「イタタタタ×2はアイヌ語ですか?」シサム Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
イタタタタ×2はアイヌ語ですか?
蝦夷地で使用人に兄を殺され、自身も瀕死の重傷を負った松前藩士の息子がアイヌに助けられ敵討ちを志す話。
兄を殺した善助を追い詰めるも返り討ちにあい、倒れているところをアイヌのコタンへ連れて行かれて巻き起こっていくストーリー。
朦朧とする意識の中月代は伸びて行くことで臥せっていた時間の長さをあらわしているけれど、伸びるの速すぎじゃ…。
そしてコタンで暮らし、体力を戻しつつも、復讐心を抱き続ける主人公に転機が訪れ、恩返しをしてからとなっていくけれど、旅立つ日は遠く…。
善助の登場の仕方はまさかだったけれど、人として共に過ごした時間からの情からくる、意識や思考の変化を成長としてみせていく。
逃げろが降伏しろに置き換わっていたのはちょっと解せないところもあったし、全てがうまく行くわけではないところもあり、少しモヤッとしたものが残ったけれど面白かった。
コメントする
トミーさんのコメント
2024年9月15日
コメントありがとうございます。
サヘルさんはルーツからもこの作品に出た意味は大きいんでしょうが、敵の筈の和人と深い仲に・・ってのはもう少し濃く匂わせてほしいですね。
トミーさんのコメント
2024年9月15日
共感ありがとうございます。
今作で一番引っかかったのがサヘルローズさんと和田正人さんの関係、もう少し恩讐的なものが・・自分はいつも和田さん≒森田剛さんに見えてしまいます。