「お花畑」シサム みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
お花畑
なラストにモヤモヤしたまま映画館を後にした。
話せばわかるとか自分たちが正しければ誰かがなんとかしてくれるとか、
そんな世迷い言を世界情勢がこんな時に・・・・。
アイヌに興味を持ったことはほぼない。
蝦夷(えみし)の土地に住むものとしてその苦難の歴史は容易に想像できる。
だから、途中までは興味深くこの若者がどう活躍してくれるのか観ていた。
だが、どんどんトーンダウン。
特に何もしないし、何の力もない。
剣術でも負けっぱなしなのに、なんだか偉そう?
途中からはアイヌが今の日本に思えてきた。
そして、あのラスト。
そんなことをしても何の救いにもならない。
マスターベーションに過ぎない。
折角2人のヒロインがいたのに、それを生かすストーリーにはできなかったのだろうか。
アイヌの娘の方は面差しはYUIに似ているような気がして、特に印象に残った。
世界は救えなくとも、身近な人の力にならなれように。
コメントする