「和人とアイヌの物語」シサム だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
和人とアイヌの物語
子供の頃北海道に住んでいたので、アイヌはちょっと身近。ゴールデンカムイも好き。
今年の夏、念願のウポポイにも行けたし。
アイヌの映画の中でもとても観やすいと思います。ストーリーも面白く、どつなっていくのか分からなくて最後まで楽しめた。
寛一郎さんも良かった。情けない少年から、立派な大人まで見事でした。
北海道の映像も良かったし、その他の映像も緊迫感があって良かった。
アイヌ語の字幕はあった方が観やすいかな。出会いのシーンは言葉が通じないのは分かりますが、後半に字幕出すなら始めから出して欲しい。
アイヌを取り扱うと、差別と迫害があったことは避けられないテーマです。
同時に、アイヌ文化やアイヌの伝統も素晴らしい。この映画ではアイヌの魅力は出ていない。もっといろいろも魅力を見せて欲しかった。
あのトランス状態になりそうな不思議な魅力は皆無。
これは和人とアイヌの物語であって、アイヌと和人の物語では無い。あくまで目線は和人側ですね。
和人から見て、可哀想なことをしたという目線。
エンドロールもアイヌの音楽で浸っていたら、中島みゆきで、私には台無し。
ただ、アイヌについて知ったり、興味を持ってもらえる良い映画だと思います。
スコセッシのキラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのエンディング、ネイティヴ・アメリカンのドラムと虫の音、風の音にはいつまでも浸っていられました。あんな感じがよかったです。
共感ありがとうございます。
自分は九州出身なのですが、奄美〜熊襲〜アイヌ〜エスキモー〜ネイティブアメリカンは同じ民族と感じます。人類学に詳しくないのでシンパシー程度ですが、先住民の迫害は見ていてキツイですね。
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そうなんですよね、、、それだけ存在感があるのいう事なのですが。、、、吉永小百合さんも出演すると一気に染まります。
今回はちょっとエンディング曲は無い方が良かったです。