、まったく関連のない3つの話で構成される(主要俳優は配役がシャッフルされている)3時間弱。いちばん過激と思われる描写の2話目が、いちばんハッピーエンド。けっしてB級映画ではなく、サーチライト・ピクチャーズらしい、ちょっと規模が小さめの良作だと思う。3話目は ほぼブラックジョークなオチで、私は笑ってしまった。この作品は、パンフレットとして「サーチライト・ピクチャーズ完全読本1994-2024」が売られているので、そちらもおすすめ。
最初のから何がしたいのかよく分からず えらいの観てしまったな… 終...
面白かった
意味わかんなかったw
悪趣味(と私は感じた)
観てるのがシンドかった。
ここまで、悪意とか、利己的行動とか、2時間半以上集中的に見せられると辛い。
2.3回、途中で出ようかと思ったけど、周りにご迷惑が掛かるし、全部観てないでなんか言うのも違うと思ったので、最後まで観た。
予告編等で内容がわかってなかったので、出演陣のネームバリューで観てしまったが、内容の情報を掴んでいたら観なかったと思う(好みの話をしているだけですが)。
映画は監督のもので、役者は演出されれば演じるしかない(降りるんなら別だけど)んで、よく頑張ったと思う。(単に私の思い入れ。本人は喜んで演じてたかも知らんが…)
【撃沈のため判定不可】星は便宜上……
待ちに待った大好きヨルゴスたん最新作を前情報入れない状態で観賞。ノリノリで観に行ったはずなのに、予定してなかったグロ描写で血の気が引き引き、吐き気マシマシに。本気で卒倒するかも、と心配になって途中退室すべきか悩んだけど、なんとか最後までは完走ε-(´∀`*)ホッ
とゎいぇこの状態に陥った時には大概自己防衛本能が働き、脳が「怖いなら、辛いなら、寝てしまえ!」と強烈な指令を出してくるため強睡魔に襲われ続け、その後は断片的にしか観賞出来ず😭映画そのものを評価できるほどまともな状態で観られてないので、今回は星評価なしとして、覚悟して再鑑賞予定!
(雑感)
ヨルゴスたんにアリ・アスター感にヤラれた(撃沈寸前)
『地球を救え!』のリメイク版とか大丈夫かな、あたし。
ランティモスでお腹がいっぱい!?
一年の内にヨルゴス・ランティモスの新作を二本も観れるなんて嬉しいような、鑑賞後は既に飽きが来てしまっている自分がいるようでいないようで??
オムニバスである3章からなる物語は一本で撮れない苦肉の策かとランティモス、役柄は違うがキャストは皆同じでどこか続いている物語でも無くそこに斬新さとそれぞれで違う顔を見せる役者の演技、特にジェシー・プレモンスには脱帽の反面でウィレム・デフォーは良い意味でデフォーまんま久に普通の姿を拝んだ気も!?
印象に残るのは生々しいエロくないエロがエロくて痛々しい暴力性が際立ちながらコメディ要素が散りばめられた雰囲気、マーガレット・クアリーはど下ネタ全開のコーエン弟が撮った『ドライブアウェイ・ドールズ』でも脱がないのに本作ではあっさり過ぎて呆気に取られてしまう。
楽しめなかったので長い苦痛─
明確に意識があったのは、ユーリズミックスのところだけ(短ッ!)でした。そこから長い長い忍耐と闘いzzz...がありました。ちょっと意味が分からないというのが正直なところ。自分みたいな凡人が理解できない、天才的な創造性だったと、とりあえず─。
この監督の作品を全部見ているわけではありませんが、これ以外の観賞作品はかなり楽しめました。これだけ特別に理解不能でした。全作品、独特な創造性とグロテスクな雰囲気はこの作家の特色なのでしょう、この作品でも炸裂していました。その上、この作品こそ最も監督が好き勝手に仕上げている印象なので、ゆえにこの作品こそがランティモスの真骨頂といえるのかもしれません、半分寝ていて決してしっかりと把握しきれているとは思いませんが・・・。なんか3つぐらいの異なる物語があったような、常にエマ・ストーンが出ていたような、やっぱエログロだったような、という終幕して意識が戻ったときの印象で、さすがにもう一回ちゃんと見て、ちゃんとした印象を記録しておこうと、そのときは思ったのですが、じわじわとやっぱ全く理解できなかった作品なのかな、何度見ても自分には理解できないかなと思ってきて、とりあえず、天才が好き勝手自由気ままに思う存分つくり上げた作品なのかなという認識に落ち着きました。
あたりまえですけど、生の時間には限りがありますので、正直、長い映画は何度も見たくはありません。なるべく一度で少しでも理解できる作りにしてほしいものです。
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