「良き隣人ならば平和な関係が持続するが」シサム 梅じんの相棒さんの映画レビュー(感想・評価)
良き隣人ならば平和な関係が持続するが
北海道の原住民アイヌ民族を知るうえで貴重な映画、アイヌの彼等は自然、その土地に生かされてる意識を持った民族で我々人間が欲深くなると自分さえ良ければという意識のもと行動するようになるが、アイヌの人々は決してそうはならず我々が持ちたい意識の持ちつ持たれつお互い様、困ってる人には手を差し伸べると言った人間として真っ当な民族。
欲をかいた松前藩はじめ本土の人間は次第にやりたい放題、不平等貿易に、アイヌの人々にも苛立ち不満、怒りが満ちてくるのは当然。世界各地で紛争、戦争、睨み合いがある世の中で人間としてどうあるべきかを伝える映画だったと観終わったあとの感想です。
日本国内でもいまだにアイヌ差別があると聞きます。北海道に行けばアイヌを知るための施設や伝承者が居ます。
世界的にも大航海時代から始まった原住民と開拓移民、侵略者の関係性での差別も有ります。
お互いが思いやりと手を差し伸べる気持ちこそが対等で良き隣人への近道なのではないだろうか。
シサム=良き隣人、とはなかなかの映画タイトルだと思う。
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